Yahoo!のSEO対策3つのポイント|Googleの検索エンジンとの違いは?
SEO対策をする際、Googleの評価ばかりを気にしがちですが、Yahoo!をはじめとしたその他の検索エンジンについてはどのように対策すればいいのかわからないと悩む人は多いのではないでしょうか。特にYahoo!はGoogleのように有名な検索エンジンの一つなので、対策の方法やポイントについては知っておきたいところです。
そこで今回は、Yahoo!に向けたSEO対策・施策の必要性について詳しく解説していきます。
「GoogleだけでなくYahoo!に向けたSEO対策もするべきでは?」「でもどうすればいいの?」と迷ったときは、参考にしてみてください。
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Yahoo!とGoogleの検索エンジンの違い
Yahoo!とGoogleの検索エンジンの違いについては、以下の点を知っておく必要があります。
- Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使用している
- Yahoo!でのSEO対策はGoogleと全く同じと考えていい
それぞれのポイントについて、詳しく説明します。
Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使用している
Yahoo!は、日本で昔から有名なWebサービスの一つです。
検索エンジンのシェアは日本国内においてもGoogleが圧倒的な数を占めていますが、現在でもYahoo!の検索エンジンを使用している人は一定数います。
そんなYahoo!の検索エンジンのシステムは、実はGoogleと同じものを採用しています。そのため、検索エンジンの仕組み自体は基本的にYahoo!=Googleととらえて問題ありません。
以前はYahoo!も独自の仕組みを取り入れていましたが、2011年を境にGoogleの検索連動型配信システムと検索エンジンを採用するようになりました。
検索結果に表示される順位に微妙な違いはありますが(その理由は後述)、Yahoo!の検索エンジンはGoogleとほぼ同じものであることをまずは知識として覚えておきましょう。
Yahoo!でのSEO対策はGoogleと全く同じと考えていい
Yahoo!はGoogleの検索エンジンのシステムを採用し、検索エンジンサービスを提供しています。そのため、Googleに向けてSEO対策を実施すれば、同時にYahoo!もカバーできることになります。
Yahoo!に特化したSEO対策の勉強をする必要は基本的になく、意識すべきポイントはGoogleと全く同じと捉えて問題ありません。同じキーワードで検索をかければほぼ同じ順番で検索結果が表示されます。
なので、Yahoo!で検索してくる人に向けてサイトの改良を行いたい場合でも、Googleで検索してくる人に向けた対策を行うことで事足ります。
また、現在のSEOはGoogleでもYahoo!でも、ユーザーファーストであるかどうかが重視されます。検索エンジンの種類に関わらず、コンテンツの質そのものを上げていくことで、検索結果での上位表示を狙えるようになるのです。
Yahoo!のSEO対策でやるべき3つのこと
Yahoo!はGoogleと同じシステムで検索エンジンを運用しているため、SEO対策としてやるべきことにも違いはありません。
基本的な対策としては、以下のポイントが挙げられます。
- ユーザーにとって有益なコンテンツ作りを心掛ける
- クローラビリティを意識した内部施策を行う
- Googleの分析ツールを活用する
上記のポイントについて、詳しく説明していきます。
ユーザーにとって有益なコンテンツ作りを心掛ける
現在のSEOにおいて重視されることは、ユーザーにとって有益なコンテンツであることです。制作者サイドから見た利益ではなく、あくまで読者・ユーザーの利益を考えた優良なコンテンツであることが重要となります。
以前は、SEO対策としてコンテンツ内にひたすらキーワードを入れ込んだ不自然なサイトが蔓延していました。その当時はGoogleの自然言語処理の技術がそこまで高くなかったため、コンテンツ内にキーワードを大量に含めることが上位表示のポイントだったのです。
しかし、キーワードの数だけを意識したコンテンツは読者にとって読みづらいものにしかならず、不正なやり方で上位表示させようとするサイトが数多くありました。
このような課題に直面したことや、自然言語処理の技術向上により、近年は単純にキーワードを多く含めるだけでは上位表示させるのが難しくなっています。むしろ同じようなキーワードが不自然なほどに羅列されていると、悪質なコンテンツとみなされGoogleから低評価を受けることも少なくありません。
スマホが普及し、誰もが気軽にWebサイトを閲覧できる時代になったからこそ、コンテンツの質は制作者として意識すべき最重要事項と言えるでしょう。
