meta description(メタディスクリプション)とは?SEO効果と書き方を解説

meta descriptionを設定するとき、「何文字が最適なのか知りたい」という人も多いはず。実はmeta descriptionの文字数について、Googleは何も言及していません。
大まかな目安はデバイスごとに異なり、PCは120文字程度、スマホは60文字程度が最適と言われています。
この記事では、meta descriptionに最適な文字数を説明したうえで、SEOへの影響や書き方のポイントを詳しく解説していきます。
「最適なmeta descriptionを設定してクリック率を上げたい」という人は、この記事をぜひ参考にしてみてください。

meta descriptionとは?
meta descriptionとは検索エンジンのクローラーにページの概要を伝えるためのHTMLタグの1つです。
meta descriptionに記載した文章はページ内に表示されるのではなく、Googleの検索結果でページタイトルの下のスニペット部分に表示されます。
実際に検索エンジンで何かを調べるとき、タイトルとともにその下の説明文を読みますよね。
その、ページの内容が簡潔に書かれた文章が、meta descriptionです。ちなみに、meta descriptionは必ずしも設定しなければいけないものではありません。
設定していない場合は検索エンジンがページ内のテキストを自動的に抜粋してくれますが、あくまで自動的に抜粋するため意図しない文章が表示される可能性があります。
meta descriptionがもたらすSEOへの影響
結論として、メタディスクリプションを適切に記述することはSEO対策に効果があります。その理由は以下の2点です。
- クリック率を向上させる役割がある
- ページの内容を検索エンジンに伝える役割がある
まず1点目に、クリック率を向上させるという役割があることが挙げられます。
メタディスクリプションは、ページに何が書かれているのかを検索結果に表示されるサイトのタイトル直下に明示します。
そのため、検索者に「自分に必要な情報が書かれているから読んでみたい」と思わせる内容であれば、クリックしてもらえる可能性が高まるのです。
つまり、メタディスクリプションを検索者にとって魅力的な内容にできれば、クリック率を上昇させられます。
2点目としては、ページの内容を検索エンジンにアピールできることが挙げられます。
メタディスクリプションには、ページコンテンツにおいて主題を表す「メインのキーワード」と、それを説明するうえで欠かせない「関連キーワード」が記載されます。
そのため、検索エンジンのクローラーに、キーワードを通じてサイトの概要を伝える(アピールする)ことができるのです。
meta descriptionに最適な文字数
meta descriptionに最適な文字数は、PCの場合120文字程度、スマホの場合60文字程度と言えます。
その理由は、実際に検索結果で表示されている文字数が、上記の文字数だからです。
現に、Googleはmeta descriptionの文字数について言及していないので、スニペット部分に表示される正確な文字数は決まっていません。デバイスごとで表示される文字数が異なるため、「どのデバイスのユーザーをターゲットにするのか」も、文字数を決める大切な要素です。
仮に表示される文字数を超えた場合は「…」で表示されるため、文字数を無視してmeta descriptionの文章を作成するとユーザーに最後まで読んでもらえなくなります。
また、現代ではPCよりもスマホを利用してWebサイトを閲覧するユーザーの割合が増えています。
そのため、PCでもスマホでも伝わりやすいように、120文字のうちスマホでも表示される60文字以内にページの概要を説明する文章を入れるようにして、後半部分には補足説明を入れるといいでしょう。
その結果、スマホでは重要な文章を確実に伝えられるようになり、PCではコンテンツの内容をより詳しく伝えられるようになります。
meta descriptionの設定方法
meta descriptionは、各ページに1つずつ設定する必要があります。
設定方法は、「WordPressを利用する場合」と「HTMLに記述する場合」の2つに分かれます。
WordPressを利用する場合
WordPress上でメタディスクリプションを設定する方法について、順を追って説明していきます。
- 投稿タグ直下にある「新規追加」ボタンを押す。
- 投稿編集画面の「メタタグ設定」のメタディスクリプションを選択する。
- 魅力的なメタディスクリプションを入力する
はじめに、 WordPressにログインをします。ログインをした後に出てくる一覧のうち、投稿タグ内にある新規追加のボタンを押します。
投稿編集画面内のメタタグにメタディスクリプションがあるため、そこにサイトの概要を入力するようにしましょう。もし、空欄で記事投稿した場合には、記事本文の冒頭の部分が入ることとなります。
メタディスクリプションを新しく考える手間を省きたい場合には、記事本文の冒頭部分に全体の概要を記すなど、メタディスクリプションを想定しつつ書くようにするのもおすすめです。
HTMLに記述する場合
続いて、メタディスクリプションをHTML上で編集する方法を具体例と一緒に説明していきます。
メタディスクリプションのHTML上の記載は以下となります。設置する際には、HTML上の<head>タグ内部に設置する必要があるので注意が必要です。
<head>
<meta name=”description”content=”〇〇”>
</head>
Web上で表示されるのは〇〇の部分となります。先ほどの楽天市場を例に考えると、以下になります。
<meta name=”description”content=”楽天市場はインターネット通販が楽しめる総合ショッピングモール。楽天ポイントがどんどん貯まる!使える!毎日お得なクーポンも。あす楽利用で翌日にお届け。”>
</head>
