SEOに強いタイトルの付け方とは?最適化のポイントを合わせて紹介
とは言え、ひと昔前と違い、タイトルやディスクリプション内にただキーワードを詰め込めばいい・・・という時代は既に終わりました。
SEOに有効なタイトルの付け方は、Googleの進化と共に変わりつつあります。
そこで今回はSEOを意識したタイトルの付け方・最適化の方法について解説していきます。
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SEOにおけるタイトルタグ(titleタグ)とは
タイトルタグとは、サイト名や個々のページのタイトルを記述するHTMLタグの1つです。特定キーワードでの上位表示を獲得するには「ユーザーニーズの理解」が欠かせません。
例えば、「SEO対策」というキーワードで検索したユーザーがいた場合、ユーザーが知りたい情報は「SEO対策の基本」なのか「SEO対策を行う方法」なのかを理解することが重要となってきます。
しかし、キーワードに関する理解を主観に頼れば良いというわけではなく、上位表示ページのタイトルの傾向をもとに客観的な視点で推測していくことが求められるのです。
なぜなら、検索エンジンは「検索キーワード」からユーザーニーズを読み取って「答え」となるページを検索結果に返すからです。
つまり、「SEO対策」と検索して検索結果に上位表示されているページはユーザーニーズをおさえている可能性が高く、ページコンテンツの内容を端的に表したページタイトルも同様にユーザーニーズを捉えている可能性が高いと判断できます。
SEOに強いタイトルを付けるには、検索結果画面の上位表示ページの傾向を見る必要があることを覚えておきましょう。
関連記事:SEOとは?8つの基本対策と上位表示のポイントを徹底解説
SEOにおけるタイトルタグ(titleタグ)の重要性
titleタグは、ユーザーや検索エンジンにページ内容を伝える最も重要なHTMLタグです。
titleタグを最適化するだけで特定キーワードでの上位表示が獲得できるケースもあるほど、SEOにおけるtitleタグが占める割合は大きいものとなっています。
また、タイトルを最適化することはクリック率(CTR)を高めるための直接的な施策となります。
したがって、検索上位(1~10位)に表示された記事ページのうち、1位のページよりも3位のページの方が「CTRが高い」という事態も起こりうるわけです。
当然、検索数におけるCTRの高さは「実際の検索結果」にも影響を与えるため、特定キーワードにおける順位変動を起こすきっかけとなり得るのです。
【基本】SEOのためのタイトルの付け方
SEOのためのタイトルの概要やSEOにおけるtitleタグの重要性を確認しましたが、ここからは実際にSEOに強いタイトルの付け方を紹介していきます。SEOに強いタイトルの付け方は以下の通りです。
- タイトルの文字数を30文字以内に設定する
- タイトルに同じキーワードを複数入れない
- 選定したキーワードはタイトルの左側に入れる
- 具体的な数字を用いる
- ページコンテンツと対応している
SEOに強いタイトルとは、特定キーワードの検索において上位表示されるタイトルのことでした。つまり、タイトルを付ける段階でユーザーと検索エンジンの両方から高評価をもらう工夫が必要になるということです。
この見出しでは、SEOを意識したタイトルの付け方、基本の5つについて紹介していきます。よりSEOに強いタイトルを作成したい方は次の見出し「【応用】タイトル最適化のポイント」も参考にしてみてください。
タイトルの文字数を30文字以内に設定する
SEOを意識したタイトル設計では、タイトルの文字数を30文字以内におさえることが重要です。なぜなら、画像の赤い枠で囲ったページのように、タイトルの文字数が30文字を超えた時点で(…)が表示されるからです。
よくスマートフォンユーザーの閲覧を基準として「35文字以内にタイトルを最適化しましょう」といった案内がありますが、Google CromeのPC画面表示では画像のように30文字以降が省略されてしまいます。
タイトルが省略されてしまうということは、ユーザーがページコンテンツを把握するのに必要な情報が失われてしまうことを意味するため、クリック率(CTR)の低下を引き起こす可能性があるのです。
タイトルに同じキーワードを複数入れない
タイトルが省略されずに全文表示されるのは30文字以内と確認しました。したがって、タイトルをつける際はSEOで狙うキーワードを含めながら、いかに短く、クリックしたくなるようなものにできるか?が鍵になります。
先ほどの「SEO対策」という検索キーワードをもとにタイトルを最適化するのであれば、以下のような例文が想定されます。
- 修正前:「SEO対策とは?SEO対策の基本から施策方法まで徹底解説」
- 修正後:「SEO対策とは?基本から施策方法まで徹底解説」
今回は単純に重複していた「SEO対策」の文言を省略していますが、一度キーワードが重複したタイトルを作成してしまうと、重複したキーワードを省略した際に前後の文章が不自然になることがあります。
キーワードが重複したタイトルを最適化する時は「省略語の文章構成が自然かどうか」をチェックしましょう。
選定したキーワードはタイトルの左側に入れる
タイトルを30文字以内で設計する必要がある以上、重要なキーワードほど文頭(左側)に詰める必要があります。
また、タイトルの左側に重要なキーワードを詰める理由には、ユーザーの視線が「F型に動く」ことも関係しています。特にテキストが多いページでは、F型にユーザーの視線が動く傾向にあることが分かっています。
タイトルが不自然になってしまったり、分かりにくくなる場合は必ずしもタイトルの一番左に重要なキーワードを設定する必要はありません。
ですが、可能な限り重要なキーワードを左寄せしたタイトルを設定してあげましょう。
関連記事:キーワード選定の方法 SEOで上位表示するためのコツを解説
具体的な数字を用いる
数字は情報の具体性を伝えるのに効果的です。ページタイトルにおいても数字による具体化の効果は大きく、「手順」や「方法」、「コツ」といった情報のまとまりがある場合に利用するのが効果的といえます。
