デッドリンク(リンク切れ)とは?原因・SEOへの影響と対処方法を解説
ネットで調べ物をしていて、リンクをクリックしてみたらリンク先の情報が全く見れなかったという経験はありませんか?
この症状は、リンク切れ(デッドリンク)となっている状態のときに表れます。このリンク切れは、スペルミスやリンク先の消滅などが原因として起こることが多いです。
リンク切れを放置すると、訪問者にストレスを与えることになるため、可能であれば早めに回復しておきましょう。
この記事では、リンク切れの症状や簡単にできる対処方法をまとめましたので、ぜひ確認してみてください。
サイトを運用していると、Google Search Console(旧称サーチコンソール、以下GSC)に突然「見つかりませんでした(404)」が大量に表示されたり、社内から「お客様がリンクをクリックしたらエラーページが出た」と報告が上がってきたりすることがあります。リンク切れ(デッドリンク)への対処をどこまで本気でやるべきか、優先度の判断がつかずに手が止まっているのではないでしょうか。
デッドリンク(リンク切れ)とは、クリックしてもリンク先のページが正常に表示されず、エラーになってしまう無効なリンクの状態を指します。多くの場合、ブラウザには「404 Not Found(ページが見つかりません)」が表示されます。読者にとっては「読みたかった情報にたどり着けない」体験そのものであり、放置すればサイトへの信頼を損なう原因になります。
ただし、闇雲にすべてのリンク切れを潰そうとするのは得策ではありません。デッドリンクには「内部リンクのリンク切れ」と「外部リンクのリンク切れ」があり、SEOへの影響度も対処すべき優先度も異なるからです。GMO TECHのSEOコンサルティングで数多くのサイトを診断してきた経験上、リンク切れ対応は「どこから手をつけるか」の判断を誤ると、影響の小さい箇所に時間を浪費しがちです。
本記事では、デッドリンクの定義から、発生する5つの原因、SEOへ与える具体的な影響、無料チェックツール4選の使い方、リダイレクトや内容復元による修正方法、そしてWordPress・.htaccessでの実装手順、大規模サイト向けの自動診断までを、画面・コード操作レベルで解説します。読み終えるころには、自社サイトのリンク切れに「いつ・どこから・どう対処すべきか」が明確になっているはずです。
デッドリンク(リンク切れ)とは?

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クリックしてもページが開かず404が出る無効なリンクの状態。
デッドリンク(リンク切れ)とは、クリックしてもリンク先のページが正常に表示されず、エラーになってしまう無効なリンクの状態を指します。「リンク切れ」「死リンク」とも呼ばれ、英語では「dead link」「broken link」と表現されます。ユーザーがリンクをクリックしたとき、本来表示されるべきページが存在しない・移動した・アクセスできないために、ブラウザにエラー画面が返される現象です。
デッドリンクが発生しているとき、ユーザーの画面には主に次のような症状が現れます。状態を正しく見分けることが、原因特定の第一歩になります。
- 「404 Not Found」と表示される:リンク先のページがサーバー上に存在しない、最も典型的なリンク切れの状態です。
- 「このページは存在しません」などのエラーページが出る:サイト独自のエラーページが表示されるケースで、中身は404と同じくページが見つからない状態です。
- クリックしても何も起こらない・別の場所に飛ぶ:リンクを記述するaタグのURL(href属性)にスペルミスがあり、正しいページへ遷移できない状態です。
ここで重要なのが、デッドリンクには発生する場所によって2種類あるという点です。この区別は、後述するSEOへの影響度と対処の優先順位を理解するうえで欠かせません。
内部リンクのリンク切れ
内部リンクとは、同一サイト内の別ページへ誘導するリンクを指します。内部リンクのリンク切れは、自社サイト内のページ同士をつなぐリンクが無効になっている状態です。記事Aから記事Bへのリンクが、記事BのURL変更や削除によって切れてしまうケースが該当します。
内部リンクのリンク切れは、サイト運営者自身に原因と修正権限があるのが特徴です。たとえば、コーポレートサイトでサービス紹介ページのURLを変更したのに、お知らせ記事内のリンクを旧URLのまま放置していたケースや、ECサイトで販売終了した商品ページを削除したのに、特集ページからのリンクが残っていたケースなどが典型です。いずれも自社で完全にコントロールできるため、内部リンクの切れは優先的に修正すべき対象になります。内部リンクの役割や設置のコツは内部リンクとは|張り方のコツやおすすめの設置場所・SEOへの影響を解説で詳しく解説しています。
外部リンクのリンク切れ
外部リンク(アウトバウンドリンク)とは、自社サイトから他社サイトなど外部のページへ誘導するリンクを指します。外部リンクのリンク切れは、リンク先である他社サイトのページが削除・移動されたことで発生します。
