検索ボリュームの調べ方|Googleの検索数を無料で調べる方法とツール8選
ブログ記事などのコンテンツを作成する際、Googleの検索エンジンで対象となるキーワードについて調べたことがある方はいると思います。
このようにして、そのキーワードが月間で検索された回数こそが「検索数」です。しかし、この検索数は正確な数値ではないと言われています。
そこで本記事では、Googleの検索数を調べるキーワードツールについて、詳しく紹介していきます。
キーワードツールを用いると明確な検索ボリュームを知ることができ、検索結果で上位表示させやすくなるため、サイトを運営している方は参考にしてみてください。
公開日: 2022-04-19 / 最終更新日: 2026-06-16
監修: GMO TECH株式会社 SEOコンサルティング部門
「狙ったキーワードが月にどれくらい検索されているのか調べたいが、どのツールを使えばいいかわからない」「キーワードプランナーを開いたら検索数が『1万〜10万』のようなレンジでしか出てこない」——検索ボリューム(Googleの検索数)を調べようとして、こうした壁にぶつかる方は少なくありません。
この記事では、Googleの検索数を無料で正確に調べる手順を操作画面ベースで解説したうえで、無料・有料あわせて8つの調査ツールを料金と取得指標で比較します。さらに、検索数を「ただ調べる」だけで終わらせず、難易度の見極めからSEO・記事戦略への落とし込み、Google Search Consoleでの効果測定までを一気通貫で解説します。GMO TECHがSEOコンサルティングの現場で実際に使っている判断軸も交えながら、初中級者が手を動かせる実践ガイドとしてまとめました。
検索ボリューム(Googleの検索数)とは|SEOで調べる意味
👉 このパートをまとめると!
検索ボリュームは月間検索回数。規模と難易度をセットで見るのが鉄則です。
検索ボリューム(検索数)とは、あるキーワードがGoogleなどの検索エンジンで1か月間に検索された推定回数のことです。たとえば「検索ボリューム 調べ方」というキーワードの月間検索数が1,000であれば、月に約1,000回そのキーワードで検索が行われていると推定できます。SEOでは、この数値を「そのキーワードで上位表示できたとき、どれくらいの流入が見込めるか」を測る基礎指標として使います。
注意したいのは、各ツールが表示する検索数はいずれも推定値であり、Googleが公式に確定した実数ではないという点です。後述するキーワードプランナーですら、広告出稿の有無によって表示精度が変わります。検索数は「概算のスケール感を掴むための指標」と捉えるのが適切です。
ビッグ・ミドル・スモールキーワードの目安
検索ボリュームの大きさによって、キーワードは一般に次の3区分で語られます。区分の境界はメディアや文脈によって異なりますが、SEOの実務でよく使われる目安は以下のとおりです。
| 区分 | 月間検索数の目安 | 特徴 | 狙い方 |
|---|---|---|---|
| ビッグキーワード | 10,000以上 | 検索数は多いが競合も非常に強い | 上位表示の難易度が高く、サイト全体の評価が必要 |
| ミドルキーワード | 1,000〜10,000 | 検索数と難易度のバランス型 | 2語の複合KWが多く、中規模サイトの主戦場 |
| スモールキーワード | 1,000未満 | 検索数は少ないが意図が明確 | ロングテールで勝ち筋を作りやすい |
検索数が多いキーワードほど魅力的に見えますが、ビッグキーワードは大手サイトがひしめく激戦区です。検索数だけで狙うキーワードを決めるのは危険で、必ず後述の「難易度」とセットで判断します。区分ごとの考え方はビッグキーワードとは?スモール・ミドルキーワードとの違いと上位表示の施策でも詳しく解説しています。
検索数だけで判断してはいけない理由
検索数1万のビッグキーワードで100位に沈むより、検索数500のスモールキーワードで1位を取るほうが、実際の流入も成約も大きくなることは珍しくありません。重要なのは「検索数 × 上位表示できる可能性 × 検索意図の一致度」の掛け算です。検索数はあくまでその一要素にすぎないという前提を持っておきましょう。
検索ボリュームを調べる前に押さえる4つの観点
👉 このパートをまとめると!
