共起語とは?意味、SEOの効果・使い方を解説|便利な無料ツールも紹介

ただし、やみくもに盛り込めばよいわけではありません。ではどのように活用すればユーザーが満足するコンテンツになるでしょうか。今回は共起語の基本知識と調べ方の解説と無料ツールを紹介します。
WebライティングやSEOに携わっていると、「共起語」という言葉を耳にすることがあるでしょう。共起語は特定のキーワードとともに使われることが多い単語で、文章全体の文脈や関連性を高める重要な要素といえます。
本記事では、共起語の意味や定義、SEOにおける効果などを詳しく解説します。無料・有料の調査ツールも紹介しているので、上手に活用し、ユーザーが読みやすく、結果的に検索エンジンに評価されるコンテンツを目指しましょう。
共起語とは?基本の意味と定義
共起語とは、特定の単語とともに高い頻度で現れる語を指します。SEO対策の分野で注目されており、検索結果の関連性や文章の文脈の理解において重要です。
共起語を理解することで、検索エンジンとユーザー双方に伝わりやすいコンテンツづくりが可能になるでしょう。
ここでは、共起語の定義や読み方、SEOで活用する理由などを詳しく解説します。
共起語の定義
共起語とは、特定の単語と統計的に高い確率で一緒に出現する単語のことです。
例えば「検索エンジン」という単語の近くに「アルゴリズム」や「インデックス」が頻繁に現れるように、共起語は特定の文脈で一緒に使用される傾向があります。この関係性を活用することで、文章の意味をより正確に伝えることが可能になるのです。
SEOとの関係に置き換えていえば、共起語を適切に活用することでコンテンツの一貫性を高め、ユーザーの理解を助けるとともに、検索エンジンにとっても内容の関連性を明確にする効果があります。つまりターゲットキーワードと共起語を組み合わせることで、SEO対策としても有効に機能するのです。
共起語の読み方と由来
共起語は「きょうきご」と読み、「共に起こる語」という意味を表しています。もともと言語学の研究から生まれた考え方(概念)で、英語圏では一般的に「collocation」と呼ばれます。単語同士が同時に使われる事例を統計的に捉える試みは古くからあり、文献分析や辞書編纂などでも活用されてきました。
現在でも、本記事のメインテーマであるSEO対策にとどまらず、自然言語処理や機械翻訳の分野で共起語の概念が活用されています。単語の組み合わせが持つ独特のニュアンスや文化的背景を理解するうえでも、共起語の考え方が重宝されているのです。
SEOで共起語を活用する理由
共起語は、ユーザーの検索意図を深く理解するうえで大切な手掛かりとなり、SEO対策にも役立ちます。ここでは、SEOにおいて共起語を活用する理由をお伝えします。
共起語とSEOの関係
Googleは単一のキーワードだけでなく、文脈や話題の関連性を評価するアルゴリズム(例:BERT、Hummingbird)を持っています。つまりSEOにおいて共起語を適切に使うことで、Googleが「このページは何について書かれているのか」をより正確に理解しやすくなるのです。
例えば「化粧水 30代」というキーワードを記事に盛り込む場合、「化粧」「美白」「潤い」などの単語が自然な形で含まれていると、「化粧水 30代」に関わる内容を網羅しているとみなされやすくなります。以下に、いくつかの共起語を表としてまとめてみました。
キーワード | 共起語 |
---|---|
共起語 | キーワード、SEO、ツール、関連、対策 |
化粧水 30代 | 化粧、美白、潤い、ケア、成分 |
エアコン 修理 費用 | 故障、箇所、部品、必要、料金 |
共起語が含まれた記事は、ユーザーにとっても関連情報をスムーズに把握できるため、検索意図を満たすことになります。この効果によって、結果的に検索順位の向上につながると考えられているのです。
共起語を含めた「キーワード選定」に関する詳細は、こちらの記事で紹介しています。
共起語、サジェストワード、関連語の違い
共起語、サジェストワード、関連語は似ているようで異なります。これらの違いを「定義」「目的」「例」の項目に分けてまとめると、以下の通りになります。