外部リンクのリンク切れの厄介な点は、リンク先の状態を自社でコントロールできないことです。たとえば、参考資料として官公庁の統計ページにリンクを張っていたが、その官公庁がサイトをリニューアルしてURLが変わったケースや、引用元のニュース記事が一定期間で削除されたケースなどでは、自社に落ち度がなくてもリンクが切れます。外部リンク切れは「気づいた時点で張り替える」運用が現実的な対応になります。外部リンクの扱い方の詳細はアウトバウンドリンクとは?SEO効果と使用時の注意点を解説を参考にしてください。
デッドリンクが発生する5つの原因

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ページ削除・URL変更・スペルミス・移転・アクセス制限が主因。
デッドリンクは、ある日突然ランダムに発生するわけではなく、明確な原因があって起こります。原因を理解しておくと、リンク切れを未然に防ぐ運用ルールづくりにもつながります。ここでは、GMO TECHの支援現場で実際に頻出する5つの原因を、発生メカニズムと具体例をセットで解説します。
原因1:リンク先ページの削除
最も多い原因が、リンク先のページそのものが削除されているケースです。ページを削除すると、そのURLにアクセスしてもサーバーは「該当するファイルがない」と判断し、404 Not Foundを返します。
このケースは、サイト運用の自然な流れのなかで頻発します。たとえば、ECサイトで販売終了・在庫切れになった商品ページを削除すると、その商品を紹介していたブログ記事やカテゴリページからのリンクが一斉に切れます。また、期間限定キャンペーンのLP(ランディングページ)を終了後に削除した結果、SNS投稿やメルマガ内のリンクが切れるのもよくあるパターンです。削除する前に、そのページへリンクしている箇所を洗い出す手順を運用に組み込むことが、予防の鍵になります。
原因2:リンク先URLの変更(ページ移動)
ページを削除していなくても、URLを変更すればリンクは切れます。旧URLは無効になり、リダイレクト設定をしていなければ旧URLへのアクセスは404になるためです。
URL変更は、リニューアルやサイト構造の見直しに伴って発生します。たとえば、CMSの仕様変更でURL構造が /blog/2022/article/ から /column/article/ のように変わったケースや、SEOを意識してURLスラッグを日本語からアルファベットに変更したケースが該当します。URLを変えること自体は問題ありませんが、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定しないと、旧URLを指す内部リンク・外部リンク・検索結果のリンクがすべて切れてしまいます。301リダイレクトの正しい設定方法は301リダイレクトとは?SEO効果と正しい設定方法をGoogle公式情報とコード例で徹底解説で詳しく解説しています。
原因3:URLのスペルミス・記述誤り
リンク先は正常に存在しているのに、リンクを記述するaタグのhref属性にタイプミスがあり、結果的にリンク切れになるケースです。1文字の打ち間違いでも、サーバーは「該当URLなし」と判断して404を返します。
具体的には、https://example.com/service/ と書くべきところを https://example.com/servise/ と綴り間違えたり、ドメイン名やディレクトリ名を誤入力したりするケースです。HTMLを手書きで編集している場合や、URLを手入力でコピーした際に発生しやすく、特に長いURLや英単語のスペルが紛らわしいページで起こりがちです。リンクを設置したら、必ず実際にクリックして遷移先を確認する習慣が有効です。
原因4:サイトの移転・ドメイン変更
サイト全体を別ドメインへ移転したり、独自ドメインを変更したりすると、旧ドメインを指すリンクがすべて切れます。これは原因2のURL変更がサイト規模で一斉に起こる、影響範囲の大きいケースです。
たとえば、old-company.co.jp から new-company.co.jp へ社名変更に伴ってドメインを移行したケースや、サブドメイン blog.example.com を example.com/blog/ のサブディレクトリへ統合したケースが該当します。この規模の移転では、旧ドメイン全体から新ドメインへの一括リダイレクト設定が必須です。設定を怠ると、これまで蓄積してきた被リンクや検索評価が新サイトへ引き継がれず、SEO上の大きな損失につながります。被リンクの価値については被リンクの獲得方法!SEO効果の高いバックリンクの増やし方を紹介で解説しています。
原因5:アクセス制限・サーバー側の問題
ページは存在していても、アクセス制限やサーバー側の不具合によってリンク先が表示できず、リンク切れと同じ状態になるケースです。404とは異なるステータスコードが返ることもありますが、ユーザーから見れば「リンク先が見られない」点は同じです。
