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SEO対策の成功事例と成功させるための手法・評価基準を解説

SEO対策の成功事例と成功させるための手法・評価基準を解説
SEOの対策は単純にウェブサイトのアクセスを増やすだけでなく、商品の購買へ繋げるなど事業の目的にも直結するものです。

そこで本記事では、事業目的を達成するためのSEOの評価基準・考え方・実施のポイントなどや、実際の成功事例を紹介します。

事業目的の遂行手段としてSEO対策を考えている方は、ぜひお読みください。

SEO向上の評価基準 E-A-Tとは

「E-A-T」とは、「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったもので、下記の3つがサイト評価に最も重要視されています。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

SEO対策を考慮する場合、Googleの品質評価の観点に合わせてサイトを作ることが大切です。Googleの検索エンジンは、PCで85%以上・モバイルで95%以上の利用率を誇っていることからも、Googleの品質評価はSEO対策にとても重要といえます。

Googleはサイトの品質評価基準を公開していて、現在公開されている評価基準は「General Guidelines​​:検索品質評価ガイドライン」となります。その検索品質評価ガイドラインの「Overall Page Quality Rating:ページ品質評価の最重要項目」​​の中で、「E-A-T」を重視すると書かれているのです。

以下で、「E-A-T」のそれぞれの内容について、順番に解説していきます。

1. Expertise(専門性)

Expertise(専門性)とは、コンテンツそのものに専門性があるかどうかということです。

専門性の説明には、よくショッピングの例が使われます。例えば、「デパート」や「スーパー」などの量販店は、そこに行けば何でも揃うという利便性はありますが、ひとつの品において専門的にあらゆる種類を取り揃えているわけではありません。

一方、ひとつのジャンルに特化した商品のみを扱っている「専門店」では、ニッチと言われるくらいにそのカテゴリーの製品なら何でも揃っており、専門性が高いといえます。

このように、サイトにテーマやコンセプトがあり、サイトで扱っているコンテンツはテーマやコンセプトが統一されていてユーザーのニーズを満たす十分な分量と内容があると、専門性が高く評価されるのです。

2. Authoritativeness(権威性)

Authoritativeness(権威性)とは、「誰が提供した情報か」ということです。

例えば、あなたの体調が悪いときに、誰に相談をしてアドバイスをもらいたいかを考えればわかりやすいですよね。よく知らない近所のおばちゃんに「この薬効くわよ」と言われても、ちょっと疑わしいかもしれません。

しかし、そのただのおばちゃんだと思っていた人が、実は病院で医療事務をやっている人だったら、少し信じてみようという気になりませんか?また、もし現役の医師や看護師だった場合は、すすめられた薬を飲んでみようと思いますよね。

このように、同じサイトでも誰がその情報を提供したかによって情報の質が違うと判断される、というのが権威性です。

なお、こちらの例であげたように有資格者が提供した情報でなくても、「サイトの情報がよく被リンクを受ける」「SNSでよく引用される」といった場合にも、信用できる情報として認識され権威性を持つようになります。

3. Trustworthiness(信頼性)

Trustworthiness(信頼性)とは、そのサイトの情報が信頼できるかということです。そのため、サイトで書かれている内容はもちろん、運営者の情報がしっかり明示されていることが大きな信頼性へと繋がります。

運営者だけでなく、記事を書いた人が誰かきちんと記名してあることなども、信頼性を高めます。

また、別の視点から見ればサイトのセキュリティも信頼性のひとつとなります。

利用規約、プライバシーポリシーなど責任や安全性を公開しているだけでなく、サイトをSSL化しておくというのも信頼性につながりますので、まだSSL化していない場合にはSSL化を進めてください。

SEOを成功させるための5つの考え方

SEOを成功させるためには、下記の5つの考え方があります。この5つの考え方は一連の流れになっていますので、思いついた順にやるのではなく順番に進めるのが効率的です。

  • 対策キーワード選定
  • コンテンツ作成
  • 外部対策
  • 内部対策
  • 継続的な見直し

1. 対策キーワード選定

下記の順番にそって対策キーワードの選定を進めていきます。

  • サイトテーマ・コンセプトの明確化
  • ターゲット・ペルソナの設定
  • マイクロモーメントを考慮してキーワードを分類

最初に、対策キーワードの選定をします。これは、どんなキーワードで検索結果の上位表示を目指すかを決めることです。

対策キーワードを決めるには、サイトの「テーマ・コンセプト」を明確化し、「ターゲット・ペルソナ」を設定します。

この「ターゲット・ペルソナ」の行動や思考からマイクロモーメントを考慮して、keywordに落とし込んでいきます。

ちなみに、マイクロモーメントというのはGoogleが提唱する下記「4つのニーズ」を指します。

  • 知りたい(I want to know moments)
  • 行きたい(I want to go moments)
  • したい(I want to do moments)
  • 買いたい(I want to buy moments)