もし、後にテキストを編集することがあれば、途中でタグの文字を誤って消去してしまうなど、記載ミスのないように正確に記載していきましょう。
meta descriptionの書き方のコツ
meta descriptionの書き方のコツは、「ページの内容を簡潔に要約する」、「ターゲットを明確に伝える」、「思わずクリックしたくなるような内容を書く」、「SEO対策したいキーワードを含める」の4つが挙げられます。
meta descriptionはユーザーがページの内容を把握するために重要なものなので、ページをクリックしてもらえるような文章を書くことが大切です。
ページの内容を簡潔に要約する
読みやすいmeta descriptionを書くためには、ページの内容を簡潔に要約する必要があります。
なぜなら、Webコンテンツのユーザーは基本的に流し読みをする傾向があるからです。
実際にあなたがWeb記事を読むときも、知りたい内容を探しながらササっと目を通していますよね。
この、Web独特の読み方は、検索結果を閲覧するときも同じことが言えます。
また、ページの内容を要約するときはそのコンテンツとの整合性が取れているかどうかが重要です。
自分が作成したコンテンツを再度読み直し、コンテンツの内容を理解してからmeta descriptionを作成しましょう。
ターゲットを明確に伝える
meta descriptionはターゲット(どのような悩みを抱えているユーザーに読んでもらいたいのか)を明確に伝える必要があります。検索エンジンのユーザーは「問題・悩み」を解決するために検索しているからです。
具体的には、「この記事ではどのような問題を扱っているのか」、「この記事を読んだ結果どうなるのか」をわかりやすく提示します。そうすることで、ユーザーは「この記事に自分が知りたい情報があるのか」を即座に判断することが可能です。
ユーザーのメリットやベネフィットを明記することで、クリックされる可能性は高くなります。
思わずクリックしたくなるような内容を書く
meta descriptionにはユーザーが思わずクリックしたくなるような内容を書きましょう。
なぜかというと、meta descriptionはユーザーに「読んでみたい」と思わせ、クリックしてもらうことが目的だからです。
現に、meta descriptionをサラッと読んでからクリックするかどうかを判断しているユーザーは多いでしょう。
そのようなユーザーが思わずクリックしたくなるような内容、つまり、ユーザーが求める情報が得られる旨が書いてあることはもちろん、その先にあるベネフィットまで伝えることが大切です。
meta descriptionはページの内容をわかりやすく解説するものなので、内容をひと工夫することでクリック率の上昇につながります。
SEO対策したいキーワードを含める
meta descriptionには、SEO対策したいキーワードを含めるようにしましょう。
その理由は、検索結果のページに表示されたとき、キーワードが太字で表示されるからです。
実際に検索エンジンを利用するユーザーは、何らかのキーワードで検索をしています。
そのキーワードが太字で表示されていれば、自然と目を引きますよね。
キーワードをmeta descriptionに含めてユーザーの気を引くことで、クリックを誘導することができます。
meta description設定後のスニペット確認方法
meta descriptionを設定したら、実際にそのページのキーワードで検索して、検索結果のスニペットを確認するようにしましょう。
meta descriptionはユーザーに「どのように見えているか」が大切だからです。
スニペットとは、検索結果のタイトルの下に表示される文章のことです。
ユーザーは、キーワードに対する悩みを解決するためにスニペットを見て、クリックするかどうかを判断します。
meta descriptionは記述するだけではなく、実際に表示される文章を見て「意図した通りの文章になっているか」を確認することが大切です。
ちなみに、meta descriptionは設定してすぐ検索結果に反映されるわけではありません。
1週間ほど経ってから確認するようにしましょう。
meta descriptionが表示されないケース
Googleの検索結果に、meta descriptionが表示されないケースもあります。それは、Googleが検索キーワードにふさわしい文章を自動で選定しているからです。
Googleの検索結果のスニペット部分には、次のいずれかが表示されます。
- meta descriptionの内容
- 検索キーワードをもとにページ内から自動抽出したテキスト
Googleは、上記のいずれかを検索キーワードに合わせて自動で選択するので、場合によってはmeta descriptionが表示されない可能性もあります。
この場合に考えられるのは、meta descriptionの文章が検索キーワードにマッチしていないということです。
さらに言うと、検索キーワードが含まれていなかったり、ページの内容とズレが生じていたりする可能性が考えられます。
meta descriptionが検索結果に表示されていないときは、内容を一度見直すようにしましょう。
まとめ
ここまで、meta descriptionの最適な文字数や書き方のポイントを解説してきました。
meta descriptionは検索エンジンのクローラーにそのページの概要を把握させるもので、検索結果のスニペット部分の文章としても使われています。
スニペット部分に表示される文字数は、PCの場合は120文字程度、スマホの場合は60文字程度です。
後半部分に重要な内容を記述すると表示されない可能性があるので、ページの内容を簡潔に要約して前半部分に重要な内容を記述することがおすすめです。
meta descriptionを上手く活用すればクリック率を上げることもできるので、一度見直してみてはいかがでしょうか。
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