例えば、前述のタイトル「SEO対策とは?基本から施策方法まで徹底解説」よりも、「SEO対策とは?8つの基本施策を徹底解説」の方が具体性もインパクトもあるはずです。
タイトルがページコンテンツと対応している
検索エンジンは検索キーワードからユーザーニーズを予想し、ユーザーニーズを満たすと推測されるページを上位表示させています。
こうした検索エンジンの仕組みから、ページタイトルはユーザーニーズを満たすために必要な各見出し・コンテンツと対応していることが求められます。
上位表示されているコンテンツと同じようなタイトルを付けたとしても、中身が全く伴っていなかったら、そのコンテンツが上位表示されることはないでしょう。
【応用】タイトル最適化のポイント
SEOに強いタイトルを作成するためには、前述の基本をおさえた上で、更に以下2つのポイントを実践していく必要があります。
- サジェストキーワード・関連キーワードを考慮する
- 検索クエリタイプからタイトルの語彙を選定する
よりタイトルを最適化するには、検索結果画面の傾向を注意深く分析することが重要です。タイトル設計では特別なツールは必要なく、2つの応用ポイントをおさえるだけで最適化が図れることを覚えておきましょう。
サジェストキーワード・関連キーワードを考慮する
よりSEOに強いタイトルを作成するには、ユーザーが実際に使用している検索キーワードを調べ、タイトルに盛り込んでいく必要があります。例えば、「SEO対策について知りたいユーザー」が実際に使用している検索キーワードを調べるには以下の2つの方法があります。
- Googleサジェストを確認する
- ページ最下部の「関連キーワード」を確認する
いずれのキーワードもGoogle Chromeを使えば、確認することができます。
Googleサジェストキーワードを確認する
Google Chromeの検索窓に「SEO対策」と入力すると、画像のような「候補キーワード」が出てきます。この候補キーワードが「ユーザーが実際に検索で使用しているキーワード」になります。
サジェストキーワードは「オートコンプリート機能」とも呼ばれており、検索するキーワードを全て入力しなくても、ユーザーが入力するであろうキーワードを先読みして候補を提案(サジェスト)してくれます。
※尚、サジェストキーワードはユーザーの検索履歴等によって変化しますので、現在の検索では画像のサジェストキーワードと異なるキーワードが出現するはずです。
ユーザーが実際に使用している検索キーワードということは、検索キーワードの中に「ユーザーが知りたい情報」が隠されている可能性があります。
「SEO対策」の検索結果の場合、ユーザーは「費用」や「やり方(方法)」、「基本」といった言葉を複合キーワードで使用していることが分かりました。
このことから、ユーザーニーズには「SEO対策の基本や対策方法が知りたい」や「外注する際の費用相場が知りたい」といったニーズがあることが推測されます。したがって、タイトルを付ける際には、ユーザーが実際に使用している検索キーワードを考慮し、ページ内容をタイトルに対応させる必要があります。
関連キーワードを確認する
検索結果画面にはもう1つユーザーニーズが隠されている場所があります。それが画像の赤い枠で囲った範囲に表示されたキーワード群です。
Googleの検索窓にキーワードを入力した際に出てきた候補キーワードは「顕在的なニーズ」として捉えることができますが、検索結果画面の最下部に表示されたキーワード群は「潜在的なニーズ」として捉えることが可能です。
関連キーワードを見ると、より詳細なユーザーニーズが隠されているのが分かります。「SEO対策」と検索したユーザーの潜在的なニーズは「無料」や「効果」、「最新」といったキーワードから推測されるというわけです。
Google Chromeを通じて得られるサジェストキーワードと関連キーワードを合わせると、最大計18個となります。
当然のことながら、これら全てをタイトルに含めることはできません。
サジェストキーワードや関連キーワードはタイトルや本文の見出しタグなどに散りばめながら、網羅的にユーザーニーズを満たしていく必要があります。
SEOで成果を出すためのタイトルを考え、コンテンツを作るには、コンテンツSEOという概念を理解しておく必要があります。
関連記事:コンテンツSEOとは?上位表示に必要な対策方法を解説
検索クエリタイプからタイトルの語彙を選定する
ユーザーが検索窓に入力する検索キーワードは「検索クエリ」といわれますが、この検索クエリは大きく分けて以下の4つのタイプに分類されます。
- Knowクエリ:~を知りたい
- Doクエリ:~のやり方(方法)を知りたい
- Buyクエリ:~を買いたい
- Goクエリ:~に行きたい
ユーザーの検索クエリが4つのタイプのどれに当てはまるかを検索結果から傾向分析することで、タイトルに含めるべきキーワードがある程度分かってきます。
タイトルはユーザーの注目を引くために重要な役割を果たしますが、SEO評価が上がらなければそもそもユーザーの目に触れることがありません。そのため、ユーザーニーズをおさえるキーワードを適切に配置した上で他ページとの差別化を図っていくのが良いでしょう。
実際に4つのクエリタイプでよく見られる語彙は以下となります。
- Knowクエリ:~とは、~について
- Doクエリ:~方法、~手順
- Buyクエリ:おすすめ○選
- Goクエリ:「地域名+業種・業態」
クエリタイプの判別を的確に行うには訓練が必要なため、上位表示ページタイトルの傾向分析を行い、共通する語彙がないか探すところから始めるのがおすすめです。
まとめ
SEOに強いタイトルを設計するには様々なチェック項目がありますが、基本をおさえた上で応用の最適化ポイントを実践すると次第に結果が出るようになります。
応用部分についてなかなか実践できないWeb担当者は、SEOツールなどを活用したり、SEO対策に強い外部業者に相談するなどしてアドバイスを受けるのが賢明です。
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