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検索順位と平均クリック率の関係とは|CTRを上げる3つのSEO対策

検索順位と平均クリック率の関係とは|CTRを上げる3つのSEO対策
サイトを運営するうえで、検索順位を上げるための対策は欠かせません。サイトの検索順位が上がることで、自然とユーザーの目に留まりやすくなるからです。

ただし、いくら検索順位が上がり、ユーザーの目に留まったとしても、自サイトのリンクをクリックされなければ意味がありません。

この記事では、検索順位とクリック率の関連性や、検索順位を上げて、かつクリックされやすいサイトを作るためのポイントを解説していきます。
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クリック率(CTR)とは?

クリック率とは、そのサイトが検索結果ページに表示された回数に対して、どれくらいクリックされたのかを示す割合のことです。CTR(Click Through Rate)とも呼ばれます。

クリック率が高ければ高いほど、ユーザーからの注目度が高いと言えるでしょう。また、ECサイトなどにおいてはクリック率が高いということは商品に関心を持っている人が多いということであり、クリック率が高い商品ほどCV(コンバージョン率)も高くなる傾向があります。

逆に、自サイトが検索結果ページに表示される回数に対してクリック率が著しく低い場合は、ユーザーから関心を持たれていないということです。そのままだと検索順位が下がってしまうことも考えられるため、早急な対応が求められます。

このため、SEOの観点からも、自サイトのクリック率がどのくらいなのかを常に確認しておくことはマストと言えるでしょう。

検索順位別の平均クリック率(CTR)の違い

クリック率は、検索順位によっても大きく変動します。

検索順位 検索順位別の平均クリック率(CTR)
1位 28.5%
2位 15.7%
3位 11.0%
4位 8.0%
5位 7.2%
6位 5.1%
7位 4.0%
8位 3.2%
9位 2.8%
10位 2.5%

引用:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid

上記の表は、SISTRIX社が公開した調査結果(2020年7月)で、Google検索における平均クリック率の違いを表したデータです。

ご覧の通り、検索順位によってクリック率はかなり違い、1位と2位の間で約2倍、1位と10位の間では約10倍の開きがあります。この結果を踏まえると、検索順位を上げることがいかに大切であるかがわかるでしょう。

1ページ目の10位まででもこれだけの差があるということは、2ページ目以降は論外です。それでも、1ページ目に入ることさえできれば、ユーザーの目に留まる機会は多くなり、クリックされる確率も高くなります。

クリック率(CTR)の確認方法

クリック率を確認するには、Google Search Consoleを使った方法がおすすめです。Google Search Consoleは、以下の画面のように、自サイトの状況を項目別でグラフなどにして表示してくれます。

Google Search Consoleを使った方法

クリック率を調べるには、以下のように、「クエリ」の画面で該当ページのURLを選択するだけです。

クエリ画面

以下のように、合計クリック数と合計表示回数、平均検索順位を一画面で確認することができます。

検索パフォーマンス画面

棒線グラフで推移も表示されるため、上昇傾向なのか下降傾向なのかなど、長期的な視点で見ることもできるでしょう。

クリック率(CTR)を上げるための3つのSEO施策

クリック率を上げるためのSEO施策としては、以下の3つが挙げられます。

検索結果ページでユーザーの目を引き、クリックしてもらうためには、上記のような対策が効果的です。現段階で自サイトのクリック率の低さにお悩みの方は、これらの対策を行うだけで、格段に数値を上げることができるかもしれません。

タイトルの最適化

タイトルの最適化を行うことで、クリック率の大幅な上昇が期待できます。

具体的なポイントは、以下の通りです。

  • キーワードはタイトルのなるべく左側に寄せること
  • 数字を入れること
  • キラーフレーズを入れること
  • 文字数を30字前後にすること

上記は基本中の基本の対策ではありますが、これができているサイトとできていないサイトとでは、大きな差が開きます。これから自サイトの記事を作成していく場合はもちろん、既に投稿されている記事に関しても、タイトルの見直しを行ってみてはいかがでしょうか。

メタディスクリプションの最適化

メタディスクリプションは、検索結果ページでページタイトルとURLの下に表示される説明文のことです。ユーザーはこのディスクリプションを見て、自分が知りたい情報がそのページにあるかどうかを判断します。そのため、メタディスクリプションをいかにわかりやすく、かつ興味を引く文章にできているかで、ユーザーがクリックしたいと思うかどうかが決まるのです。

メタディスクリプションには、ユーザーがそのページをクリックして読むことで、何を得られるのかというベネフィットを明記してあげると良いでしょう。

強調スニペットの対策

強調スニペットとは、検索キーワードから想定されるユーザーの疑問に回答している文章を、質の高いページの本文から一部抽出して検索結果ページの最上部に表示する仕組みのことです。強調スニペットに選ばれたページは、検索順位が1位のページよりも目立った位置に表示されることになるので、クリック率の上昇が期待できます。

強調スニペットに選ばれるための明確な方法は示されていませんが、既に強調スニペットに選出されているページを参考にすれば、どのような文章が好ましいのかがわかり、対策を立てやすいでしょう。

最低限押さえるべきポイントは、作成したページの本文中に、検索キーワードから想定される疑問に対して簡潔にわかりやすく答えられている部分はあるか、という点です。日本語を正しく使えていることは原則として、複雑かつ長文になっていないか、または抽象的過ぎて何も伝わらない文章になっていないかなどに注意しましょう。

まとめ

今回は、検索順位とクリック率の関連性や、クリック率を上げるための対策について解説しました。

検索順位が上がればクリック数の増加が期待できますが、それだけでは不十分です。検索結果ページの中で、いかにユーザーの目を引き、クリックしてもらえるような対策ができているかを考える必要があります。

Google Search Consoleなどのツールで定期的に自サイトのクリック率を調査し、もし検索順位に対して著しく低いという場合は注意が必要です。

タイトルやメタディスクリプションの最適化など、今回ご紹介したSEO対策を行って、クリック率の上昇を目指しましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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