具体例としては、会員限定ページやログインが必要なページにリンクを張ったために未ログインユーザーには403(アクセス禁止)が返るケース、サーバーのメンテナンスや過負荷で一時的に500番台のサーバーエラーが返るケース、リンク先サイトが独自ドメインの更新切れで消滅したケースなどが挙げられます。HTTPステータスコードごとの意味を理解しておくと、リンク切れの原因切り分けが正確になります。詳しくは404エラー(404 not found)とは?原因と解決方法、有効な404エラーページの作り方を参照してください。
デッドリンクがSEOに与える影響
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順位への直接影響は小さいが、UX低下とPageRank喪失が問題。
「リンク切れがあるとSEOで順位が下がるのか」は、多くのサイト運営者が気にするポイントです。結論から言うと、404の存在そのものが検索順位を直接下げることはGoogleが公式に否定しています。ただし、これは「リンク切れを放置してよい」という意味ではありません。間接的な悪影響とリンク資産の損失という観点では、対処すべき明確な理由があります。
404エラー自体は順位を直接下げない(Google公式見解)
Googleは公式ブログで、404エラーが検索順位に与える影響について明確に回答しています。サイトの一部のURLが404を返していても、それが原因で他の正常なページの順位が下がることはない、というのがGoogleの見解です。Google検索セントラルのブログ「404 エラーがサイトに与える悪影響」では、次のように説明されています。
質問:ウェブマスター ツールのクロール エラー ページに表示される404(Not found)は、Google検索での掲載順位に影響しますか?
答え:サイトの一部のURLが既に存在しない、または404を返していた場合も、サイトの他のURL(200(Successful)を返すもの)の検索結果内での掲載順位には影響しません。404レスポンス コードは、インターネットにとっては正常な動作です。
引用:Google検索セントラル ブログ「404 エラーがサイトに与える悪影響」
つまり、削除したページが404を返すこと自体は、Webにとって自然な動作であり、ペナルティの対象にはなりません。存在しなくなったページを404にすること自体は、むしろ正しい状態の返し方です。GSCに404が表示されても、削除を意図したページであればパニックになる必要はありません。
UX(ユーザー体験)の低下による間接的な悪影響
順位への直接影響はないとはいえ、デッドリンクはユーザー体験を確実に損ないます。検索してたどり着いたページで、目当てのリンクをクリックした先がエラー画面だったとき、ユーザーは「このサイトは情報が古い・管理が行き届いていない」と感じ、離脱しやすくなります。
Googleはユーザーにとって有用なコンテンツを評価する方針を一貫して示しており、ユーザー体験の悪化は回遊率や滞在時間といった指標の低下を通じて、間接的にサイト全体の評価へ影響しうると考えられます。たとえば、商品比較記事から各商品の詳細ページへのリンクが切れていれば、ユーザーは比較検討を続けられずに離脱します。また、ハウツー記事で参照先の手順ページが404になっていれば、読者は目的を達成できずにサイトを去ります。リンク切れの放置は、せっかく獲得した流入を取りこぼす機会損失そのものです。ユーザビリティの考え方はユーザビリティとは?アクセシビリティとの違いや参考例を紹介で詳しく解説しています。
内部リンク切れによるPageRank(リンク評価)の喪失
SEOの観点でより重要なのが、内部リンク切れによるリンク評価の損失です。Googleは、ページからページへ渡されるリンクの評価(PageRank)を通じてサイト内の重要度を判断しており、内部リンクはこの評価を流通させる経路の役割を果たします。リンク切れが起きると、その経路が断たれ、リンク評価が行き止まりになってしまいます。
たとえば、サイト内で多くのアクセスを集める人気記事から、別の重要ページへの内部リンクが切れていると、人気記事が持つ評価をリンク先ページへ受け渡せなくなります。また、Googleのクローラーは内部リンクをたどってサイト内を巡回するため、リンク切れが多いとクローラーが行き止まりに突き当たり、サイト全体を効率的に巡回(クロール)しにくくなる懸念もあります。クローラーの動きについてはクローラーとは?意味や種類・SEOにおける重要性や対策方法をわかりやすく解説で解説しています。内部リンク切れは「順位が下がる」という直接的な形ではなく、「本来得られるはずの評価を取りこぼす」という形で機会損失を生むのです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: GMO TECHのSEOコンサルティングで診断していると、「404が出ているから順位が下がった」と心配されるご相談を多くいただきますが、順位下落の主因が404そのものだったケースはほとんどありません。
本当に対処すべきは、順位の高い重要ページから別ページへの「内部リンク切れ」です。評価を集めたページのリンクが行き止まりになっている状態こそ優先的に直すべきで、削除済みページの404を消すことに時間をかけるより費用対効果が高い、というのが現場での実感です。
