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運用効率をアップさせる求人ボックスの自動運用について

運用効率をアップさせる求人ボックスの自動運用について
最近ではあらゆる業務において、RPAいわゆる業務自動化が進んでおり、求人検索エンジンにおいても自動運用という形で普及してきています。

今回はその中の一つである求人ボックスで自動運用による効果検証を行いました。

手動運用と何が違うのか、またその結果はどうだったのか、そもそも自動運用は有効なのか、気になる点をみなさんにシェアしていきたいと思います。

自動運用とは

自動運用とは、運用型Web広告の業務負荷の軽減や運用効率の最適化などを目的としており、端的に言うとロボットが代行して入札価格を調整してくれる機能です。

また自動運用とは逆に手動運用もあり、運用担当者が手作業で入札価格を調整することもできます。

自動運用には様々な設定方法があり、「クリック数の最大化」「CPA優先」など、目的に応じた設定が可能となっているケースが多いです。

例えば求人ボックスの場合、クリック数が最大化されるような仕組みとなっておりますが、Indeedにおいては、全求人に対しバランスのとれたクリック数になるよう調整する「クリックバランス」と、より多くのクリック総数を得られる代わりに特定の求人にクリックが偏ってしまう「バランス調整なし」の2つの自動調整から選ぶことができます。

このようにサービスによって、自動運用時にはたらく入札ロジックが異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで自動運用を導入することをおすすめします。

求人ボックスの自動運用について

ここでは求人ボックスの自動運用について解説します。まず、求人ボックスも手動運用と自動運用の2つから入札タイプを選択することができます。

手動運用は1円単位で25円~1,000円の間での入札調整が可能となっており、自動運用では上限CPCを300円、500円、700円、1,000円の4パターンから選ぶことが可能です。
入札調整

次に予算の設定を行います。月予算、日予算、期間の中で設定を行うと配信開始できます。

期間設定

ここで予算の設定を忘れてしまうと配信ができないため注意しましょう。

ちなみに月予算で設定した場合、自動で最適な日予算を算出するような仕組みとなっており、場合によっては24時間フル配信できずに日予算に到達してしまう可能性があります。

一方、日予算で設定を行うとできる限り24時間フル配信をするような仕組みになっているため、1日を通して長い時間配信しておきたい場合は、日予算を選択すると良いでしょう。

事例紹介

広告配信企業の概要

・軽作業、製造 アルバイト系企業

会社規模 求人数:1,000件
応募件数:約50件/月
自動運用を行った求人数 2件
自動運用設定 上限CPC:700円
月予算設定:25,000円
期間:約2週間

今回紹介する事例では、元々Indeedで手動運用を行っていたのですが、一部のキャンペーンで効果が悪化している状況でした。

ユーザー 新規ユーザー セッション
求人ボックス 305 280 349
Indeed 103 86 130

上表はGoogleアナリティクスによる1か月間の流入数のデータです。ユーザー数、セッション数は求人ボックスの方が多いことが分かります。

このことから求人ボックスでの配信を決めたのですが、顧客都合により残りの配信期間が短いことも課題となっていました。

そこで同月内での早期改善を図るべく、最短でのクリック数最大化を実現するため、求人ボックスでの自動運用を試してみることにしました。

結果

【求人ボックス 自動運用】

施策前後1週間比較 表示回数 クリック数 クリック率 CPC
改善率 10% 20% 1.48%⇒1.63% \542⇒\525

自動運用は日に日に最適化が進むのは当然のことですが、求人数が2件でも表示回数、クリック数の増加、クリック率の上昇、そしてCPCの抑制と全体的に効果改善されていることが分かります。

このことから配信期間が2週間、そして少ない求人数でも自動運用によってしっかりと最適化が進んでいることが分かると思います。

今回は、短い期間での配信となりましたが、もう少し長い期間の配信ができていれば、さらに効果的に配信ができていたと予想できます。

結果に対する考察について

自動運用の最適化までに最低1週間は必要ではないか

自動運用を行うにあたって、1日目から最適化することはなく、ある程度の期間が必要になります。

一般的には、求人ボックス含め大体3日~4日ほどで最適化が進むと言われておりますが、求人数が少なく期間も短いこともあったせいか、日々の数値に大きな変化は見受けられませんでした。

そのため、少ない求人数で自動運用を行うとなると最適化までの調査期間が最低でも1週間程度は必要になるのではないかと考えます。

少ない求人数でも自動運用の導入は悪くはない選択である

圧倒的なユーザー数を誇るIndeedよりも、求人ボックスの方がクリック数を獲得できるケースもあることが今回の検証で分かりました。

一般的には決まった予算の中で配信することがほとんどですが、少ない求人数の場合、予算を消化できず、効果検証に必要なクリックなどのデータが取れないこともあります。

しかし、求人ボックスの自動運用を行った結果、初日から安定的にクリックがつき、効果改善に必要となるクリック数はIndeedよりも集めることはできました。

ケースバイケースにはなりますが、なかなかクリックがつかないといった課題があった際は、全体の流入数を調べた上で、自動運用という選択肢が一つあってもいいのではないかと考えます。

まとめ

今回は少ない求人数で求人ボックスの自動運用をやってみた結果について共有しました。Indeedよりもクリックがついたことで、運用方法の一手として新しい選択肢が増えたと思います。

更にタイトルの変更や、もっとテクニカルな施策が実施できていれば、より結果がついたことでしょう。業務負荷の軽減と運用効率が高まる自動運用は結果が期待できるおすすめのツールだと言えます。

是非お試しください。

   

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