目安・関連KW・難易度・トレンド変動の4点を意識すると精度が上がります。
検索数を調べるツールに飛びつく前に、次の4つの観点を整理しておくと、ツール選びも結果の解釈も格段にスムーズになります。
- 検索数の目安を把握する:前章のビッグ/ミドル/スモールの感覚を持っておくと、出てきた数値を「狙えるか/狙えないか」で即座に判断できます。
- 関連キーワード・サジェストを活用する:検索数の大きいキーワードは競合も多いため、関連キーワードやサジェストから複合キーワードを掘り、勝ち筋を探します。サジェストの仕組みはGoogleサジェストとは?表示の仕組みと使い方、関連キーワードの取得は関連キーワードとは?仕組みやおすすめの取得ツールで解説しています。
- 難易度を調査する:検索数が同じでも、競合サイトの強さによって上位表示の難しさは大きく変わります。
- トレンド変動を確認する:季節商品・流行語など、時期によって検索数が大きく動くキーワードは、年間平均だけを見ると判断を誤ります。
GMO TECHのコンサルティング現場でも、「検索数を調べる」依頼の多くは、この4観点を整理した瞬間に「本当に調べるべきキーワード」が変わります。ツールを開くのはこの整理の後です。
【無料】Googleキーワードプランナーでの検索数の調べ方(手順・スクショ付き)
👉 このパートをまとめると!
Google広告アカウントを作り「検索のボリュームと予測のデータを確認」を使います。
検索数調査の出発点として最も基本になるのが、Google公式の無料ツール「Googleキーワードプランナー」です。Google広告の機能の一部で、Googleアカウントがあれば無料で利用できます。ここでは初めての方でも追える手順を解説します。

手順1. Google広告アカウントを準備する
キーワードプランナーはGoogle広告の管理画面内にあります。まだアカウントがない場合は、Google広告の公式サイト(ads.google.com)からアカウントを作成します。広告の配信を開始しなくてもツール自体は利用できます。アカウント作成時には広告キャンペーンの作成を促されますが、キャンペーン作成(予算・広告文の入力)をスキップして進めれば、広告を配信しなくてもキーワードプランナーを利用できます。表示される画面の案内に従い、キャンペーン目標の設定をスキップ/後で設定する導線を選んで進めてください。

手順2. キーワードプランナーを開く
ログイン後、左サイドメニューの「ツール」→「プランニング」→「キーワードプランナー」を選択します。「新しいキーワードを見つける」と「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の2つのメニューが表示されます。
- 新しいキーワードを見つける:起点となる語句を入力すると、関連キーワードの候補と検索数を一覧で取得できます。
- 検索のボリュームと予測のデータを確認する:すでに調べたいキーワードが決まっている場合に、その検索数を直接確認できます。

手順3. 検索数を確認する
調べたいキーワードを入力して実行すると、「月間平均検索ボリューム」の列に検索数が表示されます。期間や地域(日本)、言語(日本語)を指定して、自分のターゲットに合った条件で確認しましょう。あわせて、競合性(広告出稿の競合の強さ)や入札単価の目安も表示されます。

広告未出稿時に「1万〜10万」のレンジ表示になる制約と回避策
ここが多くの人がつまずくポイントです。Google広告に一定額以上を出稿していないアカウントでは、検索数が「100〜1,000」「1万〜10万」といった幅広いレンジ(区間)でしか表示されません。「1万〜10万」では、1万なのか9万なのか判断できず、キーワード選定の精度が大きく落ちます。これは、キーワードプランナーが本来「広告主向け」のツールであるためです。
レンジ表示を回避・補完する現実的な方法は次のとおりです。
- 少額でも広告を出稿する:一時的に少額の広告を配信すると、詳細な数値(例:「12,000」)が表示されるようになります。費用をかけたくない場合は不向きです。
- 無料の代替ツールで補完する:後述のラッコキーワードやaramakijakeは、広告出稿なしでも具体的な推定検索数を表示します。キーワードプランナーで関連語と競合性を、別ツールで具体的な検索数を、と役割分担するのが定番の使い方です。
- 複数ツールの数値を突き合わせる:1つのツールの数値を鵜呑みにせず、2〜3ツールの推定値を見比べて「だいたいこのくらい」と当たりをつけます。
GMO TECHでも、初期調査ではキーワードプランナー(関連語の網羅性が高い)と無料の検索数ツールを併用し、本格運用フェーズでは後述の有料ツールに切り替える、という段階的な使い分けを標準としています。キーワードプランナー単体の詳しい操作はGoogleキーワードプランナーの使い方|初心者向けに無料で使う方法も参考にしてください。
無料で使えるキーワード調査ツール比較(用途別)
👉 このパートをまとめると!