デッドリンクを診断する無料ツール4選【2026年最新】
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GSC・Screaming Frog・ブラウザ拡張・オンライン検査を用途で使い分ける。
リンク切れは、目視ですべてを発見するのは現実的ではありません。数十ページのサイトでも、内部リンク・外部リンクを合わせれば数百のリンクが存在するため、ツールによる一括チェックが欠かせません。ここでは、無料で使える代表的な診断ツールを4つ、それぞれの特徴と使い方をセットで紹介します。「サイト全体を網羅的に調べたいのか」「特定ページだけ素早く調べたいのか」で選ぶツールが変わります。
| ツール | 種別 | 主な用途 | 無料での制限 |
|---|---|---|---|
| Google Search Console | 公式・無料 | 自サイトの404を継続監視 | 自サイトのみ(所有権確認が必要) |
| Screaming Frog SEO Spider | インストール型 | サイト全体のリンク切れ一括検出 | 1回のクロールにつき500URLまで |
| ブラウザ拡張(Check My Links等) | ブラウザ拡張 | 表示中ページのリンクを即チェック | 1ページ単位 |
| オンラインのリンク検査ツール | Webサービス | URLを入力して手軽にチェック | サービスにより上限あり |
Google Search Console(自サイトの404を継続監視)
Google Search Consoleは、Googleが自社サイトをどう認識しているかを確認できる公式の無料ツールで、自サイトのリンク切れ(404)を継続的に監視するのに最適です。Googleのクローラーが実際に巡回した結果として検出した404を一覧で確認できるため、「Googleから見て問題になっているリンク切れ」を優先的に把握できます。
確認手順は次のとおりです。
- GSCにログインする — GSCにアクセスし、対象のサイト(プロパティ)を選択します。所有権確認が済んでいないと利用できないため、未登録の場合は先にプロパティ登録を完了させてください。設定方法は【画像付き】Googleサーチコンソールの設定・登録方法を手順ごとに解説を参照してください。
- 左メニューの「ページ」(インデックス作成)を開く — 「ページがインデックスに登録されない理由」の一覧が表示されます。
- 「見つかりませんでした(404)」を確認する — この項目をクリックすると、Googleが404を検出したURLの一覧が表示されます。各URLを開いて、どのページが404になっているかを特定します。
GSCで404が表示されても、それが「削除を意図したページ」なら問題ありません。一方、「本来表示されるべきページ」が404になっている場合は、リダイレクト設定漏れやURL変更ミスの可能性が高く、優先的に対処すべき対象です。なお、Googleのヘルプによれば、ほとんどの404はサイトのインデックス登録やランキングに影響しないため、すべてを修正する必要はないとされています。GSCの使い方の全体像は【画像付き】Googleサーチコンソールの使い方・できることを紹介で詳しく解説しています。
Screaming Frog SEO Spider(サイト全体を一括クロール)
Screaming Frog SEO Spiderは、サイト全体をクローリングして、内部リンク・外部リンクのリンク切れを一括で洗い出せるインストール型ツールです。SEOの現場で広く使われている定番ツールで、サイトを丸ごとスキャンしてHTTPステータスコードごとにURLを分類できる点が強みです。
無料版でも基本的なリンク切れ検出は十分に行えますが、Screaming Frog公式によれば、無料版は1回のクロールにつき500URLまでという上限があります。それを超える大規模サイトを一括でクロールしたい場合は、有料ライセンス(公式価格で年間£199)が必要になります。中小規模サイトであれば、無料版で全ページのリンク切れを検出できるケースが多いでしょう。
基本的な使い方は次の3ステップです。
- 対象URLを入力してクロールを開始する — Screaming Frogを起動し、上部の入力欄に自サイトのトップページURLを入力して「Start」を押すと、サイト内のリンクをたどって順にクロールが始まります。
- 「Response Codes」タブで404を絞り込む — クロール完了後、「Response Codes」タブを開き、フィルタで「Client Error (4xx)」を選択すると、404などのエラーを返すURLだけが一覧表示されます。
- 「Inlinks」でリンク元を特定する — 対象URLを選択し、下部の「Inlinks」タブを開くと、そのリンク切れURLを「どのページが参照しているか(リンク元)」が分かります。リンク元を特定できれば、そのページを編集して修正できます。
ブラウザ拡張機能(表示中ページを即チェック)
