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相互リンクとは|SEOの効果や基本のやり方・注意点を詳しく解説

相互リンクとは|SEOの効果や基本のやり方・注意点を詳しく解説
相互リンクは名称通り、2つのサイトでお互いにリンクを設置し合うことです。SEOへの影響はプラスにもマイナスにも働くため、Googleの意に沿った正しい方法で行う必要があります。

ですが「なぜ相互リンクがSEOに影響を与えるの?」「どのようなリスクがあるの?」と疑問に感じる方も多いかと思います。

そこで本記事では、相互リンクについて概要からメリット・デメリット、注意点など幅広く解説していきます。ぜひとも参考にしていただき、SEO対策に役立ててください。
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相互リンクとは?

相互リンクとは、2つのサイトでお互いにリンクを設置し合うことを言います。

一昔前では個人ブログに、お互いの関係性を示すために相互リンクが行われていたり、それぞれのサイトからユーザーを流入するために行われていたりしていました。また、現在でも昔ながらのホームページ運営を趣味として続けている一部のサイトで、SEOのためではなく良好な関係性を示すために相互リンクが行われています。

わかりやすく言えば、現在のYouTubeで行われているYouTuber同士のコラボのようなものが、相互リンクという形でした。

しかし、現在の相互リンクは、基本的にはSEOのために用いられることが多いです。Googleの検索順位は被リンクの数に大きく影響されるため、被リンクを増やせる相互リンクは多くのサイトで行われています。

とはいえ、相互リンクを闇雲に募集して被リンクを増やし、Googleの検索順位に悪影響を及ぼす事例が過去にあったため、現在Googleでは「リンクプログラム」のページでも明記されている通り、「過剰な相互リンクや、相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成すること。」を禁止しています。また、大前提として、検索順位を操作することを目的としたリンクは禁止されています。

そして、相互リンクをするうえで特に気を付けたいポイントが、前述の「過剰な相互リンク」といった文言です。明確な線引きがされていないため、たとえ検索順位を操作することを目的としていなくても「相互リンクをする際は過剰であるかどうか」「Googleのガイドラインに違反しないか」などを注意する必要があります。

相互リンクのSEO効果

相互リンクをするとアクセスが増えて、ユーザーの利便性が向上するため、自然な被リンクの数が増えます。つまり、結果としてSEO効果を期待できるのです。

具体的に説明すると、Googleの検索順位を決める要素はコンテンツの質です。そして、コンテンツの質を決めるための要素の1つが被リンクです。Googleは、被リンクが多ければ多いほど多くの人から支持されていると認識するため、「多くの人から支持されている=コンテンツの質が高い=検索順位が高くなる」といった図式が成り立ちます。

ただし、単純に被リンクの数が検索順位を左右してしまうと、低品質なサイトからの被リンクだけを闇雲に集めたサイトが、検索結果の上位に表示されかねません。Googleはこのような事態を避けるために、リンクを作ったサイトの評価が悪い場合は、被リンク側にペナルティを与えています。

つまり、相互リンクの被リンクの効果をSEOへプラスに働かせるには、相互のサイトの品質が高く、なおかつ前述した「過剰な相互リンクや、相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成すること。」に該当しないことが重要です。また、相互リンクによる被リンク自体を目的にすることがないように気をつけましょう。

相互リンクの3つのメリット

これまでに軽く触れてきたように、相互リンクの主なメリットは以下の3つです。

  • リンク先からのアクセス数が増える
  • ユーザーの利便性が向上する
  • 検索順位が上がる

それぞれのメリットを確認して、相互リンクをするべきなのか検討してみましょう。

リンク先からのアクセス数が増える

相互リンクを行うことで、リンク先からのアクセス数が増えます。Googleのガイドラインを守っている健全な相互リンクであれば、相手のサイトと関連性のある自分のサイトにも、ユーザーは興味を持ってくれやすいでしょう。

また、自分のサイトのアクセス数が増えて、コンテンツの内容の質も伴っていれば、自然と良質な被リンクの数も増えるため、結果として検索順位の上昇にもつながります。

例え検索順位に影響しなかったとしても、サイトを開設して間もないのであれば、アクセスが増えるだけでモチベーションは高まります。現状はアクセスが少なくて、サイト運営に立ち往生してしまっている人にとっては大きなメリットです。

ユーザーの利便性が向上する

ユーザーの利便性が向上するのも、相互リンクの大きなメリットです。健全な相互リンクなら、それぞれのサイトは関連性があり、ユーザーにとっても興味を惹くコンテンツとなります。

例えば、女性に向けたヨガに関するブログを作っている場合は、女性に向けたジムに関するブログを作っているサイトと相互リンクをすると、ユーザーの属性が近いため「こんなブログがあるのか」と新しい発見をしてもらえるでしょう。

つまり、前述のYouTuberのコラボの例と同じで、ユーザーに新しい発見をしてもらうことで、結果として利便性が向上するということです。このように、ユーザーの利便性が向上することはユーザー側のメリットではありますが、それと同時にサイト運営者にとってのメリットでもあります。ユーザーの満足度が高まることで、結果としてアクセス数の向上、検索順位の上昇につながるからです。

検索順位が上がる

前述のように、相互リンクにより結果として検索順位が上昇することは、最大のメリットと言えるでしょう。

もちろん相互リンクで、被リンクを獲得したことによるSEO効果も考えられます。ですが、Googleは過剰な相互リンクを禁止していますし、そもそもランキングを操作することを目的としたリンク、つまりユーザーのことを考えていない、被リンク自体が目的になっている相互リンクも禁止です。

