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【Indeed】自動入札機能がもたらす影響と広告運用のコツ

【Indeed】自動入札機能がもたらす影響と広告運用のコツ
Indeed運用において、日々の入札調整を行う時間がない、Indeed運用経験がなく、どの程度のコストを投下すればいいのか分からない等の理由から、これまで手動でクリック単価(CPC)を設定し調整を行っていた部分を、自動運用に切り替えた方も多いのではないでしょうか。

今回は2020年12月にIndeedよりアナウンスがあった自動調整ロジック変更後の運用実績結果をご紹介します。
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Indeed自動運用の検証結果について

Indeedの自動運用においては過去の記事で紹介したように、2020年12月にロジック変更が行われております。

これまでクリック単価(CPC)を最小限に抑え、「クリック数の最適化」に重きをおいていた事から、クリック上限単価は1,100円とされていましたが、ロジック変更後は「応募に繋がりやすいクリック数の最適化」を目的とした仕様に切り替わった為、クリック上限単価の設定は廃止されました。

つまり、今までは自動運用で配信してもクリック単価は1,100円以上にはならないとされていましたが、今回のロジック変更に伴い、その上限が廃止され1,100円以上の単価でも落札されるケースが出てくるようになります。

弊社はこれまで手動による入札調整をメインにIndeedの広告運用を行ってきましたが、自動化することで入札調整を行う時間が削減出来る上に、成果に直結するロジック変更であれば結果的に業務効率化にも繋がると考え、一部の求人で自動運用を開始しています。

次に事例として紹介する求人サイトでは、これまで特定の条件に基づき求人をグループ化(キャンペーン化)して運用してきましたが、一部のキャンペーンの成果が継続的に伸び悩む実態がありました。

そこで今回のロジック変更を機に、悪化している1キャンペーンのみを自動運用に切り替え、どこまで成果が出るのか検証した結果が次のとおりです。

自動運用開始月とその翌月の各指標における実績比較

【対象求人サイト】

全体求人数 10,000件
自動運用に切り替えた求人数 500件
職種 オフィス系
雇用形態 アルバイト中心

【条件】 
上限設定予算は一定
スポンサー枠(広告枠)での事例

※次の数値は自動運用に切り替えた1キャンペーンのみの実績となります。

クリック数の比較グラフ
クリック数は開始月と比較して翌月は約40%増加

獲得数の比較グラフ
母数自体は少ないものの、獲得数(CV)は開始月と比較して翌月34%増加

獲得単価の比較グラフ
応募単価(CPA)は開始月と比較して翌月は約28%改善
クリック単価の比較グラフ

クリック単価(CPC)は開始月と比較して翌月は約35%改善

ロジック変更に伴いクリック上限単価の設定が廃止された事から、クリック単価(CPC)が高騰すると想定していましたが、むしろ大幅に抑えられる結果となりました。

この点から、今回のロジック変更に伴い、必ずしもクリック単価(CPC)が高騰するという事はなく、その時々の市況感や各社の入札状況、求人数によって、結果は変動する可能性があると考えられます。

今回の事例では、各種指標において翌月には数値の変化が見られたものの、実施時期や取り扱う職種、勤務地によって、改善までの日数や応募数の伸び率はそれぞれ異なる事が予測されます。

また求人原稿やサイト構成によって効果は変わってくるため、自動運用を実施する場合は、全求人で対応するのではなく、一部の求人のみを自動運用に切り替えるなど、手動運用と自動運用を混在させた状態で実績を確認しながら進めていく事をおすすめします。

まとめ

単に自動運用に切り替えるだけでは意味がありません。
Indeedが提示する「応募に繋がりやすいクリック数の最適化」を図るためには、大前提として

  • Indeedのレギュレーションに沿った求人原稿である事
  • 仕事内容が分かりやすい求人原稿である事
  • 応募フローがしっかりと記載されている求人原稿である事

など求職者が応募をする上で、必要な情報が明確に記されている求人原稿であるかどうかが重要なポイントとなります。

日頃の求人原稿作りを丁寧に行いながら、自動運用への切り替えによって入札調整にかかる時間を削減し、効率よく応募数の最大化が出来るような仕組み作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

   

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