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Twitter広告とは?4つのクリエイティブと運用事例を解説

Twitter広告とは?4つのクリエイティブと運用事例を解説
Twitter広告はタイムラインや検索結果に広告を出稿できるサービスで、広告メニューによっては多くのユーザーの目に触れるトレンド部分への出稿も可能なサービスです。

Twitterは2017年に日本の月間利用者数が4,500万に到達し、以降も個人利用だけでなく企業の公式アカウントとしての利用も増え続けているソーシャルメディアです。

本記事では、プロモーション効果が期待できるTwitter広告におけるクリエイティブの種類や費用、運用事例について詳しく紹介します。

Twitter広告のクリエイティブとは?

「Twitter広告」は、Twitterのタイムラインや検索画面に自社の広告を配信できるサービスです。

ユーザーのツイートや検索に使うキーワードのほか、興味や関心といったターゲティングが可能で、配信した広告がユーザーによってリツイートされることで二次拡散にも期待ができます。

「クリエイティブ」とは、広告用に作られた動画やバナー画像、キャッチコピーや文章など広告全体のことを指します。

Twitter広告のクリエイティブ4つを解説

Twitter広告には「テキスト広告」「画像広告」「動画広告」「カルーセル広告」の4つがあります。

テキスト広告 < 画像広告 < 動画広告 < カルーセル広告の順に、ユーザーの注意を惹きエンゲージメントを獲得しやすくなる傾向がありますが、その分、広告的な要素が強くなるためタイムラインに溶け込みにくくなる特徴があります。

それぞれのクリエイティブの違いについて、イメージ画像を交えて紹介します。

1.テキスト広告

テキスト広告

引用:Twitter広告クリエイティブの仕様|テキスト広告

テキスト広告は、テキストのみで構成する広告クリエイティブで、日本語の全角文字で140文字(半角なら280文字)を使って制作する広告です。

リンクを掲載する場合は、リンクに12文字(半角で23文字)使われるため、ツイートの本文に使えるのは128文字(半角で257文字)までとなります。文字数は、以降の広告も全て同じ条件になります。

テキストでの投稿が一般的なTwitterのコンテンツ(ツイート)に上手く溶け込むので、「いいね」や「リツイート」といった反応(エンゲージメント)を得やすいといわれています。

2.画像広告

画像広告

引用:Twitter広告クリエイティブの仕様|画像広告

画像広告では、文章だけではツイートに埋もれやすい広告に画像を使うことで、ユーザーの目を引くことができます。

画像サイズはアスペクト比が1:1の場合1200×1200ピクセルが推奨値で、アスペクト比1.91:1の場合1200×628ピクセルが推奨値になります。ファイル形式はPNGとJPEGを推奨。ファイルサイズは最大5MBまでとなります。

3.動画広告

動画広告

引用:Twitter広告クリエイティブの仕様|動画広告

動画広告では、画像ではなく動画を挿し込むことで、ブランドやサービスについて視覚的に伝えやすくなり、反応が得やすくなる効果が期待できます。

使用できるファイル形式はMP4かMOV。ファイルサイズは30MB未満が推奨で、最大1GBまで可能。動画の長さは15秒以内が推奨で、最大2分20秒まで可能。(動画の長さは一部の広告主で例外あり)

4.カルーセル広告(アプリ・Webサイト広告)

カルーセル広告

引用:Twitter広告クリエイティブの仕様|カルーセル広告

カルーセル広告では、2つ以上の画像または動画を組み合わせて配信することができます。複数の商品を紹介することが可能ですし、ひとつの商品を複数のクリエイティブで配信することも可能です。

スライドに使える画像・動画は2~6枚。画像のアスペクト比は1.91:1か1:1。動画のアスペクト比は16:9か1:1で、それぞれ1つのカルーセル内で使えるアスペクト比は1つだけとなっています。

Twitter広告クリエイティブのターゲティングについて

Twitter広告では、クリエイティブに対して「オーディエンスの特性」「オーディエンスタイプ」「既存のオーディエンス」と、大きくわけて3つの要素からターゲティングが可能です。

それぞれを組み合わせることで広告をより効果的に配信できるので、どのようなターゲティングができるのか事前に把握しておきましょう。

オーディエンスの特性に基づいたターゲティング

項目 対象・要素
地域 国、地域、都市圏、都市、郵便番号
言語 言語
端末、プラットフォーム、Wi-Fi スマートフォンのモデル、キャリア、Wi-Fi接続の端末
年齢 年齢
性別 性別

「オーディエンスの特性」では主に対象となるユーザーの居住エリアや言語、年齢などを絞るターゲティングが可能です。

オーディエンスタイプに基づいたターゲティング

項目 対象・要素
会話 25以上のカテゴリー、10,000以上のトピックに関するツイートや反応をしているユーザー
イベント イベントに興味関心のあるユーザー
ツイートエンゲージャー ツイートに反応したユーザー
キーワード 特定のキーワードを検索、ツイート、反応したユーザー
映画とテレビ番組 映画やテレビ番組に反応するユーザー
興味関心 25のカテゴリーと350種類のサブトピックに興味関心のあるユーザー
フォロワーが似ているアカウント ターゲットとなるアカウントのフォロワーと似た興味関心を持つユーザー