サイトの「テーマ・コンセプト」が「ターゲット・ペルソナ」に対して、どのマイクロモーメントに応えるのか、それが選定されるキーワードとなるのです。

2. コンテンツ制作

コンテンツの制作は、サイトのテーマやSEOの対策キーワードにそって進めていきます。

サイトキーワードにそって、「ターゲット・ペルソナ」の「マイクロモーメント」に応えられるコンテンツを増やすことは、ユーザーのニーズに応えられる有用なコンテンツを作成するということです。

また、キーワードにそってコンテンツを増やすことで、キーワードに特化した専門性の高いサイトへと育っていきます。

Googleの評価基準では「専門性」が重視されることは先ほどもお伝えしましたが、こうしてコンテンツが増えることで「信頼性」も増し、長く続けることで「権威性」も増すことになります。

こうした取り組みが、Googleから評価されやすい「E-A-T」の揃ったサイトの構築に結びつくのです。

3. 外部対策

外部対策とは、他のサイトからの被リンクやサイテーション(言及)を得るために行います。これらを獲得することで単純にアクセスも増えますが、それだけでなく「権威性」にもつながります。

ちなみに、「被リンク」というのは他のサイトからリンクを張ってもらうことで、サイテーション(言及)というのは、どこかで「あのサイトにこんなことが書いてあった」というように話題にしてもらうことです。

こうした「被リンク」や「サイテーション(言及)」を受けるには、地道に良質なコンテンツを作ることが一番重要となります。

しかし、どんなに納得して感動したとしても、コンテンツを読んだら終わってしまうユーザーがほとんどです。

そこで、例えばSNSで拡散しやすいようにシェアボタンを設置するなどしておくと、「いいね!」の代わりや「備忘録」としてボタンを押してシェアしてくれることもあります。

シェアされた情報は、ユーザーと同じ趣味や思考を持った人に拡散されることが期待できるため、さらに情報を必要としている人に広げてもらえるチャンスとなるのです。

4. 内部対策

内部対策は、主に「クローラーの巡回を促しGoogleに自サイトを登録してもらう」「サイト内容をGoogleに正確にインデックス(登録)してもらう」「ユーザビリティ(使い勝手)を向上させる」ことが目的です。

クローラーの巡回を促すには、高品質のコンテンツやわかりやすい構造化などを行うことは当然として、XMLサイトマップを作成して「Googleサーチコンソール」に登録することなどがあります。

また、サイト内容をGoogleに正確にインデックス(登録)してもらうには、XMLサイトマップを最新に保つことや、修正や削除した重要な情報を登録・削除申請することもひとつの方法です。

ユーザビリティ(使い勝手)を向上するには、ページが早く表示されることなど、ユーザーがどれだけ早く欲しい情報に辿り着けるかが重要になります。

このように、内部対策はGoogleから高品質サイトとして評価される対策をすることです。

5. 継続的な見直し

SEOは、サーチエンジン最適化と訳されるように、多くの場合にはGoogleの検索上位表示を目的としているように思われることも少なくありません。

しかし、事業内容が変わればターゲットやペルソナも変わりますし、時間などの環境の変化でマイクロモーメントが変化することもあります。

そうした環境変化に気づかないと、いつの間にかサイトのテーマやコンセプト・キーワードなどが、ターゲットやペルソナから乖離し見向きもされなくなってしまう事態になりかねません。

こうしたことが起こらないように、SEOの方針は一度立てたら終わりというのではなく、しっかりと見直し・改善をしていくことが大切です。

SEOを成功に導く3つのポイント

ここまで、Googleがどのような基準で評価を行うか、SEOを実施するための5つの考え方と流れを解説してきました。

これらの情報を踏まえて、SEOを成功に導くためにおさえておきたい下記の3つのポイントを順番に見ていきます。

  • コンセプトやテーマをしっかり決める
  • コンテンツ作成以外の仕組みも活用する
  • 環境に合わせて改善する

1. コンセプトやテーマをしっかり決める

SEO対策を行う際は、しっかりとコンセプトやテーマを決めましょう。

これは、事業目的を達成するための手段としてSEOを行うのであれば当たり前のことで、「ターゲット・ペルソナ」の「マイクロジェスチャー」に応えるために欠かせません。

Googleの評価基準である「専門性」「権威性」「信頼性」で高い評価を獲得するためには、「ターゲット・ペルソナ」の「マイクロジェスチャー」に応えられるコンテンツが充実していることが重要なのです。