ユーザーのためになることがGoogleの意図することなので、ユーザーの利便性を第一に考えて相互リンクを行いましょう。ユーザー第一に考えてコンテンツを作成していれば、結果として良質な被リンクは自然と増えることになります。

相互リンクのデメリット

一方、相互リンクのデメリットは以下の2つです。

  • 検索順位が下がる可能性がある
  • ペナルティを受けるリスクがある

場合によっては検索結果に表示されなくなるので、必ず確認して健全なサイト運営ができるようにしましょう。

検索順位が下がる可能性がある

Googleが考える適切な被リンクは、基本的には人気の指標となります。特に良質なサイトからの被リンクは「良質なサイトが支持(リンク)している=良質なサイト」といった考え方となるので、検索順位の上昇を見込めるでしょう。

ただし、低品質なサイトからの被リンクは「低品質なサイトが支持(リンク)している=低品質なサイト」と判断されかねません。そのため、低品質なサイトと相互リンクをすると、場合によっては検索順位が下がってしまうことも考えられます。相互リンクをする際は、お互いにサイトの品質が良くないとリスクがあることを理解しておきましょう。

ペナルティを受けるリスクがある

相互リンクをする際は、Googleからペナルティを受けるデメリットも覚悟しなければいけません。繰り返しになりますが、Googleでは「過剰な相互リンク」を禁止しています。また、大前提として、ランキングを操作することを目的としたリンクは禁止されています。

つまり、Googleから過剰な相互リンクであると判断された場合や、ランキング操作のための被リンクを受けていると判断された場合は、ペナルティを受けてGoogleの検索結果に表示されなくなる可能性があるのです。そのため、相互リンクのメリットに大きな魅力を感じない場合は、あえてしないほうが無難と言えます。

相互リンクのやり方・依頼方法

前述のように、過剰な相互リンクは禁止されています。そのため、相互リンクを行うときは闇雲に相手を探すのではなく、自サイトと関連性が高く、相互リンクをすることがユーザーのためになるサイトを探しましょう。相性の良いサイトを見つけたら、問い合わせフォームなどから運営者に依頼を行います。

依頼方法に決まりはありませんが、「相互リンクを設置したいと思った経緯」「相互リンクを設置することでユーザーにどのような恩恵をもたらせるのか」などを記載すると良いです。もちろん自サイトのURLの記載や自己紹介、挨拶なども失礼がないように行ってください。

ただし、現状では相互リンク自体にペナルティのリスクが否めないため、依頼は簡単には通りません。なので、場合によっては相互リンクの設置に注力するよりも、自サイトのコンテンツを充実させたほうが結果としてプラスになります。相互リンクの設置に力を傾けすぎないように、バランスを取りながらサイト運営をしていきましょう。

相互リンクを効果的に行う5つのポイント

相互リンクを設置する際のポイントは、以下の3つです。

  • 関連性が高いサイトのみリンクする
  • ページランクの高さを基準に相互ランクを依頼する
  • 場合によっては「rel=nofollow」の設定や削除依頼をする

相互リンクを効果的に行うためにも、それぞれよく理解しておくようにしましょう。

関連性が高いサイトのみリンクする

もし相互リンクをする場合は、関連性が高いサイトのみをリンクしましょう。関連性が低いにも関わらず相互リンクをしてしまうと、悪質な被リンクだと見なされる恐れがあります。

また、関連性が高い良質なサイト同士でつなげるために、自分で2つのサイトを作って相互リンクをする手もありますが、そこまで無理をする必要はありません。結局は良質なコンテンツを制作して、良質で自然な被リンクを貰うことがSEOの最重要な要素と言えます。小手先の技術でGoogleから評価されるように立ち回っても、結局は遠回りとなるだけです。

ページランクの高さを基準に相互リンクを依頼する

相互リンクする先を選ぶときは、ページランクの高さを確認しておく必要があります。

ページランクが高いサイトであれば良質な被リンクが設置されるので、相互リンクしても自サイトの評価が下がる可能性は低いです。反対にページランクが低く、低品質なサイトと相互リンクをすると、被リンクが低品質だと判断されて、自サイトの評価まで下がってしまう可能性も出てきます。

ページランクを明確に把握する方法は現状ありませんが、「Moz」や「Ahrefs」などのSEOツールを用いることで、ページランクの代わりとなる指数は確認できます。相互リンクする際は、そういった指標を参考にして依頼するサイトを選びましょう。

場合によっては「rel=nofollow」の設定や削除依頼をする

もし相互リンクをしたことで自サイトの検索順位が下がってしまった場合は、被リンクが原因となっている可能性が高いです。その場合は相互リンク先に、被リンクへの「rel=nofollow」の設置を依頼するか、リンク自体を削除してもらいましょう。「rel=nofollow」をリンクに設置すると、リンクによる評価を渡さないようにGoogleに伝えられます。

相互リンク先が対応を拒否したり、応答がなかったりする場合は、Googleサーチコンソールの「リンク否認ツール」を使いましょう。テキストファイルに品質の悪いリンクのリストを作ってGoogleに送信することで、リンクの否認を対応してもらえます。

まとめ

相互リンクはSEOに関してプラスにもマイナスにも働くため、メリットやデメリットの把握は必須です。一昔前はSEO対策で大きな効果を発揮するとも考えられていましたが、現状では場合によってはペナルティの対象となり、大きなリスクがついてまわります。

ただ、このように小手先の技術でSEO対策がしにくくなったからこそ、相互リンクによる被リンクがなくても正しくユーザーのためになるコンテンツを作っていれば、Googleは正当に評価をしてくれるようになったとも言えます。健全にサイトを運営したいなら、相互リンクには期待しすぎず、良質なコンテンツ作りに注力したSEO対策を行いましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
   

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