求人ボックスとは?特徴や掲載方法を紹介
日本国内には複数の求人検索エンジンが存在していますが、中でも近年注目すべきサービスが、「求人ボックス」です。
求人ボックスは2020年10月現在で新着求人件数が日本で一番多く、企業の担当者であればぜひとも知っておきたいサービスでしょう。
この記事では、求人ボックスの概要や強み、求人ボックスへの掲載方法について解説していきます。
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求人ボックスとは
求人ボックスとは、求人情報に特化した検索エンジンです。
「食べログ」や「価格.com」等で有名な株式会社カカクコムが2015年から運営しており、「職種・業種」と「勤務地」を入力するだけで、求人情報を検索できます。
求人ボックスは近年になって順調にユーザーを増やしており、優秀な人材を確保したい企業の担当者であれば確実に押さえておきたいサイトで、雇用形態は新卒採用、正社員、アルバイト、派遣、そして在宅ワークまで幅広く扱っています。
また、求人ボックスでは、独自に開発した検索エンジンを使用しています。
検索ワードと求人情報のマッチ度の高さや情報の新しさ等から総合的に求人情報を評価し、求職者の望みに合った検索結果を表示しています。
さらに、「食べログ」や「価格.com」といったサービスを運営しているだけあり、求人ボックスのサイトはユーザー目線に合わせた見やすい・使いやすい作りになっていると評判です。
求人ボックスの強み
近年ユーザー数を増やしてきている求人ボックスには数々の強みがあります。
ここからは、求人ボックスが持つ強みを3つに整理して解説します。
SEOが強い
求人ボックスの強みとしてまず挙げられるのが、SEOの強さです。
一般的にはそれほど広く知られていない求人ボックスはユーザー目線で使いやすい設計等が幸いし、SEO的にとても強い求人サイトとなっているのです。
カカクコムがリリースした情報によると、求人ボックスの月間利用者数は2019年に400万人、2020年5月に500万人を突破し、順調に推移しています。
現状では求人検索エンジンの最大手はIndeed(インディード)です。
しかし、現在の右肩上がりの成長ペースを見ていると、今後求人ボックスがIndeedに肩を並べる可能性は充分にあると言えます。
求人情報の一括検索サイト「求人ボックス」、月間利用者が500万人を突破
新着求人数が日本一
求人ボックスは、2020年10月現在で新着求人数が日本一の求人検索エンジンです。
2020年10月23日現在で求人ボックスのサイトをチェックした際には、313,185件の新着情報が掲載されていました。
同日にIndeedのサイトで日本国内における新着情報を確認したところ124,933件であり、求人ボックスの新着求人数がいかに多いかが分かるでしょう。
新着求人数は時を経るとともに増えてきており、今後も最も注目すべき求人検索エンジンであると言えるかもしれません。
検索機能が充実している
求人ボックスの強みとしては、検索機能の充実度も挙げられるでしょう。
条件検索においては、「給与」や「雇用形態」などの標準的なものだけでなく、こだわり条件を検索できる機能があり、以下の様なこだわり項目も条件として付けることができます。
- 未経験OK
- 女性が活躍
- ミドル・シニア歓迎
- 英語が活かせる
- 学歴不問
- 急募
- 服装自由
- ブランクOK
- 社名非公開求人を除く
- ハローワーク求人を除く
- 障がい者採用の求人
こうした詳細な項目設定は、ユーザー目線に立っていて、とても利便性が高いサービスであることが分かります。
また、求人ボックスの検索には、サポート機能も充実して、例えば職種や雇用形態、急上昇ワードなどの人気検索ランキングの閲覧が可能です。
また、その他にも平均年収などの雇用統計や企業情報など、ユーザーが欲しいと思う便利な機能が搭載されています。
求人ボックスへの掲載方法
ここからは、求人ボックスへ求人を掲載する方法を紹介します。求人ボックスへの求人掲載方法は、直接投稿とクローリングの2つです。
直接投稿
どの企業でも基本的に利用できる掲載方法が、「採用ボード」への直接投稿です。
求人ボックスでは、自社の採用ページを持っていない企業のために、「採用ボード」と呼ばれるシステムを設けています。
直接投稿をするためにはまず、以下の情報を整理・確認しておきましょう。
- 会社名(店舗名)
- メールアドレス
- パスワード
そして、実際に投稿する画面では、仕事内容、雇用形態、給与情報はもちろんのこと、職場情報、勤務時間、手当、待遇といった項目もできるだけ詳細に入力しましょう。
任意項目を積極的に追加することで、求職者へのアピールに繋がるうえに入社後のお互いのミスマッチも減らすことができます。
なお、1企業あたりに作成できる求人数の制限はなく100件まで掲載可能であるため、店舗・部署別に求人を投稿することも可能です。
自社サイトが無い、もしくは自社サイトの採用ページが求人ボックスに非対応だった場合などでも、直接投稿であれば求人を掲載することができます。
必須項目だけでなく自由項目も追加できるため、自社のアピールを思い通りに行えるでしょう。
ページ作成後に、求人ボックス側での審査をクリアすることで(最短で当日)掲載してもらうことができます。また、掲載後は何度でも修正することが可能です。
クローリング
求人ボックスに投稿する2つ目の方法が、クローリングの活用です。
求人ボックスでは、独自のクローリング技術を用いてWeb上に掲載がある求人情報を自動収集し、求人ボックス内で掲載しています。
求人ボックスが求人情報だと判断したページが自動表示されるため、特段の登録・申請は不要です。
しかし、既に他の求人サイト等で求人を出している場合は追加の作業は特にないのですが、無い場合は自社サイトや他の求人サイトに求人ページを作成する必要があります。
また、求人ボックスに掲載されるか否かは独自のロジックでクローリングして決定しているため、一度掲載された求人情報でもその後削除されてしまう可能性があります。
掲載や削除の理由は公開されておらず、クローリングによる掲載を確実に狙うのであれば独自に原因を究明する必要があります。
なお、クローリングによる自動掲載を選択するのであれば採用ボードへの直接投稿は出来なくなってしまう点には注意が必要です。
求人ボックスへの掲載料金
求人ボックスへ求人情報を掲載してもらうのは、基本的に無料です。
ただし、より検索順位を上げて成果に繋げたい企業のために、クリック課金型の有料プラン(リスティング広告)も設けられています。
クリック課金型とは、検索順位の優先度を上げてもらう代わりに、ユーザーからクリックされるたびに広告費用が発生するシステムです。
クリックされた分しか費用を支払う必要が無いため、無駄なく効果的に採用活動を行うことができます。
クリック課金型の有料プランの場合クリック単価は入札方式になっており、クリック1回あたり25円~1,000円の間で入札を行います。
広告を配信する際は、予め月予算を設定することで限られた予算内での運用が可能となります。
日単位での予算設定もできるため、適切な単価を設定し効果最大化をはかりましょう。
【まとめ】求人ボックスとは
求人ボックスとは求人情報に特化した検索エンジンであり、ユーザー目線に立った使いやすいサイト設計などから近年右肩上がりにユーザー数を増やしているサービスです。
求人ボックスに求人情報を掲載するには採用ボードへの直接投稿とクローリングの2種類が方法として挙げられますので、自社の条件に合わせて適した方を選択しましょう。
また、早期に効果を出したい場合には有料プランも用意されていますので、ぜひ検討してみてください。