SEO対策における見出しタグの効果的な使い方とは|hタグの使い分けのコツ
SEOを考える際に、見出しタグへの理解と適切な使用は欠かせません。この記事では、見出しタグの概要や正しい設置方法、設置効果、そして有効な設置のコツについて解説します。
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見出しタグとは?
見出しタグとは、コンテンツにおいて「各章の題名」の役割を果たす、HTMLと呼ばれるマークアップ言語(Webサイト上の文章に意味付けを行い、指定された情報を認識させる言語)で使用するタグの一種を指します。
HTMLタグと言われると難しく感じてしまうかもしれません。しかし、WordPressをはじめとするCMSでは簡単に設置できるようになっています。そのため多くの場合、マークアップ言語に関して理解がなくても簡単に利用可能です。
見出しには最も大きいH1からH6まで存在し、決められたルールに沿って使用しなければ正常に認識されません。それぞれ役割が異なるため、適切に使うことが重要です。
SEOにおける見出しタグの正しい設置方法
見出しタグには、Googleによって正しい設置方法が指定されています。そのため、正しい設置方法を守らないと効果がありません。
ここからは、見出しタグの正しい使い方について解説します。
見出しは40字以内、本文は300字を目安に分ける
見出しは40字以内、本文は300文字を目安に分けるのが通常です。文字数の基準自体はGoogleによって決められているわけではありません。とはいえ、検索結果ではタイトルが長い場合にすべての表示がされないことから、SEOとして適切な長さの目安は28~40文字くらいと考えられます。
またH2以下の本文の長さについては、300文字を目安に考えることがおすすめです。文字数が多過ぎてしまうと、読みにくくなりがちです。300字を超えてくる場合、1つの文章に複数の内容が含まれていることも多くなりがちといえます。
そのため、見出しに対してのアンサーが何か分かりにくくなり、ユーザーが離脱してしまうかもしれません。300文字程度を目安とし、大きく超える場合や、分けられそうな項目があったら分割を検討しましょう。
H1~H6まで各見出しタグによって使い分けをする
ここでは、見出しタグごとの意味と使い方を解説します。
H1(大見出し)はページタイトル
H1は「大見出し」と呼ばれるものであり、そのコンテンツ自体のタイトルに用います。ページ内に何が書かれているのかを一目で分かるように表すことが理想的です。
そのため、端的かつ分かりやすく、全体の内容を要約したものを書くようにするとよいでしょう。
【例】
「SEOにおける見出しタグの正しい設置方法とは??効果や作り方のコツも解説」
「H2(中見出し)」は章や目次
H2は「中見出し」と呼ばれるものであり、コンテンツ内の章分けや、小説などでいう目次として使用するタグです。記述する内容を話のかたまりで区分し、ユーザーが探している情報がどこに記載されているのかを分かりやすくするためにH2を活用します。
H2の内容が300~350文字程度で完結する場合、H3以下を使用せずにH2のみになっていたとしても、問題はありません(本記事最初のH2である「見出しタグとは?」が、まさにその例です)。
【例】
「見出しタグとは?」
「SEOにおける見出しタグの正しい設置方法」
「SEOで見出しを設置する効果」
「H3(小見出し)」はH2についてのポイント
H3は「小見出し」と呼ばれるものです。H2について補足情報を入れてさらに詳しく解説したい場合や、並列的な内容を羅列したい場合に使用します。
H2だけで説明できる場合は、H3を使う必要はありません。
「H4~H6」はH3についての補足
H4以下は、さらに細かい補足や例などを付け足す際に使用します。とはいえ、H4以下については使用しないページも多いです。さらに細かいタグでH4以下もありますが、一般的にはほとんど使用しません。
なぜなら、分ける必要がないことも多く、見出しが細か過ぎる文章はユーザーにとっては不要なコンテンツと判断される可能性があります。さらに、あまりに章分けが細かくなると、サイトによってはデザインが崩れるかもしれません。
使用することは可能ではありますが、本当に必要な章分けなのかをよく考えてから利用するようにしましょう。
H2~H6は入れ子になるように設置する
各タグは以下のイメージでわかるように、階層を意識して使用します。
【見出しタグ使用方法のイメージ】
H1(コンテンツのタイトル)
├ H2(章や目次)
|├H3(H2についてのポイント)
|├H3(H2についてのポイント)
|└H3(H2についてのポイント)
├ H2(章や目次)
|├H3(H2についてのポイント)
|└H3(H2についてのポイント)
| ├H4(H3についての補足)
| └H4(H3についての補足)
├ H2(章や目次)
|├H3(H2についてのポイント)
|└H3(H2についてのポイント)
| └H4(H3についての補足)
| └H5(H4についての補足)
| └H6(H5についての補足)
├H2(章や目次)
数字の順番に使用しなくてはならず、例えばH2の中にH3を使用せずにH4以下を使ってはいけません。
H1は原則としてページに1回のみ使用する
H1だけは、「1ページ1回だけ」が原則です。この内容は、Googleが明確に禁止しているわけではありません。とはいえ、前提としてH1タグには「そのページに何が記載されているかを伝える」との役割があり、2回以上使用すると「わかりにくいコンテンツ」だとGoogleやユーザーに認識される恐れがあります。