項目 | 共起語 | サジェストワード | 関連語 |
---|---|---|---|
定義 | 特定のキーワードと一緒に頻繁に使われる単語 | 検索エンジンがユーザーの入力に基づいて提案する単語 | 特定のキーワードと同じ意味や近い意味合いを持つ語、類義語、派生語 |
目的 | コンテンツの関連性向上やSEO対策 | ユーザーの検索体験向上やニーズの予測 | ユーザーニーズの把握や、需要があるコンテンツの作成 |
例 | 「ダイエット」→「食事」「運動」など | 「ダイエット」→「ダイエット レシピ」「ダイエット サプリ」など | 「ダイエット」→「本当に効果のあるダイエット」「ダイエット お腹」 |
サジェストキーワードに関する詳細は取得ツールも含めて、こちらの記事で紹介しています。
SEOにおける共起語の効果
共起語には、以下のような効果が期待できます。
- ユーザーへの効果
- 検索エンジンへの効果
- コンテンツ作成者への効果
共起語は検索エンジンだけでなく、ユーザーやコンテンツ作成者にも効果があります。
共起語を含むコンテンツは情報網羅性や専門性が高いため、ユーザーにとっては可読性が高くなり、コンテンツ作成者にとってはライティング前やリライト時に役立ちます。また、検索順位を決定づける検索エンジンの評価を得られるため、適切に使えるとよいでしょう。
それぞれ詳しく解説します。
ユーザーへの効果
共起語を使用することで、ユーザーが文章全体の意味を理解する助けになります。
検索キーワードに関連した単語が適切に盛り込まれていると、コンテンツがどのようなテーマで書かれ、どのような話が展開するのか、イメージを膨らませやすくなります。言い換えれば、共起語は可読性を高める効果をもたらすのです。
WEB集客ラボの記事を例として紹介しましょう。
上記の例は「ネット集客」という検索キーワードで書かれたコンテンツです。「ネット集客」に関連する共起語(赤い文字)がたくさん記載されています。
このように、検索キーワードに関連性の高い共起語が最適な形で含まれていると、ユーザーがコンテンツ内容をより深く理解する手助けになるのです。
検索エンジンへの効果
共起語を使うことは、検索エンジン対策としても効果的です。ユーザーの検索意図を満たす情報を含めることで、ユーザーの評価を上げることはもちろん、良質なコンテンツとして検索エンジンにアピールできます。
そもそも検索エンジンは、ユーザーの検索キーワードに対して最適に解答しているコンテンツを上位表示する傾向にあります。
そして、情報の網羅性や専門性の高いコンテンツであるほど、結果的に解答の質が高いと判断されます。そうしたコンテンツは語彙のバリエーションが豊富になり、検索キーワードに関連する共起語が自然な形で出現しているからです。
結果として、共起語を含んだコンテンツはユーザーのページ滞在率も上がるので、検索エンジンからの評価も高まる可能性があるのです。
・情報網羅性のあるコンテンツ
ユーザーが知りたいことをキーワード検索したときに、関連性のあるものも含んだ情報が満遍なく盛り込まれている状態。そのコンテンツを見ることでニーズが満たされるため、検索行動を終わらせることができる
・専門性のあるコンテンツ
テーマに対して特化した内容で、かつ深く価値を得られる
コンテンツ作成者への効果
共起語は、コンテンツ作成前の下準備に活用できます。
コンテンツ作成において、まずタイトルや見出しでアウトラインを設定してから、見出しごとに文章を書きます。この時点であらかじめキーワードと関連性のある共起語を調べておくと、どのような文脈で書き進めればよいかイメージしやすくなります。共起語を活用するとキーワードから乖離せず、キーワードと親和性の高いコンテンツを作成できます。
また、後述するように、過去に作成したコンテンツをリライトする際にも役立ちます。
競合のコンテンツと比較して自分のコンテンツに不足する共起語を抽出し、加筆することでコンテンツの品質を高められます。質の高いコンテンツであればGoogleに評価される可能性も高まるでしょう。
共起語を使う際の注意点
共起語を使う際の注意点は、以下の3つです。
