楽天SEOの基本対策|楽天市場の検索の仕組みと5つのポイント
楽天市場では、検索ランキングの上位に自分が売り出す商品を表示させることが、売上アップの鍵です。そのため、楽天市場に出品する場合は、自分の商品を上位表示させるためのSEO対策が重要であると言えるでしょう。
この記事では、楽天市場で自分の商品を上位表示させることを目的とした「楽天SEO」において、楽天市場の検索の仕組みに触れながら、特に重要とされる5つの対策のポイントを解説していきます。
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楽天SEOに関する考え方
楽天は、楽天市場での検索キーワードについて、以下2つの意向を公表しています。
- キーワードと商品の関連性
- キーワードごとの商品の人気度
楽天市場の検索結果は、検索されたキーワードと商品説明などの関連性を加味して決定します。また、楽天市場の検索エンジンはキーワードの出現頻度をもとにしたスコアリングを行っているとのことです。そのため、商品情報を登録する際にキーワードをどのように盛り込むのか、キーワードに紐づく情報を欠かさず記述しているかが、対策の基本となります。
楽天では、キーワード検索に影響がある項目として、「商品名」「商品番号」「ID」「ショップ名」「ジャンル名」「PC用キャッチコピー」「PC用商品説明文」「モバイル用キャッチコピー」「スマートフォン用商品説明文」を挙げています。
楽天市場の検索ランキングで上位を獲得するには、さまざまなテクニックを組み合わせて競合の商品との差別化を図ることが重要です。そのなかでも特に重視すべきなのが、SEO対策と言えるでしょう。
楽天SEOの主な対策
楽天市場でのSEO対策として重要なポイントは、以下の5つです。
- キーワードの選定
- 商品名の設定
- 全商品ディレクトリIDとタグIDの設定
- ユーザーのニーズに応じたコンテンツの作成
- 売上実績の獲得
上記5つのポイントに沿って、楽天SEO対策を行っていきましょう。
キーワードの選定
楽天SEOにおけるキーワード選定の際には、検索窓でサジェストワードを調べることがおすすめです。楽天市場の検索窓にメインキーワードを入れ、スペースを入力すると、そのメインキーワードのサジェストワードがわかります。
ちなみに、サジェストワードとは、メインキーワードに付随して検索されることの多いワードのことです。たとえばユーザーが検索窓に「冷凍弁当」と入力すると、「冷凍弁当 健康」「冷凍弁当 減塩」など、「冷凍弁当」と併せて検索されることの多いワードが表示されるようになっています。
ここでの対策としては、出品したい商品に関連するメインキーワードを検索窓に入れ、このとき自動で表示されるサジェストワードをなるべく商品情報に含めるという方法があります。サジェストワードとして表示されるキーワードは実際にユーザーが検索することが多いものなので、対策しておくことでユーザーに関心を持たれやすくなるのです。
ただし、いくらサジェストワードに上がってきているといっても、出品する商品と関連性の低いキーワードを商品情報に含めてはいけません。サジェストワードを含められるようにするためには、あらかじめユーザーのニーズやトレンドをリサーチしてから出品する商品を決めるのが、正しい順番と言えるでしょう。現在のトレンドを調べるには、楽天市場の検索ランキングのほか、Googleの検索エンジンを使っても確認することができます。
また、キーワードに関しては、「お一人様用」「業務用」「大容量」などボリュームに関するワードを入れるのもおすすめです。
商品名の設定
楽天市場におけるSEO対策として、商品名には必ず検索キーワードを入れるようにしましょう。
楽天市場に登録する商品名は、GoogleのSEO対策でいうところの「ページのタイトル」に匹敵する重要な情報です。GoogleのSEO対策でページのタイトルにキーワードを含めるように、楽天市場の商品名にもキーワードを含めることで、ユーザーからクリックされやすくなります。
また、商品名に入れるキーワードは、きちんと意味があり、かつシンプルなもの、誤解を生まないものが好ましいです。そのほか、「キャンペーン実施中」などのホットワードや、「母の日」「バレンタイン」など季節に応じたイベントに関するキーワードを含めても良いでしょう。
全商品ディレクトリIDとタグIDの設定
楽天市場には、ディレクトリIDとタグIDというものがあります。このIDは、ジャンルやカラーから商品を検索する場合に役立ちます。