Google Chromeなどのブラウザ拡張機能を使えば、今表示しているページ内のリンク切れを、その場で素早く確認できます。「Check My Links」に代表されるリンクチェッカー系の拡張機能は、ボタンひとつでページ内の全リンクをスキャンし、有効なリンクと無効なリンク(リンク切れ)を色分けでハイライト表示してくれます。
この方式の強みは、特定の1ページだけをピンポイントで確認できる手軽さです。たとえば、公開前の新規記事のリンクを最終チェックしたいとき、リンクを大量に含むまとめ記事を点検したいときに重宝します。サイト全体を網羅するクロールには向きませんが、「この記事だけ確認したい」というニーズには最も速く応えてくれます。拡張機能はブラウザのウェブストアからインストールでき、追加後はツールバーのアイコンをクリックするだけで動作します。
オンラインのリンク検査ツール(URL入力で手軽に診断)
ソフトのインストールやブラウザ拡張の追加をせずに、URLを入力するだけでリンク切れを診断できるWebサービスも複数存在します。ブラウザで検査ツールのサイトを開き、調べたいページのURLを貼り付けて実行すると、そのページ内のリンクのステータスを一覧で返してくれます。
この方式は、環境を選ばず手軽に使える点がメリットです。自分のPCに何もインストールできない環境や、他人のサイトのリンク状況を確認したいとき(外部リンクの参照先が生きているかの確認など)に向いています。ただし、無料のオンラインツールはサービスによってチェックできるページ数やリンク数に上限があったり、大規模サイトの一括クロールには対応していなかったりします。手軽さと引き換えに精密さは劣るため、本格的なサイト診断にはGSCやScreaming Frogを併用するのが確実です。
Screaming Frogでの手動クロールは便利ですが、ページ数の多い大規模サイトでは「無料版500URL」の上限に引っかかったり、定期チェックの運用負荷が高くなったりします。クローリング診断ツール Lumar を使えば、サイト全体のリンク切れ・リダイレクトエラー・ステータスコードの問題を一括スキャンし、技術的SEOの課題を継続的に可視化できます。
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デッドリンクを修正する3つの方法

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リダイレクト・内容復元・削除+リンク修正を状況で選ぶ。
リンク切れを発見したら、次は修正です。修正方法は大きく3つあり、「そのページをどうしたいか」によって最適な手段が変わります。やみくもにリダイレクトをかけるのではなく、ページの状態に応じて方法を選ぶことで、ユーザー体験とSEO評価の両方を守れます。まずは選択の判断軸を整理しましょう。
方法1:301リダイレクトで転送する(URL変更・統合時)
リダイレクトとは、あるURLにアクセスがあったとき、別のURLへ自動的に転送する仕組みです。URLを変更した、ページを別のページへ統合したという場合は、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定するのが最適です。
301リダイレクトは「恒久的な移動」を意味し、旧URLが持っていた検索評価(被リンクの効果など)を新URLへ引き継げる点が大きなメリットです。たとえば、URLを変更した記事Aへの被リンクや内部リンクが旧URLを指していても、301リダイレクトを設定しておけば、ユーザーは自動的に新URLへ誘導され、検索評価も新URLに集約されます。一方、一時的な移動には302リダイレクトを使いますが、評価を引き継ぎたい恒久的なURL変更では301を使うのが原則です。301と302の違いはリダイレクトとは?種類や設定方法、警告の対処法を解説で詳しく解説しています。
方法2:ページ内容を復元する(誤削除・需要のあるページ)
削除したページに今もアクセスやニーズがある場合、あるいは誤って削除してしまった場合は、ページの内容を復元するのが最善です。リダイレクトで別ページへ飛ばすよりも、ユーザーが本来求めていた情報をそのまま提供できるためです。
たとえば、アクセス解析で「削除したページのURLに今も外部サイトから流入がある」と分かった場合、そのページにはまだ需要があります。バックアップから内容を復元して同じURLで再公開すれば、流入を取りこぼさずに済みます。また、リニューアルの過程で必要なページまで誤って消してしまったケースでも、復元が第一選択です。「リンク切れ=とりあえずリダイレクト」と短絡的に考えず、そのコンテンツ自体に価値があるかを見極めることが重要です。
方法3:リンクを削除・修正する(参照側の対応)
リンク先のページが完全に不要になった、あるいは外部サイトのページが消滅して復旧できない場合は、リンクを張っている側(参照側)を修正します。具体的には、切れたリンクのURLを正しいリンク先に張り替えるか、リンク自体を削除してテキストだけ残す対応です。