- ユーザーファーストのコンテンツを目指す
- 不自然に詰め込まない
- 文脈を意識する
あくまでも共起語は、上位表示されているコンテンツの切り口や内容、書き方を知るために活用するワードです。ユーザーニーズを把握する際に、過度に参考にすることは推奨できません。
それぞれ詳しく解説します。
ユーザーファーストのコンテンツを目指す
共起語を活用する目的は、ユーザーに役立つコンテンツを作成するために活用するものです。Googleが考えるSEOは、いかなる場合もユーザーファーストです。共起語を扱う際も「ユーザーにとって有益で役立つコンテンツになるだろうか?」と自問することが大切です。
共起語は検索順位を上げるための道具ではありません。共起語を使うことにとらわれることなく、本来の目的であるユーザーの検索意図を満たすためのコンテンツ作りを目指しましょう。
不自然に詰め込まない
共起語の効果を狙って意図的に詰め込んでしまうと、SEOとして逆効果になる場合があります。同じワードや表現が頻出するとGoogleにスパム行為(迷惑行為)と見なされて、検索順位を大きく下げる原因になります。
また、共起語を使いすぎると情報過多になり、コンテンツのテーマや主張がスムーズに理解できず、ユーザーを混乱させてしまう恐れがあります。
検索エンジンに対しても同じことがいえます。散漫でまとまりがない低品質コンテンツと判断され、検索順位を下げられる可能性があるでしょう。
検索キーワードの意図がぶれるようであれば、共起語を無理に盛り込む必要はありません。共起語を意識するよりも、堅実にユーザーの疑問に答えるための情報を提供しましょう。
文脈を意識する
共起語を取り入れる際に見逃せないのが、文章全体の文脈をスムーズに保つことです。関連性の高い単語を多用しても、それが本文の話題とズレていればユーザーに違和感を与えてしまいます。
たとえば実務において、製品紹介やサービス案内にキーワードと全く関係のない情報が挿入されると、説明の流れが途切れて印象が散漫になるものです。スポーツ用品の記事で突然エンタメの話題を挟まれたら、ユーザーは「なぜここにこの内容が出てくるのだろう?」と混乱しかねません。
同様に、検索エンジンにおいても文脈の一貫性が評価のカギです。主題と違和感がない形で共起語を選択・配置することが重要であり、全体のストーリー性を意識しながら編集する姿勢が欠かせません。
共起語を調査・分析できる無料ツール
共起語を効果的に活用するためには、関連語を正確に把握する必要があります。そこで役立つのが、無料で使える専用ツールです。
ここでは、筆者が実際に試してみて使い勝手がよかったツールを2つ紹介していきます。いずれも操作性が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
ラッコキーワード
・共起語の調べ方
①調査したいキーワードを検索窓に入力
②左側の「機能一覧」から「共起語」を選択してクリック
③共起語の一覧が表示される
◯ラッコキーワードのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
ページ全体、タイトル、見出しごとの共起回数を把握できる | 無料版ではデータの制限があり、使用回数制限も厳しめ |
関連キーワードやサジェストキーワードの表示もできる | 検索ボリュームデータが取得できない |
無料会員登録なしでも数回~十数回の検索できる | より高度な機能やデータにアクセスするには、有料版が必要になる |
【ラッコキーワード】
サクラサクラボ 共起語調査ツール
・共起語の調べ方
①サクラサクラボに無料登録する
②共起語ツールにキーワードを入力する
③共起語が表示される
◯サクラサクラボ 共起語調査ツールのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
登録(無料)すれば基本的な機能が無料で使える | ページ全体、タイトル、見出しの共起回数を把握できない |
調査が完了するとメールで知らせてくれる | 1日に最大10キーワードまでしか登録できない |
出現回数と平均出現回数を別々に把握できる | 調査に時間がかかる場合がある |