ディレクトリIDとは、楽天市場の中のジャンル選択に使用するものです。1商品あたり1ジャンル登録できます。また、タグIDとは、ジャンルをさらに詳細に分けるときに使用するものです。タグIDは属性情報となるもので、色やサイズごとにユーザーが見つけやすくなる効果があります。
これらのタグを設置することで、ユーザーの商品検索時間が短縮されて利便性が上がったり、楽天の検索エンジンのクローラーから認識されやすくなったりする効果も期待できます。
タグはRMS内の「商品ページ設定」から一覧をダウンロードして確認しましょう。
ユーザーのニーズに応じたコンテンツの作成
楽天市場のコンテンツは、ユーザーが欲しい情報を入れることや、見やすいフォントや画像配置を意識しましょう。
具体的には、商品を使用する際のイメージ画像を入れたり、従来品との比較ができる画像を入れたりすることです。ただ商品のパッケージなどを載せるだけよりも、ユーザーは実際に購入した後のことを想像でき、購入の判断材料にすることができます。
楽天市場の検索ランキングは、商品ページに滞在する時間や離職率、クリック率なども考慮しているため、複数の画像を設置してユーザーに吟味してもらう時間を与えることも、有効な手段と言えるでしょう。
また、画像を設置する際は、スマホでの表示速度も重要です。表示速度が遅いとユーザーにストレスを与え、離職率が上がってしまう場合があります。画像のピクセル数を可能な範囲で小さくするなどの対策が必要です。
画像に関しては、alt属性を入れることも重要なポイントとして挙げられます。alt属性とは、何らかの事情で画像が表示されないときに、その画像の代替として表示されるテキストのことです。万が一のときにユーザーに不安やストレスを与えないためにも、抜かりなく行っておきましょう。
楽天は、商品登録ガイドラインにおいて、商品画像に関するルール(メイン画像は背景を白くするなど)を記載しています。ガイドラインは更改される場合があるので、定期的にチェックするのがおすすめです。
良い購入者レビューの獲得
楽天市場に商品を出品するうえでSEO対策は重要ですが、購入者レビューを確認することも欠かせません。SEO対策でランキング上位を獲得することは、営業上の手段でしかないからです。
ユーザーが楽天市場で買い物をする際、購入者レビューは大きな判断基準となります。良いレビューを増やすためには、誠実な商品の説明文や使い方の動画の掲載など、ユーザーにとって親切なページ作りが大切です。商品を紹介するページの内容が充実していなかったり、実際の商品と相違があったりすると、ユーザーは購入後にギャップを感じ、低評価のレビューを書いてしまうかもしれません。反対に、実際の商品が、商品ページに記載されている説明どおりのものであれば、ユーザーは納得して良いレビューを書いてくれるでしょう。
良いレビューが集まることで、商品の信頼性が上がり、さらなる購入者の獲得が期待できます。
楽天SEOの注意点
楽天SEOにおいては、以下の2点に注意が必要です。
- 定期的にRMS内のガイドラインをチェックすること
- 検索順位に頼らない売上獲得方法を実践すること
楽天市場では、不適切な検索対策行為に関するガイドラインが定められています。「商品名やキャッチコピー欄に商品と無関係なキーワードの羅列をしない」、「白文字など見づらいフォントで文字を記載しない」といったことなどが記されています。ガイドラインは随時改定されているので、楽天RMSからログインして定期的に確認しましょう。
また、楽天市場に商品を出品する際、SEO対策だけに集中しないよう注意してください。楽天市場の検索ランキングを上げるために最も重要な要素は、売上件数です。売上件数を増やすために、以下の対策を組み合わせてコンテンツづくりを行います。
- RPP広告
- クーポン配布
- イベントの活用
- Google検索エンジンのSEO対策
- CVR(転換率)を上げる
上記の対策を組み合わせ、検索結果の上位表示にこだわらずに売上アップを狙いましょう。
まとめ
ここまで、楽天SEOの意味や対策のポイントを解説してきました。
楽天SEOのポイントは、以下のとおりです。
- キーワード選定は、楽天検索窓のサジェスト表示を活用
- 商品名の設定は、関連度の高いキーワードを含める
- IDタグの設置は、ジャンルからの検索に必須
- ユーザーニーズに対応するため、スマートフォンから見やすい表示にする
- 売上実績を上げるには、上位表示戦略以外の対策も必要
上記のポイントを押さえて、多方面からSEO対策を行い、ユーザーが数ある商品の中から自分の商品を選んでくれるための導線を作っていきましょう。
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