Googleのアルゴリズムとは?その意味やアップデートに備えたSEO対策
しかし、「そもそもGoogleのアルゴリズムって何?」「どういう基準で順位が変わるの?」「SEOにはどういう影響があるの?」という疑問を持つ人は少なくないでしょう。
この記事では、Googleアルゴリズムの全体に関する知識と、それを活用したSEO対策について解説します。
- Googleのアルゴリズムとは?
- Googleのアルゴリズムに関係する重要な5つの要素
- 検索意図の把握
- 検索キーワードとWebページとの関連性
- コンテンツの品質
- ユーザビリティ
- 文脈の考慮
- Googleアルゴリズムの主な4つのアップデート
- パンダアップデート
- ペンギンアップデート
- モバイルフレンドリーアップデート
- 健康アップデート
- Googleのアルゴリズムに対する効果的なSEO対策
- 検索ニーズを満たすコンテンツの作成
- E-A-Tの強化
- モバイルフレンドリー対応
- Googleのアルゴリズム変動で押さえておきたいポイント
- コアアップデートは事前に通知がある
- 検索順位の低下が必ずしも問題なわけではない
- コンテンツを重視する傾向が高まってきている
- Googleのアルゴリズムの動作を妨げないように注意
- まとめ
- SEOに悩むサイト担当者必見!世界最高水準のテクニカルSEOツール「Lumar」
-
URLを入れるだけでサイト内部の問題を一括検出。
Googleと同じ視点でサイトクロール、
大規模サイトでも手軽に高度なSEO分析ができます!まずは無料デモクロールを試して、あなたのサイトの問題点を一括検出!
Googleのアルゴリズムとは?
Googleアルゴリズムとは、Web上に溢れる無数の情報の中から、ユーザーが求めている情報を正しく提供するためにGoogleの検索エンジンが検索順位を決めるためのルールを指します。
” Googleはいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。”
引用:https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/mission/users/
とあるように、ユーザーに有益な情報を届けるためにGoogleのアルゴリズムは200以上の項目の判定基準により検索順位を決定し、さらにこの項目や重要度は日々改定されています。そのため、Googleアルゴリズムが改定される度に検索順位も変動するというわけです。
検索上位を獲得するためには、Googleアルゴリズムの判定基準である項目を満たす必要がありますが、実際の項目数や具体的なアルゴリズムの内容は公開されていないため、全てを対策することは不可能と言えます。
しかし、そのGoogleアルゴリズムの中でも重要な要素があるので、まずは次の5つの要素を押さえるようにしましょう。
Googleのアルゴリズムに関係する重要な5つの要素
Googleアルゴリズムの項目数は200以上とも言われ、膨大な数の要素から成り立っていますが、その中でも重要となるのは下記の5つです。
- 検索意図の把握
- 検索キーワードとWebページとの関連性
- コンテンツの品質
- ユーザビリティ
- 文脈の考慮
それぞれ解説していきますので、最低限この5つをしっかりと把握するようにしましょう。
検索意図の把握
Googleのアルゴリズムでは、まずユーザーの検索意図を把握するために、検索キーワードの分析をおこないます。
単純に意味を理解するだけでなく、同音異義の判別もできるGoogleの類義語システムを使って、より高いレベルでユーザーの検索意図の把握に努めています。
さらに、その検索キーワードについて下記の点を加味して分析します。
- 特定の情報を知りたいのか?
- 幅広い情報を知りたいのか?
- 具体的な情報を知りたいのか?
- 最新情報を知りたいのか?
- 現在地付近の情報を知りたいのか?
