2022年3月24日 Googleポリシーオフィスアワー概要

2022年3月24日に開催された、金谷武明さん・小川安奈さんによるGoogleポリシーオフィスアワーの動画概要になります。詳細はYouTubeの動画をご覧ください。
検索関連の質問
カテゴリー一覧ページはnoindexにすべき?(6:03)
Q. コンテンツ(求人情報)が1~2件しかないページがサーチコンソールの「クロール済み – インデックス未登録」に分類されることが多く、Googleから低品質なページと認識されているのではないかと思っています。
コンテンツが1~2件しかなくてもユーザーには価値があるページだと考えていますが、noindexを入れるべきでしょうか。
A. サーチコンソール上で未登録な理由は不明ですが、仮に低品質なページだったとしてもnoindexを設置することが有効な手段ではないと思います。
サイト全体の見直しや、実際にユーザーに役立つ情報や価値を提供できているか?を考えてみましょう。
「事実上のペナルティ」の対処方法(9:03)
Q.「検出 – インデックス未検出」が多いサイトは、Googleから「事実上のペナルティ」を受けているということになり、立ち上げたばかりの新規サイトに比べてマイナスのポジションになると思います。
1度マイナスポジションになった場合、どうしたらプラスポジションに回復できるのでしょうか。記事の品質を上げて、サイトマップ送信をしても今一つ効果がない印象を受けます。
A.そもそも「ペナルティ」というものは存在しません。
ウェブマスター向けガイドラインに違反しているものを手動または、自動のアルゴリズムなどでランキングの調整をしているものが皆さんがペナルティと呼んでいるものに該当すると思います。
今回のテーマに関して、「事実上のペナルティ」や「ペナルティ」ではありません。
(実際にサイトを見て)直近でインデックス数は増えているので、サイトが新しいということが大きな原因であると見受けられます。原因を決め付けずに良いコンテンツを作り続けていくことが大切です。
画像を中心としたサイトのSEO(14:05)
Q. 画像や映像で伝えるようなサイトが、評価されるにはどうしたら良いでしょうか。
海外を中心に活躍してるアーティストのサイト運営をお手伝いしております。
メインのファンは海外のユーザーのため、サイト内の言語は英語を使用しており、サイトテーマに合わせてテキストの量を最小限にとどめています。
英語でアーティストの指名キーワードを検索した場合、トップページ(1位)に表示されるのですが、日本語で指名キーワードを検索をすると2ページ目以降に表示されております。
言語に関わらず、指名キーワードではトップページ(1位)に表示させたいのですが、言語別にサイトを分けること以外にできることはないでしょうか。
ナレッジパネルは設定済みです。
A. (実際にサイトを見て)多言語対応が不十分だと感じました。日本語表示と英語表示が切り替えられるリンクの設置はされていますが、例えばGoogleが推奨しているhreflangなどを使用した多言語対応に変更するという手段があると思います。
また、日本語のページなのに英語が出現していたりなど、言語対応が不十分なページが見受けられました。Google検索からの流入を考えるのであれば、多言語 他地域対応をしてゆくのが良いと思います。
順位に関しては、ページ内にテキストが少ないということもあり、日本語で検索したときのアーティスト名と該当ページが結びついていることを、検索エンジンが理解できていない可能性があります。
ドキュメントをたくさん公開しているので参考にしてください。
robots.txtのdisallowの動きについて(20:06)
Q. 以前、「robots.txtでクロールを拒否しているURLでも、自分とは異なる外部のドメインのサイトにそのURLが貼ってあった場合、クロールされてしまうのか」という質問に対して、「クロールされない」という回答をいただきました。
しかし、Google検索セントラルでは「ブロック対象の URL がウェブ上の他の場所からリンクされている場合、その URL を検出してインデックスに登録する可能性はあります。」とあります。どういうことでしょうか。
A. robots.txtでdisalowされているページはクロールをしなくなりますが、インデックスを拒否しているわけではありません。
外部からリンクされていることをGoogleが発見し、重要だと判断された場合はインデックスされる可能性はありますが、クロールはできないので、通常とは違った形でインデックスされます。
ユーザーが探している検索結果を返していない(27:03)
Q. 前回の「閲覧者が求めている記事を検索結果へ表示」に対する回答で「重要性が客観的に高いと示せるようなものでしたら、対応する優先度は上がるかもしれない」と仰っていましたが、どれほどの声が集まれば、優先度は上がりGoogle Japanは対応に踏み切るものなのでしょうか。