関連語・推定検索数・トレンドで無料ツールを使い分けるのが効率的です。
キーワードプランナーだけでは賄いきれない部分を、無料ツールで補います。用途別に代表的な4つを紹介します。
ラッコキーワード(関連KW・サジェストの網羅)
ラッコキーワードは、入力したキーワードに対するサジェスト・関連キーワードを大量に取得できる無料ツールです。Q&Aサイトの質問や共起語まで拾えるため、記事の構成案づくりにも役立ちます。無料版には1日あたりの回数制限がありますが、関連キーワードの洗い出しでは定番の存在です。検索数(月間検索ボリューム)の取得は有料プランで対応しています。機能の詳細はラッコキーワードとは?使い方と各機能の見方や無料・有料版の違いで解説しています。
aramakijake(推定検索数・Yahoo!併記)
aramakijakeは、GoogleとYahoo! JAPANの月間推定検索数を併記してくれる、検索数調査に特化した無料ツールです。さらに「想定アクセス数」(その順位を取った場合に見込めるクリック数)まで表示されるため、流入シミュレーションに向いています。広告出稿なしで具体的な数値が出る点が、キーワードプランナーのレンジ表示問題の補完として優秀です。
Googleトレンド(季節・トレンド変動/相対比較)
Googleトレンドは、キーワードの検索数の「推移」と「相対的な人気度」を可視化する無料ツールです。絶対値の検索数は出ませんが、複数キーワードの人気を比較したり、季節性や急上昇を捉えたりするのに適しています。「夏 ギフト」のような季節キーワードや、新しく登場した話題のキーワードの調査で本領を発揮します。
キーワード難易度チェックツール(SEO難易度の把握)
検索数だけでなくSEO難易度の目安まで表示するツールも無料で利用できます。後述する難易度の見極めとあわせて使うことで、「検索数は十分だが勝てるか」をひとまず判断できます。1キーワードずつの確認になるツールが多いため、ターゲットを数語に絞った段階で使うのが効率的です。
ツール選定から検索数を踏まえたキーワード戦略設計まで
ツール選定や、検索数を踏まえたキーワード戦略の設計そのものを専門家に任せたい場合は、SEOツールとコンサルティングを組み合わせた SEO Dash! byGMO の資料をご覧ください。
有料・高精度のキーワード調査ツール(実数値で精度を上げたい場合)
👉 このパートをまとめると!
