Googleアナリティクスのreferralとは?意味やチャネルの種類、確認方法も徹底解説
本記事では、そんなGoogleアナリティクスのチャネルの1つであるreferral(リファラル)の意味を解説していきます。チャネルの種類や確認方法についても紹介するので、自社サイトのアクセス状況を分析したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
- Googleアナリティクスのreferral(リファラル)の意味とは
- referralを含めてGoogleアナリティクスには10個のチャネルがある
- 【Organic Search】自然検索経由での流入
- 【Paid Search】有料検索からの流入
- 【Social】ソーシャルメディア経由の流入
- 【Direct】URLやブックマークなどからの直接の流入
- 【Display】ディスプレイ広告からの流入
- 【Other Advertising】他の広告からの流入
- 【Email】メール経由の流入
- 【Affiliates】アフィリエイトからの流入
- 【Other】その他の流入
- Googleアナリティクスでチャネルを確認する方法
- Googleアナリティクスでチャネルを確認するメリット
- より詳しく調べるときは「参照元/メディア」がおすすめ
- まとめ
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Googleアナリティクスのreferral(リファラル)の意味とは
冒頭でも軽く触れましたが、Googleアナリティクスでは、ユーザーの流入経路をいくつかのチャネルに分類しています。referral(リファラル)はGoogleアナリティクスのチャネルの1つで、他社のサイトや個人のブログなどに自社サイトのリンクがあり、そこからユーザーが流入したことを示すチャネルです。
自社サイトのリンクが他サイトに貼られていることは、「サイトの注目度の高さ」の指標となります。また、流入元を把握することで顧客層が見えてくるため、自社サイトの戦略が立てやすくなります。
referralを含めてGoogleアナリティクスには10個のチャネルがある
Googleアナリティクスには、referralを含めて10個のチャネルがあります。
【referral以外のチャネル】
- Organic Search
- Paid Search
- Social
- Direct
- Display
- Other Advertising
- Affiliates
- Other
それぞれのチャネルの特徴・意味を詳しく確認していきましょう。
【Organic Search】自然検索経由での流入
Organic Searchは、その名の通り自然検索経由での流入を示しています。つまり、検索エンジンに入力したワードから自社サイトにたどり着いたケースです。リスティング広告などの有料広告からの流通はOrganic
Searchには含まれません。
SEOのみの純粋なアクセス数が確認できるので、Organic Searchの多いサイトはSEOの方向性が良いと判断できます。
【Paid Search】有料検索からの流入
Paid Searchは有料検索からの流入です。有料検索とは、一般的な検索エンジンではなく、リスティング広告と呼ばれる検索連動型経由でのアクセスを示しています。
Googleでリスティング広告を利用する場合には自動で設定が可能です。しかし、他の媒体でリスティング広告を利用する場合には設定が必要なので注意してください。
【Social】ソーシャルメディア経由の流入
Socialは、SNSからの流入を示しているチャネルです。代表的なSNSであるTwitterやInstagramをはじめ、アメーバブログやFC2などの大手ブログサイトからの流入もこれに含まれます。SNSを用いた集客を行っているサイトは、このSocialからの流入に注目するべきでしょう。
しかしSocialとして分類されるのは、GoogleアナリティクスがSNSとして認めるもののみです。全てのSNSがSocialに分類するわけではないので注意してください。
【Direct】URLやブックマークなどからの直接の流入
検索エンジンやメディア経由ではなく、URLの直接入力・ブックマーク・メールなどからの直接の流入を示すチャネルがDirectです。昨今では直接入力やブックマークの他に、QRコードやアプリを介した流入もこれに該当します。
Directは外部のサイトを一切介していないことから、ノーリファラーと呼ばれることもあります。
【Display】ディスプレイ広告からの流入
Displayは、ディスプレイ広告からの流入を示すチャネルです。マーケティング広告やSNS広告をクリックしてホームページにアクセスした場合にカウントされます。
パラメーターを設定しておくことで、以下のように自動で分類が可能です。
- ディスプレイ広告→display
- リスティング広告→cpm
