【SDK導入時の必須設定】アンインストール計測のメリット
広告計測SDK導入の際に多くのアプリでは、チュートリアル突破、会員登録などのアプリ内イベントを設定するかと思いますが、アンインストールの計測をしていないアプリも多くあるようです。
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アンインストール計測の目的とメリット
ユーザー分析と施策の精度が上がる
いつ、どのユーザーがアンインストールしたのかを計測することによって、アプリ分析の精度が向上します。
たとえば、どのアプリもリテンション率向上を考えているかと思いますが、アプリを起動しなくなったユーザーには2種類いることを理解することが必要です。
単純に興味がうすれて休眠しているユーザー(アプリはインストール済み)とアンインストールし能動的に利用を辞めたユーザーです。
2つのユーザー心理とアプローチは異なりますので、分けて分析する必要があります。
アドフラウド対策にも効果的
アンインストールを計測することでアドフラウド防止にも役立ちます。
たとえば、アプリインストールを成果地点としたプロモーションでは、不正にアプリをインストールし報酬を稼ぐ媒体もありますが、インストール後にすぐアンインストールをする傾向も見られます。
他の媒体よりアンインストール率が高い、またはアンインストールするタイミングが集中しているなどの異常値を検知することが可能です。
もちろん、アドフラウドは巧妙化しているため、この指標だけで判断するのは危険ですが、1つのチェックポイントとして十分に活用できます。
アンインストール計測の仕組みと必要なこと
サイレントPUSHという仕組み
サイレントPUSHという仕組みを活用します。
PUSHとは、アプリをインストールしたユーザーにPUSH通知でお知らせを送ったりするのと同じです。PUSHを送ることでインストールしたユーザーが既にアンインストールしているのかを判別します。
通常のPUSHと違う点は、ユーザーにメッセージが表示されず、バックグラウンドで通信が発生するだけになります。
必要なこと
まずは、広告計測SDKの導入が必要です。
アンインストールしたという情報をレポートで表示したり、分析に活用するために必要です。
Androidの場合はFirebaseの導入、iOSの場合はPUSHの設定が必要になりますので、エンジニアサイドの協力が必要になりますので、早めに準備を進めましょう。
具体的な方法は、adjust、AppsFlyerにて詳細が記載されていますので、ご確認ください。
関連記事:アプリプロモーションに必須の広告計測SDKとは?
計測データの確認と注意点
データの確認
広告計測SDKのレポートにて確認することができます。以下イメージはAppsFlyerでのレポート画面になります。右端にアンインストール数とアンインストール率を確認することができます。
引用元:AppsFlyer「アンインストール測定」
レポート以外にもローデータから確認することも可能です。
iOSはプッシュ通知を拒否している場合は計測できない?
SDKによって仕様が異なるようで、iOSにおいては、AppsFlyerとadjustで計測対象が異なります。
iOSでプッシュ通知自体を無効にしている場合、adjustでは問題なくアンインストールの計測はできるものの、AppsFlyerでは計測できません。
AndroidはどちらのSDKもユーザーの許諾関係なく計測可能です。
iOSは反映まで時間がかかる?
AppsFlyerの場合、iOSのアンインストール情報がレポートに反映されるまで時間がかかる点は注意が必要です。たとえば、AppsFlyerでは以下のような説明がされています。