平均セッション時間の目安は?滞在時間をグンと伸ばす8つの具体策
このページでは、記事の平均セッション時間の目安と、滞在時間を増やすための具体策を中心に解説していきます。ぜひ、記事を書く際の参考にしてみてください。
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平均セッション時間の目安はサイトの内容による
平均セッション時間の目安は、サイトの内容によって大きく異なります。
どのような目的を持つ人をターゲットに設定しているかで、すぐに別のサイトに移動してしまうのか、長く滞在してもらえるのかが変わるからです。
例えば、数学の問題の答えがわからない学生がいるとします。その学生が問題の答えだけを載せているサイトを見た場合、答えがわかった時点ですぐにサイトを閉じてしまうでしょう。
一方で、答えだけではなく回答を導き出すための計算過程まで詳しく載せているサイトを見た場合、学生は詳細な情報まで目を通し、結果的にサイトの滞在時間が長くなることが予想されます。
このように、平均セッション時間の目安はサイトの内容とターゲットによって大きく変わるのです。
アナリティクスにおける「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の違いとは?
「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の違いは、主に以下の通りです。
- 「平均セッション時間」はサイト内の平均滞在時間
- 「平均ページ滞在時間」は1ページあたりの平均滞在時間
どちらもGoogleアナリティクス上で秒単位まで表示されています。それぞれ詳しく解説します。
Googleアナリティクスの使い方|GA4の登録方法やレポートの見方も解説
「平均セッション時間」とは
「平均セッション時間」とは、サイト内の平均滞在時間のことです。平均セッション時間には、最後に閲覧したページの滞在時間はカウントされません。また、1ページのみを閲覧した場合もカウントされません。
Googleアナリティクスでは、平均セッション時間は「ページの閲覧開始時間と遷移したページの閲覧開始時間の差」で算出しています。このことを踏まえたうえで、以下の表をご覧ください。
ユーザーαが閲覧したページ | 各ページの滞在時間 |
---|---|
ページA | 120秒 |
ページB | 50秒 |
ページC | 60秒 |
合計 | 230秒 |
セッション時間としての合計 | 170秒 |
ユーザーαがページA、ページB、ページCと移動して閲覧したとします。ページCはその後の移動先がないため、滞在時間としては60秒あったとしても、先ほどの計算方法に基づくと平均セッション時間が0ということになるのです。また、ユーザーβがページA、B、Cのどれか1ページのみを閲覧した場合でも、平均セッション時間は0になります。
つまり、ユーザーが複数ページを閲覧したうえで、最終ページ以外のサイトの滞在時間が「平均セッション時間」として計算されるのです。
今回の例で言うと、ユーザーαが上記の表のように滞在してユーザーβが1ページのみ閲覧した場合、ユーザーαとβのアクセスによるセッションは2回となるので「170÷2=85秒」が平均セッション時間となります。
「平均ページ滞在時間」とは
ユーザーαが閲覧したページ | 各ページの滞在時間 |
---|---|
ページA | 120秒 |
ページB | 50秒 |
ページC | 60秒 |
合計 | 230秒 |
セッション時間としての合計 | 170秒 |
「平均ページ滞在時間」は、1ページ当たりの平均滞在時間です。計算方法は平均セッション時間とほぼ変わりません。平均ページ滞在時間もまた、最後に閲覧したページの滞在時間、1ページのみ閲覧した場合の滞在時間についてはカウントされません。
先ほどと同じく、上記の表を例に見てみましょう。こちらもページCの閲覧時間はカウントされません。また、ユーザーβが同様に1ページのみ閲覧したとすると、ページの平均滞在時間はやはり0秒です。しかし、ページへのアクセスはPV数として1回カウントされます。
それでは、上記をもとに平均ページ滞在時間を計算してみましょう。ユーザーαはPVが3、セッション時間は170秒。ユーザーβはPVが1、セッション時間は0秒。「170÷4=42.5秒」が、平均ページ滞在時間となるわけです。
SEOに影響しない平均セッション時間の対策が必要な理由とは?
「平均セッション時間はSEOに影響しない」と、Google社員がYouTube(2016年8月26日)で回答しています。あくまでも当時の情報なので、現在も変わっていないのかは不明です。
仮に現在もSEOに影響はないとして、それでも平均セッション時間の対策が必要になる理由とは何なのでしょうか?
