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ワードサラダとは?SEOに与える影響と利用してはいけない理由を解説

ワードサラダとは?SEOに与える影響と利用してはいけない理由を解説

SEO対策について調べる中で、「ワードサラダ」という言葉を聞いたことがありませんか。

中には「いったい何のこと?」とピンと来ない人も多いはず。

ワードサラダとは、文章としての意味が破綻している、自動で生成された文章のことです。

このワードサラダは、スパム行為に使われることもあり、健全なサイト運営の敵といえるでしょう。

そこでこの記事では、ワードサラダの概要をはじめ、ワードサラダがSEOに与える影響や利用してはいけない理由について紹介していきます。

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ワードサラダとは?

ワードサラダとは「文法は間違っていないが文章としての意味が破綻している」自動で生成されたテキストコンテンツを指します。

統合失調症の患者にみられる言語障害(Word Salad、言葉のサラダ)に似ていることから、この名前が付けられました。

ワードサラダとはいったいどういうものなのか、例文を紹介します。

(例文1)

惣菜嫌いで何でも手作りする知人が先日会ったとき、個人だと書き込まれたそうで落ち込んでいました。

(例文2)

喫茶店でノートPCでポチポチやったり、処理を読みふけっている人がいるようですが、自分の場合は、効果で何かをするというのがニガテです。

上記のように、見た目には普通の文章に見えても、読んでみると意味が全く伝わらない文章の集まりをワードサラダといいます。

ワードサラダがSEOに与える影響

現在、ワードサラダはSEO効果がなく、しかもペナルティの対象になっています。

その理由は、検索エンジンのアップデートにより、ワードサラダのような悪質な行為を厳しく取り締まるようになったからです。

10年ほど前までは、被リンクサイトを生成し、リンクを大量に集めて上位表示を狙うやり方が主流となっていました。

当時の検索エンジンは、意味を成していない文章を見抜く力もなく、被リンクされることだけが検索順位に大きく影響していたためです。

そこで、Googleはアルゴリズムをアップデートしました。

現在、Googleのウェブマスター向けガイドラインには、次のように記載されています。

「自動的に生成されたコンテンツとは、プログラムによって生成されたコンテンツのことです。

多くの場合、読者にとって意味を持たないが、特定の検索キーワードを含むでたらめな内容の段落で構成されています」

このように、ワードサラダはSEOに悪影響を与えるので、使用する意味がありません。

引用:Google検索セントラル「自動で生成されたコンテンツ」

ワードサラダを利用してはいけない2つの理由

ワードサラダを利用してはいけない理由として、「スパムと認定される可能性が高い」「結果的にWebサイト自体の評価を下げることにつながる」の2つが挙げられます。

先ほど解説したように、わざわざワードサラダを利用することは無意味といえます。

Googleがワードサラダを発見したとき、そのサイトやそのサイトにリンクされているサイトはペナルティの対象となるので、注意が必要です。

スパムと認定される可能性が高い

ワードサラダをコンテンツに利用した場合、Googleによってスパムと認定される可能性が高いといえます。

先ほども解説したように、Googleはガイドラインを定めて「自動的に生成されたコンテンツ」を厳しく取り締まっているからです。

実際にGoogleの技術では、数年前からワードサラダを区別することが可能になっています。

しかも、人工知能(ディープラーニング)を搭載したクローラーが、自動生成された文章をほぼ100%見抜くようになりました。

このGoogleの技術により、今ではワードサラダを利用したサイトはほとんど存在していません。

ちなみに、スパム認定されたコンテンツはインデックスされなくなります。

すなわち、それは検索エンジンに評価されないどころかWeb上から姿を消すことを示しています。

結果的にWebサイト自体の評価を下げることにつながる

ワードサラダを利用したサイトやそのサイトにリンクされているサイトは、結果的にWebサイト自体の評価を下げることにつながります。

先ほど述べたように、ワードサラダを利用するとスパム認定される可能性が高いからです。

現に、GoogleのWebマスター向けガイドラインには「スパム行為と認められた場合に『手動による対策』を実施する」と書かれています。

さらに、手動による対策とは「検索インデックスの操作」と記載されています。

具体的には「ページやサイトの順位が下がる」「検索結果から除外される」などユーザーに対して視覚的に識別できるような表示はおこなわれません。

このように、スパムと認定されたサイトやそのサイトにリンクされているサイトは、最悪の場合、検索結果から削除されてしまいます。

引用元:Search Consoleヘルプ「手動による対策リポート」

ワードサラダを利用せずにユーザーファーストを意識する

ワードサラダを利用せずに、ユーザーファーストを意識する必要があります。

なぜなら、ユーザーにとって良質なコンテンツを作ることが、上位表示の近道だからです。

実際に「Googleが掲げる10の事実」にも書かれているとおり、Googleはユーザーの利便性を第一に考えています。

Googleのアルゴリズムが評価するのは、ワードサラダによって作られたコンテンツではなく、「ユーザーにとって便利なコンテンツを検索上位に表示する」ということです。

ワードサラダを利用せず、ユーザーのためのコンテンツ作りを心がけましょう。

引用元:Googleが掲げる10の事実

ブラックハットSEOをおこなう企業に注意

ブラックハットSEOをおこなう企業に注意しましょう。

ブラックハットSEOは実際の効果がなく、最悪の場合はペナルティを受けることになるからです。

そもそもブラックハットSEOとは、質の低いコンテンツの検索順位を、不正な方法によって上昇させるテクニックのことをいいます。

さらに、GoogleはブラックハットSEOに対して厳しく取り締まっており、ペナルティの対象としています。

しかし、このブラックハットSEOを未だに有料でおこなっているSEO会社が存在しているのも事実です。

良質なコンテンツを作ろうと思っていても、悪質な業者に騙されてしまっては意味がありません。

次のような内容を提案してくるSEO会社には気を付けてください。

・「AIを利用して文章を作成しましょう」

・「我が社の技術なら、短時間に大量のページを作成できます」

・「検索順位を保証しますので、安心してください」

上記のような提案には、絶対に乗ってはいけません。

また、著しく品質の低いコンテンツを掲載しようとする業者もいるので、注意が必要です。

まとめ

ワードサラダがSEOに与える影響や、利用してはいけない理由を解説しました。

繰り返しになりますが、ワードサラダを利用することは絶対にやめましょう。

よかれと思って手を出してしまうと、Webサイト自体を消されてしまう可能性があるからです。

実際に、Googleはワードサラダの利用を発見したらスパムとみなし、最悪の場合は検索結果から削除します。

反対に、Googleはユーザーの利便性を考えたコンテンツを検索上位に表示します。

このことから、ワードサラダを利用せず、ユーザーファーストを意識したコンテンツ作りを心がけることが大切です。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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