関連キーワードをSEO対策に役立てる方法と取得ツールを使った調べ方
サイトのテーマとなるキーワードを決めたら、そのテーマキーワードに沿った関連キーワードのコンテンツを増やしていくことで、テーマからブレのないコンテンツが充実します。
また、テーマキーワードに沿ったコンテンツを増やすことで、専門性の高いサイトを構築できます。専門性が高まるとGoogleの評価も高くなることが期待できますので、テーマキーワードだけではなく関連キーワードも重視しなくてはいけません。
こちらでは、関連キーワードが取得できるツールや、その使い方について解説します。サイトのコンテンツ作成にあたって、関連キーワードについて調べている方はぜひご確認ください。
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関連キーワードとは
関連キーワードとは、ある特定のキーワードに関連性の高いキーワードのことです。
メインのキーワードと一緒に検索されることが多いキーワードのため、検索件数の多い関連キーワードはユーザーの検索ニーズを表していると言えます。
そのため、SEO対策として関連キーワードを意識したコンテンツを増やすとユーザーの欲しい情報を満たすことができ、アクセス増加を見込めるようになります。
おすすめの関連キーワード取得ツール5選
こちらでは、関連検索キーワードが取得できる以下のおすすめツールを5つ紹介します。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Keyword Tool
- Ubersuggest
- Kouho
それぞれ特徴や使い勝手が異なるため、まずは自分が使いたい目的にどのツールが合うかを確認してみてください。
1. キーワードプランナー
画像引用:キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Googleが提供するGoogle広告の機能のひとつで、検索ボリュームを調査することができます。Googleアカウントがあれば誰でも使えます。
例えば「ビール」と検索すると、メインのキーワードとして検索した「ビール」と一緒に検索される関連ワードの一覧が検索ボリュームと一緒に表示されます。「ビール 語源」「ビール 通販」「ビール 種類 一覧」といった具合です。
「ビール」をターゲットキーワードにしてしまうと、ボリュームが大きすぎるうえに、大手のビールメーカーのサイトが検索結果の上位に表示されるのは当たり前です。こういった理由から、あまりにボリュームの大きすぎるキーワードを狙うのはおすすめできません。
では、ボリュームの多いターゲットキーワードをテーマキーワードとして使いたい場合はどうするのかと言うと、そこそこボリュームのある程良い関連キーワードと一緒に使います。そこで、関連キーワードを選ぶために使うのが「キーワードプランナー」なのです。
なお、Google広告を利用したことがある場合には、キーワードの月間検索件数が「10回」単位で、詳細に表示されます。Google広告を利用したことのない場合、大まかな検索ボリュームで表示されます。
検索件数は、1,000未満ならスモールキーワード、1,000〜10,000ならミドルキーワード、10,000以上ならビッグキーワードと認識し、サイトの規模に合わせて選びましょう。
個人運営のサイトであれば、スモールキーワードを確実にとりにいくのが堅実です。
【最新版】キーワードプランナーの使い方を解説|導入方法やSEO対策に有効な使い方、便利機能も紹介
2. ラッコキーワード
画像引用:ラッコキーワード
ラッコキーワードはサジェストキーワードを取得してくれるツールで、誰でも無料で利用することができます。キーワードを入力すると、Googleのサジェストキーワードが表示されます。総合で上位10件のサジェストキーワードがわかります。
また、検索したメインのキーワード+関連キーワードがサジェスト表示されるので、ローラー作戦で片っ端からこのサジェスト単語に関するコンテンツを作るのも手です。
サジェストキーワード以外にも、このキーワードの上位20サイトの共起語やタイトルや見出しを確認できるので、コンテンツ作成時の内容を決めるだけでなくタイトル考案にも使えます。
3. Keyword Tool
画像引用:Keyword Tool
Keyword Toolは、サジェストツールです。無料版でもサジェストを確認することは可能ですが、詳細な検索件数は有料版にしなくてはわかりません。
無料版でも、全キーワードをExcel・CSV形式でエクスポートできる、ワンクリックでクリップボードにコピーできる、などの機能があります。また、Googleのサジェスト以外にも、YouTubeやAmazon、Twitterのサジェストキーワードも取得できます。
サジェストは上位から順番に掲載されているので、検索数値を気にせず上位のサジェストワードからコンテンツを作っていくという場合には、無料版でも十分に活用できます。
4. Ubersuggest
画像引用:Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は関連キーワードの調査だけではなく、検索ボリュームやSEO難易度も同時にチェックできる無料ツールです。
「Googleキーワードプランナー」の技術をもとに設計されていて、信頼性があるうえに検索ボリュームを実数で表示してもらえるので便利です。
無料版だと関連キーワードは30個表示され、1日3回まで検索できます。有料版は月額2,999円からで、関連キーワードの表示個数が増え、過去の1年のデータを見ることができるため、さらに便利になります。
5. kouho
画像引用:Kouho
Kouho.jpは、Amazon・楽天・Bing・Twitterのサジェストが検索できるツールです。現在はGoogleのサジェストは調整作業中のため使えませんが、従来は利用できる機能となっています。
キーワードの検索方法は、サジェストを取得したいサイトにチェックを入れて、検索窓にキーワードを入力し、「Go!」ボタンを押すだけです。
サジェストの検索結果が「メインキーワード」+「関連キーワード」で表示されるので、多くのサジェストキーワードを見つけることができます。
関連キーワード取得ツールの仕組み