サイトのテーマを決めたら、そこから「ターゲット・ペルソナ」のニーズに合ったコンセプトを構築していきます。

2. コンテンツ作成以外の仕組みも活用する

SEO対策は、コンテンツ作成以外の仕組みを活用することでもできます。

SEO対策の中には「被リンク」や「サイテーション(言及)」という考え方があり、これによって「E-A-T」の中の権威性を高められます。コンテンツを見た人がサイトからリンクを貼ってくれたり、リンクを貼らなくても「あのサイトでこんなふうに書いてあった」などと自主的に拡散してくれるのです。

そのため、「被リンク」や「サイテーション(言及)」しやすいような仕組み作りもSEO対策のひとつになります。例えば、サイトにSNSのシェアボタンを設置する、販売促進と連動したキャンペーンを利用するなどが有効です。

3. 環境に合わせて改善する

SEO対策は、方針を決定してから一度実行するだけでは、時間の経過とともにいずれうまくいかない状態がやってきます。

時間の経過や取り巻く環境の変化で、最初に決めたコンセプト・テーマが事業目標・ターゲットやユーザーにとって合わなくなるためです。

トレンドに合わせて改善しながら、「ターゲット・ペルソナ」の「マイクロジェスチャー」に応え続けることが大切です。

SEO対策の成功事例3社を紹介

こちらでは、SEO対策の成功事例として下記の3社を紹介しますが、この企業では事業目的達成のための手段としてウェブサイトのSEO対策を行っています。

  • B2C成功事例:土屋鞄製作所
  • B2B成功事例:サイボウズ
  • O2O成功事例:ユニクロ

先ほどご紹介した「SEOの考え方」や「Googleの評価基準」を思い出しながら、SEO対策を成功させるために具体的に何をしていたのかを参考にしてください。

1. B2C成功事例:土屋鞄製作所

土屋鞄製作所

土屋鞄製作所は、SEOにより「B2C:Business to Customer 企業から顧客への販売」という分野での通販サイトの成功事例として有名です。

ECサイトというと、商品を売るためのサイトだと思いがちですが、土屋鞄製作所ではこのECサイトにオウンドメディアであるブログを掲載しています。

このメディアでは、ランドセル製造から始まった土屋鞄製作所の「ものづくり」にかける情熱を発信することで、ともすれば高額になる革製品の魅力と価値を理解してもらい通販の購買へ繋げることに成功しました。

情報発信はサイトだけではなく、SNS・ブログ・カタログでも行っています。また、発信する情報は外注ではなく、販売促進部が決定したコンセプトに合わせています。

2. B2B成功事例:サイボウズ

サイボウズ

グループウェアで有名なサイボウズは、もともと企業間の取引となるB2B:Business to Businessを行う会社です。

それまでも、十分に知名度のある会社ではありましたが、そもそも会社内でグループウェアを使う発想がない会社にサイボウズをどう知ってもらうかという課題がありました。

これを解決するために取り組んだのが、「新しい価値を生み出すチームのメディア」というテーマで「生きること・働くことの情報」を発信することだったのです。

このサイト上ではサイボウズのグループウェアのPRは一切しませんでしたが、メディアのターゲット層とサイボウズを知らない層が合致したことで認知を広めた成功事例となっています。

なお、サイトにSNSのシェアボタンなどを設置したことで多くの情報が拡散され、成功に繋がったとされています。

3. O2O成功事例:ユニクロ

ユニクロ

ユニクロのSEO成功事例はO2O:Online to Offline​​といって、スマホのアプリで購入して店舗で受け取るという形態です。

ユニクロではアプリでクーポン券を配布するなどして、まずはアプリにユーザーを誘引し購入を促します。アプリで注文した商品は自宅で受け取る場合には送料が必要となりますが、店舗で受け取れば送料は無料です。

そのため、多くのユーザーは送料無料の近隣の店舗での受け取りを選びます。来店したユーザーは、店舗にあった別の商品も一緒に購入することもあります。さらに欲しい商品が店舗にない場合には、またオンラインで注文して入荷したら受け取れば良い、と認識しているため、店舗の在庫の有無にはあまり興味を向けなくなったのです。

こうした流れをつくることで、ユニクロでは各店舗に過剰な在庫を持つ必要がなくなりました。事業の目的である利益を増やすことは、売り上げを上げるだけではなく、経費を減らすことでも達成されるのです。

まとめ

今回、SEOについて「Googleの評価基準」「SEO対策の考え方」「成功事例」の観点から解説してきました。

通常、サイトはGoogleの「E-A-T」と呼ばれる評価基準「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」で評価されます。

一般的には、これらの評価を高めてサイトを上位表示させるのがSEO対策だと思われていますが、実際はそれだけではありません。紹介した成功事例のように、売上向上など事業の目的を達成するための手段としてもSEO対策は使われるのです。

プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
   

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