以下のとおり、Googleは「ページで見出しタグを過度に使用する」ことを避けるべきだと明言しているため、1回だけにしておくことが無難でしょう。
【避けるべき事項】
サイト内の検索結果ページを Google にクロールさせる。検索エンジンの結果をクリックしたときにサイト上の別の検索結果ページが表示されると、ユーザーは不快に感じます。
プロキシ サービスの結果として作成された URL のクロールを許可する。
SEOで見出しタグを設置する効果
ここでは、SEO対策をするうえで見出しタグを設置すると、どのような効果が期待できるのかを説明します。
コンテンツとして見やすい記事に仕上がる
見出しタグを適切に設置すると、読みやすいコンテンツに仕上がります。
以下は、実際に見出しタグを設置した例です。
【よい例】
記事作成時のポイント
SEOを意識して記事を作成する際には、以下のポイントを押さえることをおすすめします。
文末表現の繰り返しを避ける
文末表現が「~です。」「~です。」などと同じものの繰り返しになることは避けるべきです。同じ文末表現が続くと、文章のつながりが感じられず稚拙な印象を与えてしまいます。
一文はなるべく簡潔に
文を書く際には、一文をなるべく簡潔にすることをおすすめします。長い文章はどうしても読みにくく、書き手にとっても分かりやすく書きづらいためです。できれば40~65文字程度、長くても70~80文字以内には留めましょう。
上記は、タグを入れた文章のイメージです。
もしタグを入れないと、以下のように緩急のない文章になってしまいます。
【悪い例】
記事作成時のポイント
SEOを意識して記事を作成する際には、以下のポイントを押さえることをおすすめします。
文末表現の繰り返しを避ける
文末表現が「~です。」「~です。」などと同じものの繰り返しになることは避けるべきです。同じ文末表現が続くと、文章のつながりが感じられず稚拙な印象を与えてしまいます。
一文はなるべく簡潔に
文を書く際には、一文をなるべく簡潔にすることをおすすめします。長い文章はどうしても読みにくく、書き手にとっても分かりやすく書きづらいためです。できれば40~65文字程度、長くても70~80文字以内には留めましょう。
見出しを入れた方が文章のまとまりが整理され、同じ内容でも読みやすい印象を受けるのではないでしょうか。
クローラーからユーザーファーストな記事と判断されやすくなる
クローラーからユーザーファーストな記事だと判断されやすくなることも、見出しタグを設置する効果です。
検索順位を決定する際、Googleは「クローラー」と呼ばれるロボットを周回し、コンテンツの内容をチェックします。クローラーがコンテンツを確認する際に、タグがあれば内容を認識しやすくなります。
ただし、これを逆手にとってクローラーをだますように内容と関係のないタグを設置してはいけません。不自然にタグを使用していると、評価が下がってしまうことがあるためです。
また、検索順位はほかの指標も含めて総合的に判断されています。例えば、見出しがない場合にも政府や公的機関といった権威性の高いPDFが上位に表示されることは、決して珍しくありません。
有効な見出しタグを付ける3つのコツ
有効な見出しタグを付けるためには、以下3つのコツを押さえることが大切です。
1.見出しの前半部分に対策キーワードを盛り込む
表示させたいキーワードがある際には、なるべく見出しの前半に盛り込むことをおすすめします。前半にキーワードが書かれていれば、仮に長いタイトルだったとしても検索結果に対象キーワードは必ず表示されるためです。
また、対策キーワードが複数ある場合、不自然にならない範囲で、なるべく間に文字をはさまずに設置したほうが効果的だとされています。
例えば、対策キーワードが「関東」「おでん」の場合、「関東のおでん~」と前半部分に配置したうえで、できる限り2つのキーワード同士を近づけて設置しましょう。
2.わかりやすい言葉を使うことを心がける
わかりやすい言葉を使うことも、見出し設定の際のポイントです。難しい言葉を使うとわかりにくく、理解するまでに時間がかかってしまいます。例えば、「一朝一夕では身につかない」と書くよりも、「すぐには身につかない」と書いた方がわかりやすいでしょう。
サイトのテイストやターゲットによって、わかりやすい言葉は異なります。しかし基本はできるだけわかりやすく、中学生にも分かる言葉が理想です。
3.ユーザーが一目で「求める回答が得られる」とわかるようにする
作成時には、ユーザーが一目で「欲しい回答を得られる」とわかるようにするとよいでしょう。できる限り短く、余計な表現は省いた方が、直感的に理解しやすい言葉になり、クリックされる確率が上がります。
冗長化していると要点がわかりにくいうえに、スマートフォンなどの媒体で表示された際に見づらくなることが考えられます。
また、欲しい回答が得られないと思われる見出しになっている場合にも、検索順位が下がる危険性が高まるでしょう。
まとめ
見出しタグとは、コンテンツにおいて「各章の題名」の役割を果たすタグのことです。適切に設置することで読みやすいコンテンツになり、Googleからもよい評価を得やすくなります。
読みやすく高品質だと判断されコンテンツは、検索結果の上位に表示されやすくなります。ユーザーのためはもちろん、Webサイト運営のためにもこのページを参考にして見出しタグの適切な使用方法を身につけましょう。
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