「オーディエンスタイプ」ではTwitterの利用状況から、ユーザーの興味や関心のある要素を絞ってターゲティングすることが可能です。

既存のオーディエンスに基づいたターゲティング

項目 対象・要素
フォロワー 既存のフォロワー
カスタムオーディエンス 既存の顧客や特定行動をしたユーザーリスト

「既存のオーディエンス」ではフォロワーのほかにも、TwitterIDやメールアドレスなどのリスト、特定のサイトにアクセスした人、特定のアプリをダウンロードした人などのカスタムオーディエンスリストを作成し、ターゲティングが可能です。

Twitter広告を活用している事例を紹介

Twitter広告は自社のプロモーションや、顧客とのコミュニケーションのために国内外の企業が多く利用しています。ここからはTwitter広告を活用している企業の成功例を具体的な運用方法を交えて紹介します。

企業の事例については、Twitter活用事例からも確認できるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.BOOKOFF Online

「本を売るならBOOKOFF」でおなじみのBOOKOFFが、2007年より運営している「ブックオフオンライン」での事例です。「商材関連の有名アカウントフォロワー」「商材関連キーワード指定」「Twitter急上昇ワード指定」の3つをターゲティングのポイントにし、1年かかったフォロワー増加数を1ヵ月で達成しています。

関連キーワードの設定では「ONEPIECE」や「NARUTO」だけを完全一致で設定し「ワンピース」や「ナルト」といった意図しないターゲットに配信されないように運用しています。

2.Earth Corporation

「殺虫剤」を中心に「入浴剤」や「消臭芳香剤」など日用品を幅広く製造・販売する「アース製薬株式会社」の事例です。

企業のエイプリルフールネタを好みそうなゲームやアニメファンをターゲットとし、エイプリルフールネタとして投稿した「らくハピお風呂できのこ栽培」というジョーク製品のツイートで、1日で97万以上のインプレッションを達成。そのほか、インフルエンサーにリツイートされたことで、フォロワー数が1日に1,000人増加しました。

Twitter広告費用の目安は?

Twitter広告は「広告メニュー」と「課金方式」によって費用が異なります。最低出稿金額に制限はないので1円からでも出向可能ですが、実際に1円で広告が表示されることは難しいでしょう。

Twitter広告では無料で広告を配信することはできませんが、広告を使わないオーガニックツイートでエンゲージメントの獲得を得意とするアカウントも存在しているので、そういったアカウントを参考にしてみるのもよいでしょう。

広告メニューによる費用の目安

広告メニューの種類 表示場所 費用相場
プロモアカウント おすすめユーザー 40~100円/1フォロワー
プロモトレンド トレンド欄 800万円~/24時間
プロモツイート タイムライン 5~250円/1エンゲージメント

Twitter広告には3つの配信面があります。

「プロモアカウント」はおすすめユーザーの欄に表示され、フォロワー数の増加を目的とした広告です。フォロワー数が1つ増えるごとに40~100円程度加算されます。

「プロモトレンド」はトレンド欄の1~2番目に表示される広告枠を、0時~24時までの24時間分購入することができる広告です。出稿できるのは1日1社のみで、費用は時期よって変動しますが800万円程度を見ておくとよいでしょう。コストはかかりますが、想定インプレッションは2,500万ともいわれています。

タイムラインに表示される「プロモツイート」はエンゲージメントの獲得を得意とする広告で、選択する「広告キャンペーンの目的」によって課金方式が異なります。

プロモツイートの課金方式と費用の目安

課金方式(キャンペーンの目的) 費用相場/課金ポイント
インプレッション課金(認知度の向上) 400~650円/1,000インプレッション
クリック課金(購入検討) 40~200円/1クリック
フォロー課金(購入検討) 40~100円/1フォロー
エンゲージメント課金(購入検討) 40~100円/1エンゲージメント
再生数課金(購入検討) 5~20円/1再生
アプリインストール/クリック課金(コンバージョン) 100~250円/1インストール

「プロモツイート」は、ユーザーが「キャンペーンの目的」に応じた、特定のアクションを行った場合に課金されます。

例えば、「クリック課金」を選択した場合、リンククリック1件に対して費用が発生し、この広告で「フォロワー」が増えても課金対象とはなりません。

また、Twitter広告はユーザーが広告をリツイートし、リツイート先でアクションされたものは課金対象外となります。そのため、リツイートされやすい広告を作ることが費用を抑えるコツといえるでしょう。

まとめ

このページではTwitter広告のクリエイティブについて、内容や費用について紹介しました。

クリエイティブの種類によってはタイムラインに馴染みやすく、「いいね」や「リツイート」による拡散が期待できる反面、タイムラインに埋もれやすいものは画像や動画を使った広告との使い分けが大切になってきます。

出稿の費用については、クリエイティブの質によって大きく変わるので、ユーザーの目線に立ち、思わずリツイートしたくなるようなクリエイティブの作成を心がけてみましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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