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サイト設計の重要性とは?設計前のポイントや具体的な方法の手順を解説

サイト設計の重要性とは?設計前のポイントや具体的な方法の手順を解説

Webサイトを作る際は、事前にサイト設計をすることにより、高いレベルでSEO対策ができるようになります。

ですが、「サイト設計とは何をするの?」「具体的にどのように行うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではサイト設計をする理由やポイント、やり方などを幅広く紹介します。これからブログなどのホームページを作る方は、ぜひとも参考にしてください。


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サイト設計とは?

サイト設計とは、Webサイトを作る前にどのようなサイトを作るのか、テーマを明確にしておくことです。

テーマを明確にするとサイトの方向性が見えてきて、より専門性や独自性が高いコンテンツを作成できます。

Google検索で上位に表示させるためのSEOの観点では、専門性や独自性が高いコンテンツの方が優位です。

そのため、サイト設計をすることで検索結果の上位に表示されるようなコンテンツを作りやすくなり、高いアクセスが見込めます。

例えば、ブログというと、その時々でテーマを変えたり日常の出来事を綴ったりする「雑記ブログ」とサイト設計をしてテーマを絞った「特化ブログ」の2種類があります。

雑記ブログは気軽に始められるというメリットがありますが、特化ブログはあらかじめテーマを絞って作っているので、一貫性のある記事をコンスタントに作成できて検索結果の上位に入りやすくなります。

これからWebサイトを作成する方は、事前にサイト設計を行うのがおすすめです。

サイト設計が重要な3つの理由

サイト設計が重要と言える理由は、主に以下の3つです。

  • サイトやコンテンツにブレがなくなる
  • ユーザーが効率的に情報収集しやすくなる
  • SEO効果が期待できる

サイト設計の効果を高めるために、なぜ重要なのかをよく理解しておきましょう。

サイトやコンテンツにブレがなくなる

サイト設計をすると、同テーマのコンテンツが並ぶことになり、サイトに一貫性が出てきます。

テーマに一貫性のあるサイトは、ユーザーの中にファンを作り、ブックマークをつけてもらえる可能性が高まります。

また、サイトの運営者にとっても、テーマが一貫している方が記事の作成がしやすくなると言えます。

例えば、個人でブログを運営する場合は、自分の得意分野をテーマにしてサイト設計をすることで、コンスタントに記事を作成できます。

また、テーマに一貫性があると、一度の情報収集で幅広い記事のネタを拾うことが可能です。

コンテンツ作成を外部に依頼する場合も、そのテーマに知見のある人を見つければ、専門性の高い記事を継続的に書いてもらうことができます。

ユーザーが効率的に情報収集しやすくなる

サイト設計をすると、サイトを訪問してくるユーザーが効率的に情報収集を行えるようになります。

同テーマの記事を多数作ることで、それらの記事を内部リンクでつなぎ、まとめて見てもらうことができるからです。

例えば、「SEO」に関する記事を載せるサイトを設計するとしましょう。

この場合、「SEO」をメインテーマとして、「SEO とは」や「SEO チェックツール」、「SEO 費用」などのキーワードを狙った記事を作成していくのが一般的です。

そして、ある程度の記事を投稿したら、それぞれの記事内で内部リンクを使ってつなげることができます。

上記の例で言えば、ユーザーが「SEO とは」というキーワードの記事を読んでいる最中に、「SEO対策の費用はどれくらいかな」と疑問を持ちそうな段落で「SEO 費用」の記事につなげる内部リンクを張るということです。

こうすることで、ユーザーは知りたい情報を数珠つなぎに調べることができ、サイトに対する満足度が高まります。

また、サイトのヘッダーにグローバルメニューを設置してカテゴリーを表示することで、ユーザーが記事を読んでいる最中に生まれた潜在ニーズにも対応できるようになるなど、その効果は大きいです。

SEO効果が期待できる

SEOの効果が期待できるのも、サイト設計をすべき大きな理由です。

ここまで紹介してきたように、サイト設計をすると「コンテンツの専門性が高くなる」「ユーザーが情報収集をしやすくなる」などのメリットがあります。

これらのことは、SEO対策において非常に大切な要素です。

Googleは専門性の高いサイトを上位に表示させる傾向があり、また、ユーザーが情報収集しやすい、つまりユーザビリティが高いサイトも良い評価を受けることができます。