答えは、滞在時間が延びるとユーザーの満足度が高いとみなされるからです。
もちろん、長く滞在していても読み手の問題が全ては解決しないケースや、ページを開いたままただ放置しているケースもあるので、必ずしも「ユーザー満足度=滞在時間」とは言えません。よって、ランキングシグナル(検索順位を付ける指標)には使いにくい指標と言えます。
しかしGoogleは、「About Google」で「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と述べています。つまり、ユーザーのことを考え、寄り添ったサイトを作成すれば、満足したユーザーがお気に入りに追加して読み返すことで、結果的に回遊率や滞在時間を延ばすことができるのです。そのことを踏まえると、滞在時間が長いサイトはユーザーの満足度が高いと予想されます。
よって、SEO対策の観点から見ても、滞在時間が長いとユーザー満足度が高いとGoogleにみなされる可能性が大きいので、平均セッション時間を延ばす対策を講じることは必要と考えてよいでしょう。
平均セッション時間を伸ばす7つの方法
平均セッション時間を延ばす方法は、主に以下の7つです。
- 見出しを使い1つのコンテンツを短くする
- 検索意図にあった構成
- 文章を補足できる画像を使う
- 文字の装飾でメリハリをつける
- 内部リンクの構造を見直す
- 簡潔でわかりやすい文章を心がける
- 直帰率を下げるために結論から書く
- 以下で詳細を説明します。
見出しを使い1つのコンテンツを短くまとめる
1つ目は、見出しを使い1つのコンテンツを短くまとめることです。
もし、あなたの開設したサイトが見出し1つしかないとても長い文章の羅列だった場合、どうでしょうか。ほとんどの方は「読みづらい」と感じてすぐにサイトを離れ、別のサイトを閲覧しに行ってしまうかもしれません。
こまめに見出しを付けて内容を短く区切っていくことで読みやすくなり、読み手のストレスが軽減されると同時に離脱も減るので、平均セッション時間の増加に繋がります。
検索意図に合った構成
2つ目は、検索意図に合った構成にすることです。
ユーザーの検索意図とギャップがある内容の場合、ユーザーは「読んでも意味がない」と認識してすぐに別のサイトに移動してしまう可能性があります。これも、平均セッション時間を短くする原因になります。
例えば、あなたが平均セッション時間の目安について知りたいと思ったとき、「平均セッション時間 目安」で検索をするとします。そこで開いたサイトの冒頭が、「まずサイトを開設するためには…」のような出だしで始まっていたらどうでしょう。
自分の知りたい情報(平均セッション時間の目安)まで読み進めるのが面倒になり、別のサイトに答えを探しに行きたくなりませんか?ユーザーの検索意図と異なった内容が多く含まれていると、離脱率が高まり、平均セッション時間は短くなります。
そのため、サイト(ページ)の内容は、ユーザーが検索するキーワードと検索しようと思った背景を意識した構成にしましょう。
文章を補足できる画像を使う
3つ目は、文章を補足できる画像を使うことです。これは画像に限った話ではなく、表やグラフも同様になります。
稀に内容と関係のない画像を使っているサイトも見かけますが、意味のある画像を使うことによってユーザーの理解度と満足感が高まってくるので、全く無関係のものを掲載するのはあまりおすすめできません。
テキストにマッチした画像、表、グラフを用いてユーザーの理解度・満足度を高めることが、平均セッション時間を伸ばすポイントになります。
文字の装飾でメリハリをつける
4つ目は、文字の装飾でメリハリをつけることです。
先ほど、平均セッション時間に目安はないということをお伝えしました。この文章を、装飾のある場合とない場合で比較してみましょう。
- 平均セッション時間に目安はありません。理由は…
- 平均セッション時間に目安はありません。理由は…
文章の重要だと思われる部分を装飾することで、読み手が読みやすくなるという以外にも、時間をかけずに流し読みしたいユーザーが要点を絞って読むのに適しているというメリットがあります。急いでいるユーザーにページを閉じられることなく、平均セッション時間を延ばすことができます。
内部リンクの構造を見直す
5つ目は、内部リンクの構造を見直すことです。
仮に、「中学校教員の日常」というサイトを、教職を目指すユーザーが閲覧しているとします。閲覧中のページに「中学校教員の平均年収はこちら」という内部リンクが張られていたら、教職を目指すユーザーは年収が気になってリンク先に移動するかもしれません。
このように、ユーザーの次の思考や行動に合わせた内部リンクを張ると、満足度の向上と平均セッション時間の増加に繋げられるのです。そのため、一度は内部リンクの構造を見直してみるとよいでしょう。
簡潔で分かりやすい文章を心がける
6つ目は、簡潔でわかりやすい文章を心がけることです。
先述の「検索意図にあった構成」と似ていますが、丁寧に説明しようと情報を詰め込み過ぎると、却ってユーザーは欲しい情報を探しにくくなります。そのため、ユーザーが求めている情報をわかりやすく端的に伝える必要があります。
見出し一つに対して触れる内容(答えや補足情報)は最低限にし、ユーザーが欲しい情報を見つけやすくすることがポイントです。その際に、重要な一文をマーカーなどで装飾することが役立ちます。
短くても簡潔でわかりやすい文章であれば、情報を見つけられずに離脱するユーザーが減るので、結果として平均セッション時間を伸ばすことに繋がるのです。
直帰率を下げるために結論から書く
最後は、直帰率を下げるために結論から書くことです。
本記事では、導入文の後に続く1つ目のセクションの見出しやその書き出しで、「平均セッション時間の目安はない」と結論をまず伝えました。そのうえで、2つ目以降のセクションで理由などを説明しています。
もし、結論を先延ばしにしてほかの説明から入ると、すぐに結果を知りたいユーザーは短い滞在時間でサイトを離れてしまいます。まずは結論から書くことを意識してみてください。
まとめ
今回は、「平均セッション時間の目安」「平均セッション時間を延ばすための具体的な方法」を中心に解説しました。
せっかく自社でサイトを作成するのであれば、ユーザーの満足度が高い内容にしていきたいです。そのためにも、平均セッション時間を延ばすことは重要です。
本記事で紹介した内容を参考に、ぜひサイトの制作に役立ててください。
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