従って、このようなGoogleの検索エンジンの仕組みを取り入れているYahoo!においても、当然、ユーザーの悩みや要望を深掘りして解決に導くことができる良質なコンテンツを提供することが大切なポイントとなります。
クローラビリティを意識した内部施策を行う
Yahoo!はGoogleの検索エンジンの仕組みを取り入れているため、Googleから受けたサイトの評価はYahoo!にもそのまま反映されると捉えていいでしょう。
Googleは「クローラー」という専用のシステム(ロボット)を使ってサイトの評価を行います。クローラーは数多のサイトや各サイト内のページを巡回し、その情報をGoogleのデータベースに登録していきます。そのため、Googleから評価を受ける=検索結果に反映されるためには、クローラーにサイト内を巡回してもらう必要があります。
しかし、新規ページを投稿したり更新したりしても、クローラーがすぐに巡回してくれるわけではありません。時間が経てば徐々にクロールされていきますが、そのときまではGoogleやYahoo!にインデックスされず、時間を無駄にしてしまいます。
そこで意識したいのが、「クローラビリティ」です。これはクローラーの巡回しやすさ・ページへの訪問しやすさ・情報の読み込みやすさなどを指します。クローラビリティが高まれば検索結果に早い段階で反映されますし、良質なコンテンツなら高評価を受けやすくなるというわけです。
そのクローラビリティを向上させるためには、以下のような内部施策が有効です。
- 内部リンクの充実化
- リンク切れをなくす
- 画像を増やし過ぎないようにする
- スマホからの閲覧のしやすさを向上させる
内部リンクを増やせばクローラーがサイトを巡回しやすくなり、インデックスのされやすさにつながります。その際にはリンク切れをなくせるよう、逐一チェックしていくことも大切です。
また、画像を増やし過ぎず、クローラーが情報を読み取りやすいように努めることも大事です。というのも、クローラーは基本的に画像ではなくテキストを読み取ってその情報をデータベースに登録していくため、画像が多いと必要な情報が伝わらなくなってしまう可能性が考えられます。また、画像が多いことはページの重さにもつながるため、ユーザビリティを下げ、SEO評価にも響きやすくなります。
ほかにも、スマホからの閲覧のしやすさを向上させることも大事な施策の一つです。現在はスマホでWebサイトを閲覧する人が多いため、スマホから見たときに見づらいページになっていないか、逐一チェックすることを欠かさないようにしましょう。
Googleの分析ツールを活用する
GoogleのSEO関連ツールは、Yahoo!向けのSEO対策にも有効です。
例えば、以下のようなGoogleのツールは、SEO対策やWebマーケティングにおいて欠かせないツールです。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
Yahoo!向けのSEO対策を行いたい場合でも、これらのツールを活用するようにしましょう。
Googleアナリティクスでは、PV数や各ページの滞在時間、離脱率などを調べることができます。また、Googleサーチコンソールでは平均検索順位や検索流入キーワードなどを確認できます。これらのデータをもとにコンテンツの改良を重ねれば、GoogleでもYahoo!でも上位表示を狙うための対策が可能です。
Yahoo!とGoogleで検索結果が少しだけ異なる理由
Yahoo!はGoogleと同じ検索エンジンのシステムを利用しているので、同じキーワードで検索した際に表示されるページの順番は基本的に同じです。
しかし、上述したように、Yahoo!とGoogleの検索結果に表示されるページの順番は、少しだけ異なることがあります。
その理由は、Yahoo!の場合、Yahoo!に関連する以下のようなサービスやサイトが優先的に表示されるようになっているからです。
- Yahoo!ショッピング
- Yahoo!知恵袋
- Yahoo!ニュース
- ヤフオク
検索するキーワードによって上記のサービスやサイトへのリンクが混ざってくるため、Googleとは少し違った結果となります。
もう一つの理由としては、Googleの「パーソナライズド検索」という機能による影響も考えられます。パーソナライズド検索とは、ユーザーの検索履歴からプログラムが興味関心を洗い出し、それに合わせて検索結果を調節する機能です。
この機能によりGoogleの検索結果は人それぞれで差異が生まれ、Yahoo!の検索結果とも違ったものとなります。
まとめ
Yahoo!はGoogleの検索エンジンと同じシステムを採用しているため、基本的なSEO対策はGoogleと同じです。Googleで上位表示を狙うためのコンテンツ制作を意識すれば、Yahoo!も同時にカバーできるでしょう。
現在のSEOは、あくまでコンテンツの質が重要です。Yahoo!でもGoogleでも、ユーザーのニーズに寄り添い、正確で読みやすいコンテンツ作りを心がけることが、検索結果で上位表示されるための近道です。
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