Googleの関連キーワードは、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示されます。
ユーザーによって過去に検索されたキーワードや関連サイト・共起語などに基づき、自動的に抽出されるシステムです。
ウェブ上の検索結果をリアルタイムに反映するため、季節や時期によって一時的にトレンドを反映した一過性のキーワードが表示されることもあります。
関連キーワードの調べ方
画像引用:ラッコキーワード
ここまで、おすすめのキーワードの取得ツールを見てきました。こちらでは、実際にラッコキーワードを用いた検索方法を説明します。
簡単なので、ぜひ実際にやってみてください。
まずは、ラッコキーワードのトップページにある検索窓に、調べたいキーワードを入力します。
今回は「ダイエット」というワードで検索します。「ダイエット」と入力し、「虫眼鏡マーク」を押すと検索結果が出てきます。
上記が検索結果の画面です。左側には、よく検索されているサジェストが表示されています。
「ダイエット 食事」というサジェストが一番検索ボリュームが多く、そこから「ダイエット 食事 メニュー」「ダイエット 食事 豆腐」というロングテールになっていくのがわかります。
中央の列はアルファベット順にワードが並んでいて、「メインキーワード」+「あいうえお…」「abc…」「123…」というサジェストの頭文字ごとにまとめて表示されています。
右側の項目は、ラッコIDの広告欄です。ラッコは中古ドメインの売買をしているので、売り出し中のサイトが表示されています。
ツールによって検索方法は異なりますが、以下の流れが主です。
- 検索ワードを入れる
- 関連キーワードや検索ボリュームが表示される
関連キーワードをSEOに効果的に利用するには
関連キーワードをSEO対策に効果的に利用するため、配慮すべき以下の3つのことを紹介します。
- サイトテーマにあった関連キーワードを抽出する
- 関連キーワードからコンテンツを作る
- 関連キーワードの検索ボリュームにも配慮する
サイトテーマにあった関連キーワードを抽出する
SEO効果を高めるためには、サイトの専門性や情報網羅性をGoogleから評価されることが有効です。
そのため、サイトのテーマにあった関連キーワードを抽出し、そのコンテンツを作成していくことで専門性を持ったサイトへと育てることができます。
このように、サイトテーマの関連キーワードに基づいたコンテンツを充実させることでSEO効果を高められるのです。
関連キーワードからコンテンツを作る
上述したように、サイトの専門性を高めるためには関連キーワードからコンテンツを作る必要があります。コンテンツが充実すると、専門性だけではなく信頼性や権威性も上がりやすくなります。
例えば「ダイエット」と検索すると、関連キーワードとして「おやつ」や「筋トレ」、「食事」、「停滞期」といったワードが関連キーワードで出てきます。これらは、ダイエットをしているユーザーが持っている悩みや疑問であることがわかりますよね。こうした悩み・疑問が、ユーザーのニーズなのです。
これらにしっかりと応えることで、ユーザーからの信頼性が増したり、被リンクやサイテーションを受けることで権威性を高めたりできるのです。
関連キーワードの検索ボリュームにも配慮する
コンテンツを作成する際は、関連キーワードの検索ボリュームにも配慮しましょう。
検索キーワードは1,000未満ならスモールキーワード、1,000〜10,000ならミドルキーワード、10,000以上ならビッグキーワードと認識し、サイトの規模に合わせて選ぶのがおすすめです。
ビッグキーワードを狙いたくなる気持ちはわかりますが、最初からサイトに多くのアクセスを見込めない場合、いきなり大きなキーワードを狙うのは難しいです。
コツコツとスモールキーワードを重ねて、スモールキーワードで上位を獲得できるようになってから大きなキーワードに切り替えていくことで認知を伸ばしやすくなります。
関連キーワードは削除が可能
不適切な関連キーワードやネガティブな関連キーワードは、削除が可能です。
例えば、過去にあった事件・事故や事実でないネガティブな噂が関連キーワードに入っている場合には、Googleに削除申請をすることが可能です。
申請に基づいてGoogleが不適切なネガティブキーワードと認定すれば、そのワードは削除されます。ただし、申請したからと言って必ず削除されるわけではありませんし、対応に時間がかかる場合もあるので注意が必要です。
関連キーワードとサジェストキーワードの違い
関連キーワードとサジェストキーワードは似ているようで異なります。「関連キーワード」は、検索エンジンでユーザーがメインの検索キーワードと一緒に、実際に検索したキーワードです。
一方で「サジェストキーワード」は、メインのキーワードを検索した人が過去に検索したキーワードなども含まれています。
例えば、上記の画像のように「ダイエット」で検索した場合、「虫眼鏡マーク」のかかれた「ダイエット 食事」「ダイエット 速報」などは関連キーワードでありサジェストキーワードでもあります。
しかし、「時計マーク」のついた「ダイエット おやつ」というワードはユーザーが過去に検索したことのあるキーワードで、こちらもサジェストとして表示されています。
つまり、サジェストキーワードには検索するユーザーの過去の検索履歴も含まれるため、かならずしも関連キーワードと一致する訳ではないのです。混同しないよう注意してくださいね。
まとめ
今回は、関連キーワード取得ツールや関連キーワードの選び方などについて紹介してきました。
関連キーワードは、サイトの専門性を高めるために、テーマにそったコンテンツを増やしていくうえでとても重要なものです。また、サイト運営の初心者では、サイトのテーマを決めたあと実際にどんなコンテンツを揃えれば良いのかわからない方も多いと思います。
そこで、メインのキーワードをもとに関連検索キーワードツールを使うことで、そのテーマに興味のあるユーザーがテーマのどんなことに関心を持っているのかがわかるようになります。
こうして、ユーザーの疑問や悩みといったニーズに応えられる情報をコンテンツとして増やしていくことで、専門性が増すばかりでなく、有益な情報が掲載されているとして信頼性や権威性を高めることにも繋げられるのです。
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