たとえば、外部リンク先の他社サイトが閉鎖されてリンクが切れた場合、代わりとなる別の信頼できる情報源へリンクを張り替えるか、リンクを外して本文だけ残します。内部リンクであれば、リンク切れしたURLを存在する正しいページのURLへ修正します。Screaming Frogの「Inlinks」やGSCで特定したリンク元のページを開き、該当箇所のaタグを編集する流れです。参照側の修正は、リダイレクトを増やしすぎてサーバー負荷や管理コストを上げたくない場合にも有効な選択肢です。
WordPressでのリダイレクト設定手順
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プラグイン方式が初心者向け、コード方式は上級者向け。
ここからは、実際にリダイレクトを設定する具体的な手順を解説します。サイトの多くがWordPressで構築されているため、まずはWordPressでの設定方法を紹介します。WordPressでのリダイレクト設定には、「プラグインを使う方法」と「コードを直接編集する方法」の2通りがあり、技術レベルに応じて選べます。
プラグイン方式(Redirectionなどを使う)
最も手軽で初心者にもおすすめなのが、リダイレクト専用プラグインを使う方法です。代表的な無料プラグイン「Redirection」を使えば、コードを書かずに管理画面の操作だけで301リダイレクトを設定できます。
設定の流れは次のとおりです。
- プラグインをインストール・有効化する — WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規プラグインを追加」で「Redirection」を検索し、インストール後に有効化します。
- 管理画面の「ツール」→「Redirection」を開く — 初回はセットアップ画面が表示されるので、画面の指示に従って初期設定を完了させます。
- 転送元と転送先のURLを入力する — 「ソースURL(転送元)」に旧URLのパス、「ターゲットURL(転送先)」に新URLを入力します。
- HTTPコードを「301」に設定して保存する — リダイレクトの種類が「301 – Moved Permanently(恒久的に移動)」になっていることを確認し、「転送ルールを追加」をクリックすれば設定完了です。
プラグイン方式の利点は、設定したリダイレクトの一覧が管理画面で見やすく整理され、後から編集・削除も簡単な点です。さらに、Redirectionには404エラーのログを記録する機能もあり、サイト内で発生したリンク切れを継続的に把握できます。コードの編集に不安がある担当者は、まずプラグイン方式から始めるのが安全です。
コード方式(functions.phpや.htaccessを編集)
サーバーやコードの扱いに慣れている場合は、プラグインを使わずにコードでリダイレクトを設定する方法もあります。WordPressのテーマファイル(functions.php)にリダイレクト処理を記述する方法や、後述するApacheサーバーの.htaccessファイルを直接編集する方法です。
コード方式の利点は、プラグインを増やさずに済むこと、そして大量のリダイレクトをまとめて記述・管理できることです。プラグインはサイトの動作を重くする要因にもなりうるため、リダイレクト数が膨大な大規模サイトでは、.htaccessでまとめて処理するほうが効率的なケースもあります。ただし、コードの記述を誤るとサイト全体が表示されなくなるリスクがあるため、編集前のバックアップが必須です。具体的な.htaccessの書き方は、次のセクションで詳しく解説します。
.htaccessでのリダイレクト設定
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RewriteRule・RedirectMatchで旧URLから新URLへ転送する。
.htaccess(ドットエイチアクセス)とは、Apacheサーバーの動作を制御する設定ファイルで、リダイレクトの設定にも使われます。WordPressに限らず、Apacheで動作するサイトであれば、この.htaccessにリダイレクトのルールを記述することで、サーバーレベルで旧URLから新URLへの転送を実現できます。ここでは代表的な構文と、設定時の注意点を解説します。
基本構文(特定URLの301リダイレクト)
特定の1ページを別のページへ301リダイレクトする場合は、Redirect ディレクティブを使うのが最もシンプルです。サイトのルートディレクトリにある.htaccessファイルに、次のように記述します。
Redirect 301 /old-page/ https://example.com/new-page/
これは「/old-page/ へのアクセスを、https://example.com/new-page/ へ301(恒久的)でリダイレクトする」という意味です。複数のページを転送したい場合は、この行をページの数だけ追加します。なお、mod_rewrite モジュールを使う RewriteRule を用いると、より柔軟な条件指定が可能です。
RewriteEngine On RewriteRule ^old-page/?$ https://example.com/new-page/ [R=301,L]
