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検索順位が下がったときに考えられる主な3つの原因と対策を解説

検索順位が下がったときに考えられる主な3つの原因と対策を解説

企業のサイト運営担当や広告担当の方は、「検索順位がいつの間にか下がってしまった」と悩まれたことはありませんか。

検索順位が下がると、サイトの収益やアクセス数に大きな影響を与えてしまいます。

そこで今回は、検索順位が下がってしまったときの原因と、そのような状況を改善するための方法をわかりやすく解説します。

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検索順位が落ちた際に考えられる3つの原因

昨日まで1位だったのに突然順位が落ちてしまった」という事態は、サイトの運営担当者であれば誰しも経験したことがあるでしょう。

検索順位が落ちる原因は、「相対的なもの」「Googleからのペナルティ」「コアアルゴリズムアップデート」の3つのパターンがあります。

それぞれの原因によって、検索順位を元に戻すための対策方法は異なります。

相対的に順位が落ちる

相対的に順位が落ちるというのは、自社の記事よりも他社の記事の方がGoogleの判断で良いと評価されることです。

Googleの検索アルゴリズムは、コンテンツの品質、被リンク、関連性などを、加点方式で評価します。そのため、検索順位は日々変動しており、固定されることはありません。

自社が運営するサイトよりも競合サイトが評価され始めると、当然、自社サイトの検索順位にも影響があります。

ページの品質については、下記の記事で詳しく紹介しています。
ページランクとは?調べ方や評価の上げ方を徹底解説

Googleからペナルティを受けて順位が落ちる

Googleのガイドラインに違反すると、そのサイトはペナルティを受けて検索順位が落ちる可能性があります。

Googleのペナルティは、「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」の2種類があります。

手動ペナルティとは、Googleの人間が直接確認して検索の順位を非表示にしたり削除するペナルティのことです。一方、自動ペナルティはGoogleのAIアルゴリズムでスパムや不正を感知して、自動で順位を落とすペナルティです。

手動ペナルティの場合、インデックスから削除されたり検索が圏外になったりとリスクが大きいため、ガイドラインに違反した箇所の修正が完了したら、早めにGoogleに再審査リクエストを送信しましょう。再審査リクエストにより違反の対象が正されたと判断されれば、ペナルティは解除されます。

コアアルゴリズムアップデート

コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを更新して、検索結果や順位を改善するアップデートのことです。

コアアップデートは、Googleの公式Twitterで事前に告知した後に実施されます。その頻度は年に2〜4回程度です。

検索の評価項目が大きく変わり、順位が激しく上がったり下がってしまう場合があるため、常に適切なSEO対策を行う必要があります。

コアアップデートの期間は基本的に3〜4日程度ですが、場合によっては完了まで2週間近くかかることもあります。

ちなみに、2021年11月18日にアップデートが実施された際は完了までに13日間かかり、大幅な順位変動が起きました。

コアアップデートの対策は、ユーザー目線に沿って検索意図を把握した、ユーザーファーストの高品質な記事を常にリライトし続けることです。Googleのコアアルゴリズムアップデートに影響されないサイト作りを心がけましょう。

過去のコアアルゴリズムアップデートについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
Googleコアアップデートの歴史まとめ

検索順位や流入はツールを使ってチェックしよう

検索順位や流入は、ツールを使って確認することをおすすめします。

検索順位やサイトの流入を確認できるツールは、「Google Analytics(アナリティクス)」と「Googleサーチコンソール」の2つです。

以下、それぞれのツールの特徴をご紹介していきます。

Google Analytics(アナリティクス)

検索順位が落ちたときには、まずはGoogleアナリティクスをチェックしましょう。

Googleアナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。ユーザーの行動や属性、訪問したページなど、ユーザーの動きを分析することができます。

検索順位が落ちた際にGoogleアナリティクスで確認すべきことは、サイト全体のアクセス数が減っているのか、特定のページでアクセス数が減っているのかということです。

Googleアナリティクスの下記のページから調べることができます。

・行動>サイトコンテンツ>すべてのページ

主要としているキーワード以外でも、順位を下げるキーワードがあればサイト全体のアクセス数を下げる要因となっている場合があります。

順位を下げているキーワードを特定し、サイトの改善を行いましょう。

Googleアナリティクスについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
Googleアナリティクスの使い方|GA4の登録方法やレポートの見方も解説

Googleサーチコンソール

検索順位が下落したら、Googleサーチコンソールも確認しましょう。

Googleサーチコンソールでは、どのようなキーワードで検索されているかや、ユーザーにクリックされた回数がわかります。

その他にも、被リンク数やインデックス状況の確認、HTMLの改善などが可能です。

検索順位が下がった際には、サイト自体に何かしら問題があるかもしれません。Googleアナリティクスと併せて、サーチコンソールも活用してみましょう。

Googleサーチコンソールについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
Googleサーチコンソールの使い方(登録・設定方法も解説

再び検索順位を上げるには?

下がってしまった検索順位を再び上げるには、その原因を特定して改善することが重要です。

検索順位が一度下がってしまったら、自社サイトが優位になるようなコアアップデートがない限り、そのまま放置していても順位が再び上がることは難しいでしょう。

まずは、前項で紹介したGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使用して、検索順位が下がってしまった原因を調査します。

もし、ツールを使っても原因の特定ができず、Googleのガイドライン違反もしていないのであれば、競合サイトの台頭によって自社サイトの順位が落ちてしまっていることも考えられます。

その場合は、現在上位表示されている競合サイトを分析し、自社サイトのコンテンツに不備や相違点がないかなどを確認して良質なコンテンツ作りに努めましょう。

まとめ

今回は、運営しているサイトの検索順位が下がったときの原因と対策について詳しく解説しました。

どんなに良いサイトや記事であっても、アルゴリズムのアップデートや競合サイトの台頭などで、検索順位の変動は免れません。

まずは急いで対策を打ち出すのではなく、順位が下がった原因をはっきりさせてから、効果的な手段をとっていきましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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