音声検索のSEO「VSO」とは?Webサイトでの具体的な対策方法を5つ紹介
しかし、音声検索は日本ではそれほど主流ではなく、「音声検索って何?」という人も少なくありません。音声を使った便利なサービスが広がれば、今後音声検索向けのSEO対策も必要となることでしょう。
今回は音声検索のSEO対策をしたい・やり方を知りたい人に向けて、音声検索SEOの基本や具体的な対策を紹介します。
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音声検索最適化(VSO)とは
VSO(Voice Search Optimization)とは音声検索SEOのことで、SEOが検索エンジン最適化のことを言うように、VSOは音声検索に対する最適化のことを言います。
パソコンやスマホでインターネット検索をする際、検索ボックスの右側にマイクのアイコンを見かけたことはありませんか?これが、音声検索のボタンです。
音声検索は、日常であまり使わない人も多いかもしれません。しかし最近では、Googleアシスタントなど音声アシスタントサービスの浸透によって利用者も増え、新しいSEOの形として注目されています。
ユーザーが音声検索するメリット
音声検索を普段使わない人にとっては、「Googleの検索窓に手で入力すれば済むことだし、わざわざ音声を使わなくても…」と、その利便性の高さはわかりにくいかもしれません。
音声検索のメリットは主に以下の2つです。
- 文字入力スピードは手入力より音声のほうが早い
- ながらシーンで便利
この章では、音声検索を利用したときのメリットについて具体例を挙げて解説します。
文字入力スピードが速い
音声検索のメリットの一つは、ずばり入力スピードです。Googleの検索ボックス右のマイクのアイコンを選択(タップ)し、マイクに検索ワードを話しかけます。1~2秒後にはGoogle検索結果が表示されます。
手打ちする場合、検索するキーワードによっては、入力→検索ボタンをクリックするまでに意外と時間がかかることもあるでしょう。漢字を含む内容や文字数の多い英単語の場合は、音声検索のほうが速く、音声検索のメリットをより強く実感できるかもしれません。
ながらシーンで活躍する
「時短」や「タイパ」という言葉がはやっている現代では、「ながら検索」ができる音声検索はトレンドにマッチした検索方法と言えます。
例えば、テレビを見ている時に気になる単語が出てきた時や、食材の確認をしながらレシピを検索したい時を想像してみましょう。ながら検索ができる音声検索機能は、とても効率的です。
ニュースやドラマを見ていた時に「この言葉はどんな意味だっけ?」と疑問に思ったら、テレビ画面を見ながらでも文字入力と検索ができます。
音声検索の市場規模と日本人の利用について
Siriやアレクサに呼びかけて、エアコンやカーテン、テレビを操作できるような時代。音声認識・言語認識の市場は、ここ数年で大きく拡大し、IoT家電の発展とともにさらに飛躍的に成長していくと予想されます。
ただし、世界の需要に比較すると、日本人の音声検索利用はまだ控えめです。その理由は、日本人の国民性である「他人の目を気にする控えめさ」「周囲への気遣い」が挙げられます。実際、他人の前で堂々と音声検索することに抵抗を感じる人も多いようです。
国民性ゆえに、音声検索の需要は海外よりは伸び悩むかもしれません。しかし、音声を使ったIoT家電の浸透によって、少しずつ日本人の意識が変化していく可能性もあります。
音声検索最適化(VSO)の効果的なやり方5つ
日本人の国民性に音声検索が向いていなくても、他人の目がないプライベートタイムや、気を許す相手の前では話が変わるでしょう。今後ニーズがますます高まるであろう音声検索に備えて、今から必要なVSOを施しておきましょう。
<VSOの効果的な方法5つ>
- スマホで閲覧されることを前提に作る
- ページの表示速度を改善する
- 見出しごとに簡単な回答を用意しておく
- ニッチなコンテンツを増やす
- セキュリティを強化する
この章では、音声検索に対応し、よりユーザビリティの高いサイトにするための方法を解説します。
①スマホで閲覧されることを前提に作る
パソコンのGoogle検索ボックスにもマイクのアイコンはありますが、実際に活用するシーンはスマートフォンやタブレットがメインとなるはずです。このためにも、スマートフォン・タブレットでの閲覧を意識したサイト作りを心掛けましょう。
スマートフォン表示用のサイトを用意するか、スマートフォン表示にも対応したレスポンシブデザインをおすすめします。
②ページの表示速度を改善する
Googleのスマートスピーカー「Google Hpme」は、Siriやアレクサと同じくGoogleアシスタントと呼ばれるAIが搭載されています。Google Home上での音声検索の傾向として、ページ表示速度の速いサイトほどGoogleの音声検索に選ばれているようです。
Google提供の無料ツール「Google PageSpeed Insights」を利用して、自社サイトの表示速度をチェックしてみましょう。表示速度が早い=読み込みが速いサイトほど、音声検索に対応したサイトと評価され、検索結果として上位に選ばれやすくなります。
③見出しごとに簡単な回答を用意しておく
音声検索するときは、以下のような話し言葉が使われる可能性が高いと言えます。簡単な回答をあらかじめ用意し、音声検索にとって情報を拾いやすい環境にしておきましょう。
特に、以下のような5W1Hは、音声で手軽に質問しやすい疑問・質問です。
- 〇〇の意味は?
- 〇〇を教えて
- 〇〇って何?
- 〇〇ってどこにあるの?
- 〇〇はいつ?
- 〇〇のやり方は?
想定できるQ&Aを、見出しごとに用意しておくのもおすすめです。
④ニッチなコンテンツを増やす
ユーザーが音声検索を使って知りたいことは、日常や身近なことです。特に、「近くの美容院は」「おすすめのランチの場所は」といった、地域のお店やスポット等の「場所」についての質問が多くなります。
ふと思いついた身近な場所の検索は、文字入力より音声入力のほうが手軽にできます。中でも、地域密着のコンテンツに特化した「ローカルSEO」はおすすめです。
<title>タグや<h1><h2>等の見出しタグに、「地域名+業種」を組み合わせたものを入れ、よりローカル情報に強いSEOを施します。
⑤セキュリティを強化する
ユーザーが安全に閲覧できるサイトは、検索エンジンにとっても評価が高く、音声検索においても同様です。セキュリティの怪しいサイトが上位表示されては音声検索自体の信用度が落ちてしまいます。ハンズフリーで手軽に検索するからこそ、よりセキュリティの高いシステムが求められるのです。
セキュリティの中でも、データ通信を暗号化する常時SSL化(常時HTTPS化)は、Googleの上位表示の要素としても大きく関わっています。サイトの安全性を確保・セキュリティの強化は、Googleからより高い評価だけでなく、ユーザーからの信頼性の向上にも繋がるのです。
音声検索最適化(VSO)の時代がやってきている
近年、パソコンは持たずにスマートフォン中心で生活するという若者は増えています。
日本では、その国民性から海外よりは音声認識のニーズは低いものの、IoTの導入によって音声入力デバイスのある生活が浸透してきました。音声検索は今後、ますます使い方も増え、ニーズも拡大していくはず。音声検索は最適化(VSO)は必須と言えます。
ユーザーがどんな時に音声検索を利用するかを想定し、ユーザーニーズに合わせたVSOを準備しましょう。Q&A形式、話し言葉での質問に対して、わかりやすい形式でアンサーを用意すると、検索エンジンも認識しやすくなります。実際に音声検索で表示される競合サイトを参考にするのもおすすめです。
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