本格運用なら有料ツールで実数値・関連KW数・競合分析を一気に取得します。
無料ツールは便利ですが、「検索数がレンジでしか出ない」「一度に大量のキーワードを扱えない」「競合サイトの分析ができない」といった限界があります。サイト全体のSEOを本格的に進める段階では、有料ツールの導入を検討する価値があります。代表的な3つを紹介します。
- Ahrefs(エイチレフス):被リンク分析に強く、検索数に加えてキーワード難易度(KD)や上位表示に必要な被リンク数の目安まで取得できます。競合サイトがどのキーワードで流入しているかを丸ごと分析できるのが大きな強みです。
- Semrush(セムラッシュ):キーワード調査・順位計測・競合分析を統合した総合ツール。膨大な関連キーワードと、それぞれの検索意図ラベルまで取得できます。
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト):上記2つより手頃な価格帯で、検索数・難易度・関連キーワードを取得できます。無料枠もあるため、有料ツールの入り口として選ばれやすいツールです。
無料ツールとの最大の違いは、取得できる検索数が具体的な実数に近いことと、一度に扱える関連キーワード数が桁違いに多いこと、そして競合サイトのキーワードを逆引きできることです。たとえば1つのキーワードを各ツールで調べると、無料ツール間でも推定値が数倍ずれることがあります。有料ツールは独自のクリックストリームデータを併用するため、こうしたブレを抑えられます。
GMO TECHのSEOコンサルティングでも、診断フェーズではこうした有料ツールで競合サイトの流入キーワードを丸ごと洗い出し、「自社がまだ取れていないのに勝てる見込みのあるキーワード」を抽出するところから戦略設計を始めています。
主要キーワード調査ツール比較表
ここまで紹介したツールを、料金・取得指標・取得KW数の目安・向いている用途で一覧にまとめます。導入判断の早見表としてご活用ください。
| ツール名 | 無料/有料 | 取得できる主な指標 | 取得KW数の目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| Googleキーワードプランナー | 無料(広告出稿で精度向上) | 検索数(未出稿時はレンジ)/競合性/入札単価 | 多い(関連語を一括取得) | 関連語の網羅・広告とSEOの併用 |
| ラッコキーワード | 無料/有料 | サジェスト・関連KW・共起語(検索ボリュームは有料) | 非常に多い | 構成案づくり・関連KW洗い出し |
| aramakijake | 無料 | Google/Yahoo!推定検索数/想定アクセス数 | 少〜中(1語ずつ) | 具体的な検索数の確認・流入試算 |
| Googleトレンド | 無料 | 検索数推移/相対人気度/急上昇 | 比較用(最大5語) | 季節性・トレンド・相対比較 |
| キーワード難易度チェックツール | 無料 | 検索数予測/SEO難易度 | 少(1語ずつ) | 難易度の一次判定 |
| Ahrefs | 有料 | 実数に近い検索数/難易度(KD)/被リンク/競合KW | 非常に多い | 競合分析・本格運用 |
| Semrush | 有料 | 検索数/意図ラベル/順位計測/競合KW | 非常に多い | 統合的なSEO運用 |
| Ubersuggest | 一部無料/有料 | 検索数/難易度/関連KW | 多い | 低コストで有料機能を試す |
各ツールの細かな機能差や料金プランは、キーワード調査ツール10選!有料・無料それぞれおすすめツールを紹介でも比較しています。
検索数の目安だけで終わらせない|難易度・競合性の見極め方
👉 このパートをまとめると!
allintitleの件数とSERP上位の強さを見て、勝てるかを判断します。
検索数を調べたら、次は「そのキーワードで本当に上位表示を狙えるか」=難易度の見極めです。検索数が多くても勝てなければ流入はゼロのままです。
allintitle・intitle で競合数をチェックする
Google検索で allintitle:検索ボリューム 調べ方 と入力すると、タイトルにそのキーワードをすべて含むページの件数がわかります。件数が少ない(数十件以下など)ほど、まだ対策しきれていない競合が多く、参入余地があると判断できます。intitle: はいずれかを含むページを返すため、両者の件数差からも競合の本気度を測れます。検索演算子を使った競合数チェックは、無料でできる難易度判定として手軽です。
SERP上位のドメインパワー・コンテンツ量を確認する
実際にそのキーワードで検索し、上位10件の顔ぶれを見ます。大手メディアや公的機関が並んでいれば難易度は高く、個人ブログや情報の薄いページが混じっていれば付け入る隙があります。あわせて上位記事の文字数・網羅性・更新日を確認し、「これを上回るコンテンツを作れるか」を現実的に判断しましょう。
ロングテール(複合KW)で勝ち筋を作る
ビッグキーワードで正面突破が難しい場合は、2〜3語の複合キーワード(ロングテールキーワード)に切り替えます。検索数は下がりますが、検索意図が明確で競合も少なく、コンバージョンにつながりやすいのが特徴です。スモールな複合KWで上位を積み重ね、サイト全体の評価を高めてからビッグキーワードに挑む、という順序がSEOの王道です。複合KWの考え方はビッグキーワードとは?スモール・ミドルキーワードとの違いと上位表示の施策で深掘りしています。
調べた検索数をSEO・記事戦略にどう活かすか
👉 このパートをまとめると!