サイト設計はSEO対策に欠かせないものであり、効果を上げるための近道でもあるのです。

サイト設計をする前に知っておきたい2つのポイント

サイト設計をする際は、初めに「目的」と「ターゲット」を決める必要があります。

何のために、誰のためにサイトを作るのかを明確にしなければ、サイトに一貫性がなくなりSEOにおける効果も薄くなってしまいます。

サイト設計を行う前に、まずは「目的」と「ターゲット」の決め方のポイントを押さえて、より強固なサイト作りを目指しましょう。

最初にスタートとゴールを明確にしておく

最初に、スタートとゴールを明確にしましょう。

例えば、自社の商品やサービスを売り出すサイトを作るなら、「自社商品の売り上げを伸ばすためにサイト制作をする」「問い合わせを増やすためにサイト制作をする」といった内容がスタートです。

その場合、「売り上げ〇〇円」「問い合わせ数〇〇人」など具体的な数値をゴールに設定します。

このように、スタートとゴールを明確にすることで、最終的な目標から逆算してサイトの方針などを決定できるのです。

また、サイトの目的を明確にすることで途中経過を確認でき、うまくいっていないときの軌道修正もしやすくなります。

ターゲットやペルソナを明確化する

目的が明確になったら、ターゲットやペルソナを明確にしましょう。

ターゲットが明確だと、サイトのデザインやドメインなどが効果的なものを作りやすくなります。

例えば、ターゲットを20代の女性とするなら、柔らかいデザインのサイトの方が好まれる傾向があり、30代のゲーム好きの男性をターゲットにするなら、スタイリッシュなデザインの方が好まれるかもしれません。

また、その人の職業や抱えている悩み、収入など、ペルソナを細かく設定することで、どのようなアプローチや文体でコンテンツを作成すべきなのかが明確になっていきます。

その結果、レギュレーションを作成しやすくなるので、複数人でコンテンツを作成する際には特に必要なステップです。

サイト設計の具体的な方法を5つの手順で解説

目的やターゲットが明確になったら、実際にサイトの設計を行っていきます。

主な手順としては、以下の通りです。

  • メインとなるキーワードを選定する
  • 関連するキーワードをリサーチする
  • キーワードをグループ分けして取捨選択する
  • サイトの構造を決める
  • キーワードごとにユーザーに最適なコンテンツを作成する

サイト設計をするなら、どの手順も疎かにしてはいけません。

一つ一つを確実に行い、ユーザーに寄り添ったWebサイトを作りましょう。

1.メインとなるキーワードを選定する

まずはメインとなるキーワードを選定します。

基本的には、メインとなるキーワードをサイトのタイトルやドメインに設定して、一貫性を持たせます。

例えば、「Webマーケティング」をメインのキーワードにするなら、ドメインは「marketing○○○○」といった形に、タイトルは「〇〇〇マーケティング」といった形にします。

もちろん、ドメインやタイトルにキーワードと関係のない社名などを入れる場合もありますので、そこは目的に合わせて設定してください。

ただし、記事コンテンツを作成する場合は、メインとなるキーワードの選定は必須です。

どのようなキーワードを使って検索結果からの流入を目指すのかは、しっかりと決めておきましょう。

2.関連するキーワードをリサーチする

メインとなるキーワードを選定したら、関連するキーワードや連想されるキーワードをリサーチします。

関連するキーワードは、ツールを使って調べるのが一般的です。

ツールは、無料のものから機能が充実した有料のものまで、さまざまなものがあります。

会社の規模に合わせて適切なツールを選びましょう。

ちなみに、Webマーケティングをメインのキーワードに選定した場合は、「WEBマーケティングとは」「WEBマーケティング 独学」「WEBマーケティング 本」「SEO」「アフィリエイト」などが関連・連想キーワードになります。

