【アプリ広告初心者の方必見】 失敗しないための重要ポイント・出稿すべきおすすめ媒体
アプリストアでも人気アプリがずっと上位表示されているため、新規アプリはなかなかユーザーの目にとまりません。
そのため、ユーザーを大きく増加するには、広告出稿が欠かせません。では、広告出稿するとき、どんなことに気を付けて行えばいいのでしょうか?
今回はアプリマーケティングの初心者を対象に失敗しないために押さえておくべきポイントと主要な媒体をご紹介します。
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プロモーションする前の基本準備
広告計測SDKを導入し、広告効果を適切に分析しよう
広告効果がよかったのか、悪かったのか評価するために必ず計測ツールを導入する必要があります。
広告計測SDKの詳細は「アプリプロモーションに必須の広告計測SDKとは?」で詳しく説明していますので、ぜひご確認ください。
アプリマーケティングの基本用語を理解し、適切な運用をしよう
広告出稿前後で代理店、媒体担当者とのやり取りが発生したり、レポートから分析をするケースが発生します。
基本用語を理解していないと、コミュニケーションの齟齬が発生し間違った方向に行ってしまったり、分析を誤ってしまうことが起こります。
そういうトラブルを未然に防ぐためにも基本用語は理解しておきましょう。
まだの方は「これだけは押さえておこう アプリマーケティング主要KPI 13選」を一度みてください。
ASO対策をしてCVRをあげよう
ASO対策は一般的にストアの検索からの流入最適化の文脈で語られますが、外部広告の出稿時も重要度が高いです。
当たり前の話ではありますが、広告で興味を持ったユーザーが最後に閲覧するのがアプリストアの詳細ページです。
詳細ページがいまいちな状態では、ユーザーがインストールしないのはもちろん、無駄な広告コストだけが発生してしまいかねません。
そのため、詳細ページのアイコン、画像、説明文はCVRが高まるよう最適化しておきましょう。また、レビューの点数やコメントも注意が必要で、悪い評価が多い場合はCVRを大きく下げます。
関連記事:ASO対策とは?重要性と基本の対策ポイント
プロモーションの目標を決めよう
なぜ目標が必要なのか
目標がないと適切な広告運用ができず、失敗に終わるケースが多いためです。
たとえば、1ユーザーから得られる生涯収益が500円のアプリがあったとします。
仮に1ユーザーの獲得コストが1000円の場合、500円の赤字となってしまいます。
そのため、目標や許容できる数値を予め設定しておき、その数値に合わせて媒体選択や運用をしていく必要があります。
まずは自社アプリの数値を見よう
目標数値を決めるにあたり、まずは自社アプリのオーガニックの数値をチェックしましょう。
一般的に広告で獲得したユーザーはオーガニックで獲得したユーザーよりパフォーマンスが良好なことは少ない傾向です。
そのため、広告効果はオーガニックより低い数値で目標を立てたほうがいいでしょう。オーガニックユーザーは自分でアプリを探した積極的なユーザーであるのに対し、広告で獲得したユーザーは受動的なユーザーのため、LTVにも差異がでるためです。
競合他社アプリの数値を確認しよう
自社アプリだけではなく、競合他社のアプリではどのくらいの実績なのか確認し、参考にしましょう。
確認する方法は競合分析ツールで確認したり、広告媒体やネットワーク、代理店に聞いてみる方法があります。類似ジャンルの獲得コストや継続率、ROASなど参考になる情報を提供してくれます。
代理店や媒体にも共有が必要。どんな数値を共有すればいい?