検索数は意図設計とトピッククラスタに落とし込んで初めて成果になります。
検索数を調べること自体はゴールではありません。ここからが本番です。調べた数値を記事戦略に落とし込む3つのステップを示します。
1. キーワードマップ/トピッククラスタへ展開する
調べた検索数つきのキーワード群を、テーマごとにグルーピングして「キーワードマップ」を作ります。中心となるテーマ(ピラー)と、それを支える関連記事(クラスタ)の構造で整理すると、サイト全体でどのキーワードをどの記事に割り当てるかが明確になり、記事同士の食い合い(カニバリゼーション)も防げます。具体的な作り方はキーワードマップの作り方と効果的なSEO活用方法で解説しています。
2. 検索意図(Know/Do/Buy)別にコンテンツを設計する
同じ検索数でも、検索意図によって作るべきコンテンツは全く違います。「〇〇とは」(Know)なら解説記事、「〇〇 やり方」(Do)なら手順記事、「〇〇 おすすめ」(Buy)なら比較記事、というように、キーワードの裏にあるニーズに合わせて構成を設計します。検索意図の分類は検索クエリとは?キーワードとの違いから分析・活用法まで徹底解説が参考になります。検索数の大きいキーワードほど、この意図のズレが致命的な機会損失につながります。
3. Google Search Consoleで効果測定する
記事を公開したら、推定検索数で立てた仮説を実データで検証します。ここで使うのが無料のGoogle Search Console(GSC)です。GSCの「検索パフォーマンス」では、自サイトが実際にどのキーワードで何回表示され(表示回数)、何回クリックされたかがわかります。
ツールの推定検索数はあくまで市場全体の概算ですが、GSCの表示回数は自サイトに紐づく実数です。「推定検索数は1,000あるはずなのに、表示回数が50しかない」なら、そもそも上位に入れていない、または検索意図がズレている可能性が高い、と診断できます。推定検索数(事前の見込み)とGSCの表示回数・順位(事後の実績)を突き合わせることで、次にリライトすべき記事と、伸ばすべきキーワードが見えてきます。
GMO TECHの支援現場でも、検索数ベースで設計したキーワードマップを、公開後にGSCの実データで毎月チェックし、想定より表示回数が伸びていないキーワードを優先的にリライトする——という改善サイクルを回しています。「調べて終わり」にせず、この測定と改善までをワンセットにすることが、検索数調査を成果につなげる分かれ目です。
4. サイト成長フェーズ別にキーワードを使い分ける
同じ検索数のキーワードでも、サイトの状態によって「今狙うべきか」は変わります。立ち上げたばかりのサイトがいきなりビッグキーワードを狙っても、ドメインの評価が足りず上位表示はほぼ不可能です。逆に記事が十分に蓄積されたサイトで小さなキーワードばかり狙っていては、成長が頭打ちになります。そこで有効なのが、サイトの成長フェーズに合わせて狙う検索ボリューム帯と対策ページを切り替えていく考え方です。ここでの検索数区分は、本記事冒頭の「ビッグ(10,000以上)/ミドル(1,000〜10,000)/スモール(1,000未満)」の目安をそのまま用います。
第1フェーズ:立ち上げ期(記事数100本未満)— スモールキーワードで記事を量産する
サイトを立ち上げて間もない時期は、ドメインの評価がまだ低く、競合の強いキーワードでは勝負になりません。この段階では、月間検索数が1,000未満のスモールキーワード(多くは2〜3語の複合キーワード)を狙い、1テーマ1記事で個別の記事ページを地道に増やしていきます。検索意図が絞り込まれたスモールキーワードは競合が少なく、立ち上げ期のサイトでも上位表示のチャンスがあります。まずは狙ったキーワードで確実に上位を取り、サイト全体の評価を少しずつ積み上げる時期です。