RewriteEngine On で書き換え機能を有効にし、RewriteRule でパターンに一致したURLを転送します。末尾の [R=301,L] は「301リダイレクトとして処理し(R=301)、このルールにマッチしたら以降の書き換えルールを適用しない(L=Last)」という指定です。
パターンマッチによる一括リダイレクト(RedirectMatch)
ディレクトリ構造を変更した場合など、複数のURLをまとめて転送したいときは、正規表現でパターンマッチできる RedirectMatch が便利です。たとえば、/blog/ 配下のすべてのページを /column/ 配下へ移したい場合は、次のように記述します。
RedirectMatch 301 ^/blog/(.*)$ https://example.com/column/$1
これは「/blog/ で始まるすべてのURLを、/column/ 配下の同じパスへ転送する」という意味です。(.*) でマッチした部分が $1 に渡されるため、/blog/article-a/ は /column/article-a/ へ、/blog/article-b/ は /column/article-b/ へと、ページごとに正しく転送されます。サイト移転やディレクトリ統合のような大量URLの転送では、1行ずつ書くより圧倒的に効率的です。
よくあるエラーと対処法
.htaccessの編集は強力な反面、記述ミスがサイト全体に影響します。代表的なトラブルと対処法を押さえておきましょう。
- 「500 Internal Server Error」でサイトが表示されない:.htaccessの構文エラーが原因です。多くは綴り間違いや余計なスペース、対応していないディレクティブの記述によります。編集前のバックアップに戻し、1行ずつ追加して原因箇所を切り分けます。
- リダイレクトが無限ループする:転送元と転送先が循環している(AからBへ、BからAへ転送している)場合に発生します。リダイレクトのルールを見直し、最終的な転送先が固定されるよう修正します。
- リダイレクトが反映されない:記述したルールの順序が原因のことがあります。.htaccessは上から順に評価されるため、より具体的なルールを上に、汎用的なルールを下に配置します。また、ブラウザのキャッシュが残っている場合もあるため、キャッシュをクリアして確認します。
設定後は、必ず旧URLへ実際にアクセスして、意図したとおり新URLへ転送されるかを確認してください。リダイレクトのステータスは、ブラウザの検証ツールやオンラインのリダイレクトチェッカーで確認できます。
大規模サイト向けの自動診断・定期監視
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クロールツールの定期実行と監視自動化で再発を防ぐ。
数百〜数万ページを抱える大規模サイトでは、リンク切れを「見つけたら直す」という都度対応だけでは追いつきません。ページの追加・削除・更新が日常的に発生するため、リンク切れも継続的に生まれ続けます。ここでは、大規模サイトでリンク切れを効率的に管理するための、自動診断と定期監視の考え方を解説します。
クロールツールの定期実行で継続監視する
大規模サイトでは、サイト全体を定期的にクロールし、リンク切れを自動で検出する仕組みを整えるのが基本です。手動チェックを月1回・週1回といった頻度で繰り返すのは運用負荷が高いため、クロールツールのスケジュール実行機能や、クラウド型の監視サービスを活用します。
たとえば、Screaming Frogの有料版にはクロールをスケジュール実行する機能があり、定期的に自動でサイトを巡回させてレポートを出力できます。さらに本格的な運用では、クラウド型のクローリング診断ツールを使い、リンク切れ・リダイレクトエラー・ステータスコードの異常を常時モニタリングし、問題が発生したら通知を受け取る体制が理想です。これにより、リンク切れが大量発生する前に、早期に検知・対処できます。
CMS・公開フローにリンクチェックを組み込む
リンク切れの「発生そのもの」を減らすには、ページを公開・編集するワークフローのなかにリンクチェックを組み込むのが効果的です。ページを削除する前に被リンク元を確認する、URL変更時には必ずリダイレクトをセットで設定する、といった運用ルールを標準化します。
具体的には、ページ削除の申請フローに「このページへの内部リンク元を洗い出し、リンク元を修正またはリダイレクト設定する」という工程を必須化します。また、大量のページを扱うECサイトやメディアでは、商品の在庫切れ・記事のアーカイブといった操作が自動的にリダイレクトや代替ページ表示につながるよう、CMS側で仕組み化するのが理想です。人の注意力に頼るのではなく、フローと仕組みでリンク切れの発生を抑えるのが、大規模サイト運用の勘所です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 大規模サイトのリンク切れ対策で最も効くのは、「定期スキャン」と「公開フローへの組み込み」をセットで回すことです。