獲得コストや継続率など目標値を決めたら、かならず媒体や代理店に共有し、それに合わせた運用をしてもらうことが重要です。
目標値によっては、そもそも高水準すぎて現実的ではないケースもありますし、媒体によってはひたすら獲得数だけを増やしてそれ以外の指標は関知しないケースもあるためです。
出稿する媒体の選び方
媒体の種類
さまざまな広告媒体がありますが、「運用型広告」と「成果報酬型広告」の2種類に大きく分けられます。
▼運用型広告
広告が表示された回数やクリック数に応じて広告費用が発生するモデルです。
そのためCVRが高い場合など運用がうまくいけば低い単価でユーザーを獲得できますが、場合によっては無駄なコストだけが発生しまったく獲得できないリスクもあります。
主な媒体はGoogle UAC、App store search ads、Facebook、Twitter、LINEなどが挙げられます。
▼成果報酬型広告
運用型広告のようなリスクはなく、予め獲得単価を決め、獲得数に応じて広告費用を支払うモデルです。国内では「GMO SmaAD」、「Zucks」、「smart-C」などがあります。
おすすめの媒体選定方法
WEBで探すとたくさんの広告ネットワークや媒体が出てきます。
それぞれ課金モデルや特徴など様々な違いがありますが、どれが良いのか悩むことも少なくありません。
その時におすすめなのが、AppsFlyerが提供しているパフォーマンスインデックスで評価の高いところを選択する方法です。
パフォーマンスインデックスは、毎年広告計測SDKであるAppsFlyerがリリースしている広告ネットワーク・媒体のパフォーマンスランキングになります。
インストール数、継続率、ROASなど様々な指標での評価となりますが、データ量・精度・客観性の観点からも信頼できるランキング情報です。
AppsFlyerとの連携方法などによってランクインしていないネットワークもありますが、非常に参考になるかと思います。無料ですのでぜひチェックしてみてください。
AppsFlyerパフォーマンスインデックス
おすすめ鉄板パターン
媒体の選び方などを紹介しましたが、どの媒体を選んで、どのくらいの予算を配分すれば良いか気になりますよね。
アプリのジャンルや目標とする指標によっても異なりますが、一般的な推奨配分例を紹介しますので参考にしてください。
たとえば、1000万円の予算の場合であれば、以下のような配分がオーソドックスだと思われます。
- Google、ASA:400~600万円
- 運用型広告(Facebook or Twitter or LINE):100~200万円
- 成果報酬型広告:200~300万円
やはりGoogle UAC、ASA(App Store Search ads)のコストパフォーマンスは高い傾向があり、まずはここは確実に出稿した方がよいです。
それ以外はアプリのジャンルやターゲット属性によってTwitterやFacebookを使い、あとは成果報酬型広告のメニューを組み合わせるのがバランスの良い組み合わせかと思います。
成果報酬型広告はCPI固定のため、運用型広告のCPI高騰リスクとバランスを取る上でも組み合わせが好ましいです。
広告代理店とインハウス(自社運用)どちらがいい?
広告を出稿する場合、広告代理店に任せるパターンと自社のマーケティング担当者が運用を行うパターンがあります。
それぞれのメリット・デメリットがを理解し、自社の人材リソースや予算などからどちらが適しているか決めるのがよいでしょう。
代理店のメリット・デメリット
▼メリット
- 他社事例や良好媒体などノウハウが豊富
- 各媒体との調整を任せられるため工数がかからない
- 代理店によっては、運用だけではなくクリエイティブ作成も行ってくれる
▼デメリット
- 自社でのマーケティングノウハウが蓄積されない
- マージンによるコスト(一般的に20%が相場)が発生する
インハウスのメリット・デメリット
▼メリット
- 自社でマーケティングノウハウが蓄積できる
- マージンコストがかからない
▼デメリット
- 運用する人材リソースの確保が必要
- マーケティング担当者の資質に左右され、代理店のように簡単に変更はできない
代理店の付き合い方・選ぶポイント
必ずしもインハウスと代理店のいずれかを選ぶ必要はありません。
この媒体はインハウスで行い、他は広告代理店にお任せするといったハイブリッドで行っているところも珍しくありませんので、自社の環境や予算に合った形を模索してみてください。
また、広告代理店を利用する場合は、1つだけに限定せず複数の代理店から話を聞くのが望ましいです。選ぶ際のポイントをいくつか紹介しますのでご参考にしてください。
- 自社アプリの内容やKPIを理解してくれているか(理解する姿勢があるか)
- 類似アプリでの具体的な実績例があるか
- 対応の柔軟性やスピードが早いか
- クリエイティブの作成が可能か、広告パフォーマンスという点でクオリティが高いか
さいごに
アプリプロモーションはWEBプロモーションとは違った部分がかなり大きく、指標、計測ツール、媒体の特性など多岐にわたり、多くの知識と情報収集力が必要となります。
詳しい外部コンサルタントや知人、広告代理店など様々なチャネルを活用して、プロモーションを成功させましょう。
弊社のご紹介になってしまいますが、GMO TECHではアプリプロモーションのご相談も受けておりますので、ご興味がある方やアプリ集客でお困りの方はお気軽にお問合せください。
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