第2フェーズ:成長期(記事数100本超)— ミドルキーワードでカテゴリーページを強化する
記事が100本を超え、いくつかのキーワードで上位表示が取れ始めたら成長期です。この段階では、月間検索数1,000〜10,000のミドルキーワードに狙いを広げ、関連する記事群をまとめるカテゴリーページ(一覧ページ)で対策していきます。立ち上げ期に積み上げた個別記事が、カテゴリーページを内部リンクで支える構造をつくることで、単体では狙いにくかったミドルキーワードでも評価を得やすくなります。1記事で勝負するのではなく、記事の「かたまり」で中規模キーワードを取りにいくイメージです。
第3フェーズ:発展期(記事数150本超)— ビッグキーワードにトップページ・まとめ記事で挑む
記事数が150本を超え、複数のカテゴリーで安定した流入が得られるようになったら発展期です。ここで初めて、月間検索数10,000以上のビッグキーワードを、トップページや網羅性の高いまとめ記事(ピラー記事)で狙います。下層の個別記事・カテゴリーページからトップページへ評価を集約する「ピラミッド構造」をつくることで、単独ページでは到底届かなかったビッグキーワードでも上位を狙える土台が整います。トピッククラスタの考え方(前掲)とも直結する段階です。
フェーズと検索ボリューム帯・対策ページの対応をまとめると、次のとおりです。
| 成長フェーズ | サイトの目安 | 狙う検索ボリューム帯 | 主に対策するページ |
|---|---|---|---|
| 立ち上げ期 | 記事数100本未満 | スモール(1,000未満) | 個別の記事ページ(量産) |
| 成長期 | 記事数100本超 | ミドル(1,000〜10,000) | カテゴリーページ(一覧) |
| 発展期 | 記事数150本超 | ビッグ(10,000以上) | トップページ・まとめ記事 |
記事数はあくまで目安で、実際にはフェーズの境界はサイトの評価状況によって前後します。大切なのは「今の自サイトの評価で現実的に狙えるボリューム帯はどこか」を見極めることです。この判断を誤ると、立ち上げ期なのにビッグキーワードばかり狙って一向に成果が出ない、という典型的な失敗に陥ります。自サイトが今どのフェーズにあり、次にどのボリューム帯へ広げるべきか——この設計に迷う場合は、SEO支援の実績が豊富な専門家に現状を診断してもらうのも有効な選択肢です。
キーワード調査ツールの選び方|目的別おすすめ早見表
👉 このパートをまとめると!
目的が「無料開始」「精度向上」「全体診断」のどれかで選ぶツールが決まります。
「結局どれを使えばいいのか」に答えるため、目的別の早見表を用意しました。
| あなたの状況・目的 | おすすめツール | 理由 |
|---|---|---|
| まず無料で始めたい | キーワードプランナー+ラッコキーワード+aramakijake | 関連語・サジェスト・推定検索数を無料でカバーできる |
| 実数値で精度を上げたい | Ahrefs/Semrush/Ubersuggest | 実数に近い検索数と競合分析で精度が段違い |
| サイト全体を診断したい | 有料ツール+クローリング診断 | キーワード網羅に加え技術課題まで可視化できる |
| 季節・トレンドを掴みたい | Googleトレンド | 検索数推移と急上昇キーワードを把握できる |
迷ったら、まず無料ツールの組み合わせから始め、運用が軌道に乗ってきた段階で有料ツールに投資する、という順序がコストパフォーマンスに優れます。キーワード選定の全体フローはSEOキーワードの選定手順5ステップ!おすすめツールや選定ポイントを解説でステップごとに解説しています。
よくある質問(FAQ)
👉 このパートをまとめると!