フィードバックは何度も送りましたが対応されておりません。
A. Googleポリシーオフィスアワーでランキングについて議論するのは適切ではないと思っているので、具体的な回答は控えます。
Googleはグローバルで1つの組織なので、Google Japanが対応するというイメージは間違っています。
検索結果で上位表示されない(34:11)
Q.オリジナル性の高いコンテンツを書いても中々上位表示されないのは、専門性が低いと判断されているからでしょうか。
A. そんなことはありません。(実際にサイトを見て)何の専門家なのか客観的にわかるような記事にすべきです。Googleはテキストだけで専門性を判断しているわけではありません。
Googlebot はクリックイベントを認識するか(38:37)
Q. JavaScriptのクリックイベントを使ってCSSのdisplay noneを解除するコンテンツは、Googleの評価対象として認識されますでしょうか。
A. URL等いただいていないので一般論になりますが、基本的には認識はしないと思います。
ページエクスペリエンスアップデート・CrUX(41:36)
Q. Core Web VitalsのCLS・LCP・FIDは実ユーザーのフィールドデータをもとに計算されていると思いますが、モバイルの場合、Chromeブラウザの他に、androidアプリ内のwebViewもCrUX・フィールドデータの対象に含まれるでしょうか。
A. 含まれません。
AMP の GA4 サポート(42:31)
Q. ユニバーサルアナリティクスのサポートが2023年7月1日で終了するという発表があり、GA4への移行が推奨されています。しかし、GA4はAMP対応していないと聞きました。
A. 今現在アナウンスできることはないですが、今後公式のアナウンスがあるかもしれないです。
Publisher Policy 関連のご質問
複数ページでひとつを構成しているコンテンツ(44:16)
Q.複数ページで1つを構成しているコンテンツでにアドセンスプログラムポリシーについて、タグcanonicalで正規URLに統合することは有効でしょうか。また、必然的にユーザー操作が多いのですが、「無効なトラフィック、不正な操作」と検出されるでしょうか。アドセンスとして複数ページを1つの価値とする方法はあるでしょうか。
A. 検索の観点では、特にできることはないと思います。「無効なトラフィック、不正な操作」に関しては、程度によっては実際に検出される可能性があります。アドセンスとして複数ページを1つの価値とする方法は今のところありません。
急激なトラフィック増加があった場合の対応(48:23)
Q. テレビでの紹介やWeb媒体での紹介など、予期せぬ急激なトラフィックがあった場合、無効クリックの連絡フォームで事後でも連絡の必要はありますか?
A. 特に何かする必要はありません。
無効なトラフィックへの対応(49:55)
Q. Google Analyticsで確認するとCTR(クリック率)が1000%を超える異常なアクセスが稀にあります。
このような事象が発生したときはアドセンス停止を防止する観点から無効なクリックの連絡フォームで連絡することは有効ですか?
A. 不正な疑いがあるようなケースに関しては無効なクリックの連絡フォームから連絡してください。
アドセンスのポリシーと CWV の関係(51:46)
Q. アドセンスコードを貼り付けるとPageSpeed Insights、Lighthouseのスコアが落ちるため、アドセンスコードの非同期(async)をdeferに書き換えたり、読み込み動作をLazy loadingにして改善をします。これらはポリシー違反になるのでしょうか。
A. アドセンスのコードの改変については限定的に許可をしております。
改変に関しては、改めてガイドラインをご覧ください。
ランキングへの影響は、アドセンスの読み込みで大きくスコアを落とすということは考えにくいです。
アドセンス自動広告の制御方法(55:04)
Q. 自動広告の設定を行うと、ポリシー違反となるカテゴリページや404などに広告が表示されます。低品質のページはrobots.txtでアドセンスクローラーを排他する必要はありますか?
A. robots.txtを適切に設定して広告が配信されないようにするということは可能ですが、サイトの特定のぺージを自動広告から除外する方法があろますので、そちらを使用していただく方が簡単かなと思います。
次回のGoogleポリシーオフィスアワーは2022年4月28日の予定です。
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