共起語を調査・分析できる有料ツール
共起語には、前述のGoogleアルゴリズム「BERT」モデルを利用した分析と、「TF-IDF」モデルを利用した2つの分析方法があります。
有料ツール | 無料ツール | |
---|---|---|
分析手法 | BERTモデル | TF-IDFモデル |
抽出方法 | 自然言語処理(Googleのアルゴリズムに近い) | 統計的な手法 |
今回紹介した無料ツールは「TF-IDF(統計的手法)」モデルで共起語を抽出してくれます。それに対して、「BERT」モデルで共起語を抽出してくれるツールもあります。有料ツールになりますが、合わせて紹介しておきましょう。
「BERT」モデルの場合、コンテンツの文脈理解を反映した共起語の抽出が可能です。また、検索意図の掘り下げや、共起語の重要度も把握できます。よりSEO効果を高めたければ「BERT」モデルを用いた有料ツールを活用するとよいでしょう。
tami-co(タミコ)
・共起語の調べ方
①「記事作成機能」にキーワードを入力する
②解析が終わると、サジェストワードや関連ワードとともに共起語が表示される
特徴 |
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【事例あり】共起語の活用方法
実際のコンテンツ制作や既存記事のリライトに共起語を活かす例を示しながら、正しい活用のポイントを紹介します。
新規コンテンツの作成に役立てる
共起語をうまく取り入れると、記事全体のテーマが分かりやすくなるため、効率的にコンテンツを作成できます。具体的には、メインキーワードの周辺に位置する共起語をピックアップし、それらを段落や見出しごとに整理していくと、ユーザーにとってストレスの少ない文章に仕上がります。
例えば、旅行ガイド記事で「温泉」というキーワードを扱う場合、上記で表示されている「施設」「人気」「宿泊」「ランキング」などの共起語を見出しや本文に自然な形で活用すると、記事内容の全体像がつかみやすくなります。
こうした工夫を取り入れることで、検索意図に合致した情報を網羅でき、記事品質の向上に役立つでしょう。さらに、読み手の疑問を先回りして解決すれば、離脱率の低減につながるかもしれません。
既存コンテンツのリライトに利用する
既存記事でも、共起語を再検討することで品質を向上させることができます。
リライト作業では、検索上位の記事を観察し、どのような言葉が一緒に使われているかを洗い出します。そのうえで、重複や不要な文があれば削除し、新たに必要な単語を自然に織り込むのがポイントです。読みやすさと網羅性を同時に高めることで、SEO評価の改善も見込めるでしょう。
例えば「ゆで卵 作り方」の共起語は、「レシピ」「時間」「冷蔵庫」「好み」などです。「時間(茹でる時間?)」「冷蔵庫(から出しておく?)」「好み(黄身の茹で加減?)」というメインキーワードとの関連性が推測できます。
これらの共起語が含まれているかどうか、既存記事を見直すことで、情報が網羅された説得力のある文章になります。
まとめ
共起語はメインキーワードを支える関連語で、適切に取り入れればコンテンツの文脈や検索意図が増し、間接的にSEO面での評価向上が期待できます。過度な詰め込みは不自然になりペナルティを招く恐れがあるため、ユーザーが必要とする情報を見極めながらバランスよく活用することが大切です。
共起語とキーワードを区別しつつ、一貫性のある文章構成を意識すれば、ユーザーの満足度向上にも貢献し、検索結果での評価上昇につながりやすくなるでしょう。無料・有料ツールを活用して関連語をチェックし、ユーザー視点を踏まえた記事制作が不可欠なのです。
- SEO対策でビジネスを加速させる
-
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- 大きいキーワードボリュームが取れないと売上が上がらない・・
- コンサルに頼んでもなかなか改善しない
- SEOはコンテンツさえ良ければ上がる
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