無料での調べ方、レンジ表示、検索数の正確性など頻出の疑問に回答します。
Q. Googleの検索数を完全無料で調べることはできますか?
A. できます。キーワードプランナーは無料で利用でき、広告未出稿だと検索数がレンジ表示になりますが、aramakijakeやラッコキーワードを併用すれば具体的な推定検索数を無料で確認できます。Googleトレンドで推移も無料で把握できます。
Q. キーワードプランナーの検索数が「1万〜10万」のようなレンジでしか表示されません。
A. これは広告を一定額以上出稿していないアカウントの仕様です。少額でも広告を出稿すると詳細な数値が表示されますが、費用をかけたくない場合はaramakijakeなど具体的な数値が出る無料ツールで補完するのが現実的です。
Q. ツールによって検索数が違うのはなぜですか?どれが正しいですか?
A. 各ツールが表示する検索数はすべて独自のデータに基づく推定値で、正確な実数ではありません。ツール間で数倍ずれることもあります。1つの数値を鵜呑みにせず、複数ツールの値からスケール感を掴むのが適切な使い方です。実数に近づけたい場合は有料ツールの利用や、公開後にGoogle Search Consoleの表示回数で検証する方法が有効です。
Q. 検索数が多いキーワードを狙えば流入は増えますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。検索数が多いキーワードは競合も強く、上位表示できなければ流入はゼロです。検索数・難易度・検索意図の一致度をセットで判断し、勝てる見込みのあるキーワードを選ぶことが重要です。
Q. 検索数はどのくらいの頻度で調べ直すべきですか?
A. 季節性のあるキーワードや変化の早い分野では数か月ごと、安定したテーマでも半年〜1年に一度は見直すことをおすすめします。あわせてGoogle Search Consoleの表示回数を毎月確認すれば、検索数の変化を実データで早期に察知できます。
まとめ|検索数調査の次の一歩
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無料ツールで調べ、難易度と意図で絞り、GSCで検証する流れが王道です。
Googleの検索数(検索ボリューム)は、キーワードプランナーをはじめとする無料ツールで誰でも調べられます。ただし、広告未出稿時のレンジ表示などツールごとの制約があるため、aramakijakeやラッコキーワードを併用し、複数の推定値からスケール感を掴むのがコツです。本格的に精度を上げたい段階では、Ahrefsなどの有料ツールが選択肢になります。
そして最も大切なのは、検索数を「調べて終わり」にしないことです。難易度・検索意図とセットで狙うキーワードを絞り込み、キーワードマップやトピッククラスタに展開し、公開後はGoogle Search Consoleの表示回数で仮説を検証する——この一連のサイクルを回して初めて、検索数調査はSEOの成果につながります。
まずは無料ツールで自分のテーマのキーワードを洗い出し、難易度を見極めるところから始めてみてください。SEOの全体像をつかみたい方はSEOとは?SEO対策の基本と施策方法、AI時代の最新対策をわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
狙うべきキーワード選定からサイト全体のSEO設計まで
狙うべきキーワードの選定から、検索数を踏まえたサイト全体のSEO設計までまとめて相談したい方は、SEO支援実績豊富な SEO Dash! byGMO へお気軽にご相談ください。あわせて、サイトの技術的な課題(クロール・インデックスの問題)を洗い出したい場合は、クローリング診断ツール Lumar もご活用いただけます。
- SEO対策でビジネスを加速させる

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SEO対策でこんな思い込みしていませんか?
- 大きいキーワードボリュームが取れないと売上が上がらない・・
- コンサルに頼んでもなかなか改善しない
- SEOはコンテンツさえ良ければ上がる
大事なのは自社にあったビジネス設計です。
御社の課題解決に直結するSEO施策をご提案します





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