GMO TECHの支援現場でも、リンク切れを単発で潰すのではなく、月次のクロールレポートで増減を追いながら、URL変更時のリダイレクト設定を運用ルールに落とし込む形にすると、リンク切れの総数が継続的に減っていきます。一度仕組み化してしまえば、担当者が代わっても品質を保てるのが大きな利点です。
【まとめ】デッドリンク対策で重要なポイント
Googleにリンク切れ(デッドリンク)があっても、404そのものが検索順位を直接下げることはありません。しかし、ユーザー体験の低下や内部リンク切れによる評価の取りこぼしという形で、間接的な機会損失は確実に発生します。「順位が下がらないから放置してよい」ではなく、「機会損失を防ぐために、優先度をつけて対処する」のが正しいスタンスです。本記事の要点を整理します。
- デッドリンクには内部・外部の2種類がある — 自社で修正できる内部リンク切れを優先し、外部リンク切れは気づいた時点で張り替えるのが現実的です。
- 発生原因は主に5つ — ページ削除・URL変更・スペルミス・サイト移転・アクセス制限が主因で、原因を知ることが予防につながります。
- まずツールで現状を把握する — 自サイトの継続監視はGSC、サイト全体の一括検出はScreaming Frog、特定ページはブラウザ拡張、と用途で使い分けます。
- 修正は3つの方法から選ぶ — URL変更・統合は301リダイレクト、需要のあるページは内容復元、不要なリンクは削除・修正と、ページの状態に応じて選択します。
- 大規模サイトは仕組みで防ぐ — 定期クロールと公開フローへのリンクチェック組み込みで、リンク切れの再発を抑えます。
リンク切れの修正は、地味ながらサイトの信頼性と回遊性を支える重要なメンテナンスです。本記事の手順で、まずは自社サイトの内部リンク切れから優先的に点検してみてください。サイト全体の技術的SEOを継続的に管理したい場合は、クローリング診断ツール Lumar で、リンク切れを含むサイトの健全性を一括でチェックできます。手作業では見落としがちな大規模サイトのリンク切れも、定期スキャンで漏れなく可視化しましょう。
大規模サイトのリンク切れ・リダイレクトエラーはLumarで継続監視
手作業のチェックでは追いつかない大規模サイトのリンク切れも、クローリング診断ツールLumarならサイト全体を自動スキャン。404・リダイレクトエラー・ステータスコードの問題を可視化し、技術的SEOの健全性を継続的に管理できます。
技術的SEOの全体像を押さえたい方は「テクニカルSEO」基本のチェックポイント|対策ツールも紹介も、SEO対策の基本についてはSEOとは?SEO対策の基本と施策方法、AI時代の最新対策をわかりやすく解説も併せて参照してください。
よくある質問(FAQ)
リンク切れ(デッドリンク)があるとSEOで順位が下がりますか?
リンク切れ(404エラー)そのものが、検索順位を直接下げることはありません。Googleは公式ブログで、一部のURLが404を返していても、サイトの他の正常なページの順位には影響しないと明言しています。ただし、リンク切れはユーザー体験を損なって回遊率や滞在時間の低下を招いたり、内部リンク切れによってリンク評価(PageRank)の流通を断ったりするため、間接的な機会損失につながります。順位への直接影響はなくても、対処する価値はあります。
リンク切れはどうやって見つければよいですか?
主に4つの方法があります。自サイトの404を継続的に監視するならGoogle Search Consoleの「ページ」レポート、サイト全体のリンク切れを一括で洗い出すならScreaming Frog SEO Spider(無料版は1回500URLまで)、表示中の1ページを素早く確認するならブラウザ拡張機能、手軽にURLを入力して調べるならオンラインのリンク検査ツールが使えます。サイト全体を網羅したい場合はGSCとクロールツールの併用が確実です。
リンク切れを修正するにはどうすればよいですか?
状況に応じて3つの方法から選びます。URLを変更した・ページを統合した場合は旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定します。誤って削除した・今も需要があるページはバックアップから内容を復元します。完全に不要なページや復旧できない外部リンクは、リンク元を編集してURLを正しいものに張り替えるか、リンク自体を削除します。
WordPressでリンク切れ(301リダイレクト)を設定する簡単な方法はありますか?
無料プラグイン「Redirection」を使うのが最も手軽です。管理画面の「プラグイン」から「Redirection」をインストール・有効化し、「ツール」→「Redirection」を開いて、転送元の旧URLと転送先の新URLを入力し、HTTPコードを「301」に設定するだけで完了します。コードを書かずに設定でき、404エラーのログ記録機能も備えているため、リンク切れの継続的な把握にも役立ちます。
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