サーチコンソールの「平均掲載順位」とは?確認方法と目安を解説
特にアフィリエイトや自社商品の宣伝などを目的としたサイトの場合、訪問者が増える=大きな収益に繋がります。
アクセスを集めるには、狙ったキーワードにおいて検索結果の表示で上位を取ることが必要です。現在の検索順位を知るためには、Googleサーチコンソールの「平均掲載順位」を使います。
今回は、サーチコンソールの平均掲載順位とは何か、確認する方法や目安について解説していきます。
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Googleサーチコンソールの「平均掲載順位」とは?
そもそも「平均掲載順位」とは、検索したいキーワードにおける平均順位をチェックする指標のことです。
例えば、「腕時計」で上位表示を狙っていて平均順位が8位だった場合、下記のような状況が考えられます。
- 「腕時計」:7位
- 「腕時計+おすすめ」:12位
- 「腕時計+メンズ」:2位
- 「腕時計+プレゼント」:11位
「腕時計+〇〇」といった組合せを含む4キーワードの順位数の合計は32で、これを4キーワード分で割ると平均が8位ということになります。
平均掲載順位は1位に近づけば近づくほど、Webサイトへの高い集客率が見込めます。
Webサイトへ検索エンジン経由での集客を図るならば、狙ったキーワードの1~3位には表示されなければアクセスを集められません。
検索している人の多くは、検索結果の上位表示されている順にWebサイトを訪問していき、知りたいことがわかった時点でそれ以降のWebサイトに訪問することはほとんどないからです。
例えば「誕生日+プレゼント+3歳」のキーワードで検索した場合、
- 1位のWebサイトでは満足しなかった
- 2位のWebサイトでも満足しなかった
- 3位のWebサイトで気に入ったプレゼントを見つけた
- (4位以降のWebサイトは見る必要がない)
といったように、いくらサイトで良質な情報を提供するコンテンツを用意していたとしても、順位が低いとそもそも訪問してもらえない可能性が高いのです。
そのため、自分のWebサイトは狙ったキーワードで掲載順位が何位なのかを知るために、平均掲載順位を計測する必要があります。
平均掲載順位の確認方法
ここからは、平均掲載順位の確認方法をご紹介します。Googleが提供する「Googleサーチコンソール」を使って確認していきます。
Googleサーチコンソールを使用するには、まず検索したいWebサイトを登録する必要があります。「ドメイン」「URLプレフィックス」の2パターンがありますが、今回はURLプレフィックスで登録します。
URLを入力する枠内に検索したいWebサイトのURLを入力して「続行」を選択します。
Webサイトを登録する際、そのサイトが自分のものかどうか所有権を確認する必要があります。認証方法はいくつかあるので、それぞれ対応しましょう。
上記のようにHTMLファイルで認証する場合、コードを自サイト内のHTMLに書き込む必要があります。書き込みが終わったら「確認」を選択します。
所有権の確認まで終わったら、実際に平均掲載順位を確認することができます。
左メニューの「検索パフォーマンス」を選択すると、平均掲載順位が上の部分に表示されます。この部分をクリックすると、キーワードごとの掲載順位などを細かく見ることが可能です。
下の方にキーワードリストが出てくるので、ここで詳細データを確認します。これらのデータを確認することで
- 掲載順位
- 訪問されたキーワード
- どのページがよく見られているのか
などがわかるので、これらのデータをもとにWebサイト全体や記事を改善するのに活用できます。
平均掲載順位の目安やSEO対策への活用方法
続いて、平均掲載順位の目安とSEO対策への活用方法を解説します。
平均掲載順位は、もちろん高いに越したことはありません。しかしあくまでも「平均」なので、上位表示したいキーワードですでに上位を取れている場合、別のキーワードの順位が低いせいで平均順位が下がってしまったとしても、あまり気にする必要はありません。
例えば、「腕時計+おすすめ」で上位表示を取りたい場合
- 「腕時計+おすすめ」:1位
- 「腕時計+安い」:15位
- 「腕時計+高級」:14位
上記の例であれば平均掲載順位は30÷3=10位となりますが、狙ったキーワードで1位を確保できているので、平均掲載順位にはそこまでこだわらなくてよいでしょう。
次に、活用方法についてです。もし狙ったキーワードで上位表示できていない場合でも、意図せず他のキーワードで上位表示されているのであれば、記事構成を見直す方法が考えられます。
また、意図しないキーワードで順位が上がっていた場合、いっそのことそちらのキーワードのほうに注力するのも手です。
例えば、「腕時計+おすすめ」では上位表示ができていないものの「腕時計+高級」では1位が取れている場合、収益を上げるという観点では「腕時計+高級」の方向で商品を紹介したほうが効率はよいですよね。
このように、平均掲載順位はあくまでも目安でしかありません。平均掲載順位を重視するよりは、
- クリック率
- サイト滞在時間
- 表示回数
といったアクセスや収益に直結する要素に注目したほうがよいです。これらの要素は、構成の見直しなどで十分に改善が可能です。
掲載順位の上げ方について
掲載順位を上げるためには全体的な順位を押し上げる必要があるので、SEO対策をしなければいけません。
SEO対策には、コンテンツ内を最適化する「内部施策」、被リンク設置などの「外部施策」といった幅広い方法がありますが、訪問者にとって優しいユーザーファーストのコンテンツを作ることが最も重要です。
具体的には、「訪問者が知りたい情報を的確にわかりやすく伝える」ことができれば、そのコンテンツはユーザーファーストと言えます。
例えば「腕時計+おすすめ」で訪問者を集めたいなら、
- おすすめのブランドはあるのか?
- 予算別におすすめはあるか?
- 年代別におすすめなものはあるか?
- ファッションとの兼ね合いはどうか?
- 選ぶ基準はあるか?
などといった情報を訪問者は知りたいはずなので、これらの要素をきちんと記事内で解説する必要があります。
キーワードに合った情報が書かれていない記事は訪問者にとって役に立たない記事なので、結果的に検索エンジンからの評価も下げてしまいます。
また、「h2」「h3」などの見出しを使って情報を整理しなくては訪問者にとって読みづらい記事になってしまうので、ユーザビリティが低下した結果、検索エンジンからの評価も低下してしまうのです。
このように、訪問者から見て「わかりやすい」「知りたい情報がある」「読みやすく整理されている」といった満足度が高い良質なコンテンツとなるよう、常に調整をしていく必要があります。
記事を投稿する際もユーザビリティに配慮する必要がありますし、すでに投稿済みの記事でも情報が古くならないように更新していくといった作業が大切です。
まとめ
今回は、Googleサーチコンソールの使い方や平均掲載順位の活用方法についてご紹介しました。
ビジネスでWebサイトを運営するならば、どのような目的であってもアクセスを集める必要があります。
アクセスを集めるためには、Webサイトがユーザーの目に留まるように検索結果で上位表示させる必要があるので、平均掲載順位を知ることは大きな手がかりになるのです。
Googleサーチコンソールでは、Webサイト全体のパフォーマンスを表す平均掲載順位だけではなく、キーワードごとのクリック率や表示回数・掲載順位なども知ることができます。
これらの詳細なデータを活用して、コンテンツの作成や改善をすることで、平均掲載順位の向上を狙います。
掲載順位を上げるにはSEO対策が有効ですが、どんな手法よりも大切になるのがユーザビリティを向上させることなので、まずはユーザーファーストを意識したコンテンツを作っていきましょう。
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