- バナー広告→banner
【Other Advertising】他の広告からの流入
Other Advertisingは、Paid
SearchとDisplay以外の広告経由での流入を示します。つまり、リスティング広告とディスプレイ広告以外の広告から訪れたユーザーのことです。例えば、YouTubeなどの視聴課金型広告が該当します。
Other Advertisingを利用するにはパラメーターを付与しなければいけませんが、ネット広告の効果を計測できます。
【Email】メール経由の流入
Emailは、メールマガジンなどのメール経由の流入を示しています。パラメーターを設定しない状態ではDirectとして分類されるので注意が必要です。
メールマガジン経由で流入したユーザーの行動を分析したい場合には、あらかじめEmailのパラメーターを設定しておきましょう。
【Affiliates】アフィリエイトからの流入
Affiliatesは、その名の通りアフィリエイト(成果報酬型広告)からの流入を示したチャネルです。
パラメーターを設定しない場合にはreferralに振り分けられます。そのため、アフィリエイトからの流入を把握したい場合には、リンク先となるURLにあらかじめパラメーター設定を行っておきましょう。
【Other】その他の流入
上記のチャネルに該当しない流入はOtherに分類されます。Otherに分類されたものの多くが、URLのパラメーター設定がうまくできていないケースです。
Otherに分類されるとアクセスの分析ができないので、振り分けられるものはなるべくURLのパラメーター設定をしましょう。
Googleアナリティクスでチャネルを確認する方法
次に 、Googleアナリティクスでチャネルを確認する方法について解説していきます。Googleアナリティクスからチャネルを確認する手順は以下の通りです。
【Googleアナリティクスのチャネル確認方法】
- Googleアナリティクスの画面左にあるメニューバーから「集客」を選択
- 集客内の「すべてのトラフィック」を選択
- すべてのトラフィック内の「チャネル」を選択
- チャネルごとにデータが表示される
流入経路のみではなく、平均セッション時間や直帰率、コンバージョン率が一目でわかるのでぜひ確認してみましょう。
Googleアナリティクスでチャネルを確認するメリット
Googleアナリティクスでチャネルを確認する最大のメリットは、ユーザーの流入経路が確認できることです。ユーザーの動きが分析できれば、自社サイトの課題がわかるだけでなく、CV数の増加への対策も行えます。
また、SEOが安定しないサイトは、チャネルを確認することによりサイトの導線設計の見直しができます。サイトの状況をより明確に把握することは、結果的に大きな収益に繋がるでしょう。
より詳しく調べるときは「参照元/メディア」がおすすめ
Googleアナリティクスでチャネルを確認すると、流入経路・平均セッション時間・直帰率・コンバージョン率がわかります。しかし、より詳しい情報を知りたい場合にはチャネルよりも「参照元/メディア」がおすすめです。
「参照元/メディア」では、どの媒体からどのようにサイトに流入したかを分析できます。Googleからの流入は「google / organic」、Yahoo!からの流入は「yahoo /
organic」などと細かく区別されるため、Referralよりも詳細な情報の確認が可能です。
「参照元/メディア」の確認方法は、Webサイト全体を調べる場合と個別ページで確認する場合で異なります。下記にそれぞれの手順をまとめたので参考にしてください。
【参照元/メディアの確認手順(Webサイト全体)】
- Googleアナリティクスの画面左にあるメニューバーから「集客」を選択
- 集客内の「すべてのトラフィック」を選択
- すべてのトラフィック内の「参照元/メディア」を選択
【参照元/メディアの確認手順(個別ページ)】
- Googleアナリティクスの画面左にあるメニューバーから「行動」を選択
- 行動内の「サイトコンテンツ」を選択
- 「すべてのページ」を表示する
- 表示された画面の「セカンダリディメンション」で「参照元/メディア」を選択
どのサイトからのアクセスが多いか詳しく解析したい場合には、「参照元/メディア」を活用しましょう。
まとめ
本記事では、Googleアナリティクスのreferralや他のチャネルの意味について解説しました。referralは、他のサイトにある自社サイトのリンクからの流入を示すチャネルです。
自社のWebサイトへのアクセス経路を分析することで、現状の課題や今後行うべき対策が見えてきます。また、他のチャネルを活用してデータを分析することで、より具体的な施策を練ることが可能です。
今回紹介したGoogleアナリティクスの10個のチャネルを活用して、ユーザーのアクセス状況の分析をしてみてください。
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