関連するキーワードは全て、検索結果からの流入を増やすために重要な要素です。

できるだけ多くリサーチしましょう。

3.キーワードをグループ分けして取捨選択する

キーワードをリサーチしたら、それぞれをグループ分けして取捨選択をします。

前述のWebマーケティングの例で言えば、「WEBマーケティング」「SEO」「アフィリエイト」といった形です。

このようにグループ分けをすることで、グループごとの専門性がより高くなり、同時にGoogleからの評価も高くなります。

グループ分けをしたら、キーワードの取捨選択をします。

コンテンツ作成に向いていないキーワードはこの時点で弾いてしまいましょう。

検索ボリュームがあまりにも少ないキーワードは、コンテンツ作成をしても流入が少なすぎて、コストに見合わないことがあります。

また、検索ボリュームの割にSEO難易度が高いキーワードも、高いコストをかけても検索上位に表示されずに埋もれてしまうリスクがあります。

取捨選択に迷ったら、サイトの目的とターゲットを再確認してから、キーワードを見直してみましょう。

4.サイトの構造を決める

キーワードのグループ分け・取捨選択が完了したら、サイトの構造を決めます。

サイトの構造を決めるのが、サイト設計のメインとも言える作業です。

サイトの構造は、サイトのロゴやデザイン、UIの配置、コンテンツごとの関連性など、目的・ターゲット・キーワードを意識しながら決めていきます。

ターゲットに合ったデザインやヘッダー・フッターを選んだり、コンテンツごとに導線をつないだりと、サイトの構造を決めるのは非常に大変です。

それでも、サイトの構造を決めなければ情報が整理されず、ユーザビリティが低い状態になってしまいます。

また、コンテンツを作成してからサイトの構造を決めていっても、コンテンツの整理が追い付かずに無駄な作業が増えてしまう危険性があります。

時間のかかる作業ではありますが、疎かにせず、サイトの全体像を掴めるようにしましょう。

5.キーワードごとにユーザーに最適なコンテンツを作成する

サイトの構造を決めた後は、キーワードごとにコンテンツを作成していきます。

前述のサイト構造の段階で、全体像はできているはずなので、後は足りていないコンテンツを埋めていくだけです。

コンテンツを作成する場合も、ペルソナを意識して行います。

どれだけサイト設計を念入りに行っても、Googleの検索順位を上げるにはコンテンツの質が第一です。

一つ一つのキーワードで確実にユーザーのニーズを満たせるようにしましょう。

サイト設計をすることで無駄な作業が少なくなる

サイト設計をすると以下のようなメリットがあります。

  • 無駄な作業がなくなる
  • 高いレベルでSEO対策ができる

最初にしっかりとサイト設計をしておけば、必要な記事が明確になります。

全体的な構造はでき上がっているので、あとは穴を埋めていくような形で記事を作っていくだけです。

サイト設計をしていないと、記事が重複してしまったり何度もキーワード選定を行ってしまったりと、無駄な作業が多くなります。

また、サイト設計はUIやUXデザインなどもユーザーに寄り添ったものを事前に決めているので、高いレベルでSEO対策ができます。

ただし、デメリットもいくつかあります。

  • 時間がかかる
  • 話題のキーワードには弱い

サイト設計は、コンテンツを作成するまでに時間がかかります。

そのため、ブログ運営を個人で行う際は、サイト設計を念入りに行うよりもすぐにコンテンツを作成した方がモチベーションが上がりやすい場合が多いです。

また、最初にサイトの全体像を作ってしまうので、話題のキーワードが出てきたときに瞬時の対応が難しい場合があります。

無理に話題のキーワードを入れようとすることで、サイトの全体像が崩れてしまう恐れがあるからです。

とはいえ、サイト設計は結局のところ、サイトを運営していくうえで必ず行う作業を最初に行っているだけなので、デメリットを意識する必要はないと言ってよいでしょう。

まとめ

サイト設計は、SEOに強いサイトを作れるだけでなく、無駄なコストを減らすことにも一躍買っています。

コンテンツ作成に取り掛かるまでに時間はかかってしまいますが、SEOの効果を最大限上げるためには必須の工程と言えますので、ぜひサイト設計を実践してみてください。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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