この中でも重要視されているのが「最新情報」についてです。Googleのアルゴリズムの中には「フレッシュネス アルゴリズム」と言われる、より新鮮な情報を届けるためのアルゴリズムが存在します。
これを用いることで「プロ野球の試合結果」「紅白の勝者」「iPhoneの新機種」などの最新情報が求められるキーワードの場合には、より新しい情報を届けるようにプログラムされています。
検索キーワードとWebページとの関連性
検索意図を把握したアルゴリズムは、次にそのキーワードと関連性のあるWebページをインデックス内から探し、そのキーワードの出現頻度や、タイトル・見出し・本文などの使われている場所についても分析します。
Webページとの関連性を検知する基本的な部分は、キーワードの一致率・出現数によるものですが、単純にそのキーワードの数が多いだけでは意味を為さないとGoogleの公式ページに明記されていました。
そのため、そのキーワードの答えとなるものを画像や動画を使って解説していたりオリジナルの調査結果を用いたりしているなど、ユーザーが求めるコンテンツになっているかどうかを分析しています。
例として、下記の3つのキーワードを用いて、検索キーワードと関連性のあるWebページについて解説します。
- キーワード①:ドラム式洗濯機 パナソニック おすすめ
- キーワード②:ドラム式洗濯機 おすすめ
- キーワード③:洗濯機 おすすめ
キーワード①の「ドラム式洗濯機 パナソニック おすすめ」のキーワードであれば、「パナソニックのドラム式洗濯機のおすすめを知りたい」となりますが、キーワード②の「ドラム式洗濯機 おすすめ」ではパナソニックに限定されません。
さらに、キーワード③の「洗濯機 おすすめ」ではドラム式か縦型かも限定されていないため、キーワードの数が少なくなるほど抽象度が増します。
これらの3つのキーワードはすべておすすめの洗濯機を探しているユーザーとなりますが、キーワードごとに求めている内容が異なるため、そのキーワードごとに関連性のあるWebページにする必要があります。
コンテンツの品質
ユーザーが特定のキーワードで検索をした際に、その問いに関連しそうなWebページは数千から数百万も存在する場合があります。
Googleのアルゴリズムは、検索キーワードに対して最適な情報がどのWebページにあるか判断するために、コンテンツやそれを有するWebサイトの品質を分析します。
主な分析内容は、下記の通りです。
- コンテンツが最新の情報を扱っているか
- 検索キーワードが何回コンテンツ内に出てくるか
- ユーザーエクスペリエンス(コンテンツを通して良いユーザー体験が出来るかどうか)
これらの項目で良い評価を得られれば、検索順位で上位に表示されやすくなります。
一方で、アルゴリズムにおいてマイナスの判断をされてしまう行為もあります。
例えば、キーワードを無作為に何度も繰り返したり、「ペイドリンク」と言う、お金を払って被リンクを受けたりする行為です。
これらの施策は、低品質なコンテンツをあたかも良質なコンテンツであるかのように偽るもので、利用価値が無いだけでなくユーザーにとってもマイナスになってしまいます。
Googleではこのような悪質なWebサイトに対してペナルティを課しており、常に良質で適切なコンテンツをユーザーに届けられるよう努力しています。
ユーザビリティ
Googleはアルゴリズムにおいて、ユーザビリティ(ユーザーにとっての使いやすさ)も重要視しています。
ユーザビリティとは主に下記の内容を指します。
- 異なるブラウザでも正しく表示される
- 異なるデバイスで見ても最適化される
- 検索結果がスピーディーに表示される
Googleの検索結果を見るブラウザは「Google Chrome」だけではありません。
代表的なものだと、「Internet Explorer」やiPhoneの「Safari」、「Firefox」、「Microsoft Edge」などがあります。
検索ユーザーがどのブラウザを使っても正しく表示されるようにすることが、ユーザビリティを上げるための条件です。
また、ブラウザだけでなく、ユーザーはスマホやパソコン、タブレットなど様々なデバイス(端末)で検索を行います。
その際にパソコンでは見えづらい表示になっていたり、スマホは非対応になっていたりなど使いにくい場合は、ユーザーの利便性が低いとしてGoogleからの評価も下がってしまうでしょう。
そのほか、ネット環境は悪くないのにWebページの読込に時間がかかるとイライラしてしまうことがありますよね。そのような場合は、ユーザーが検索結果をスピーディーに確認できるようにする工夫が必要です。
上記のユーザビリティに関するアルゴリズムは、不定期に変更・追加されることがあります。
Googleから事前にアナウンスがあることがほとんどなので、情報が入り次第、自身で改善するのがおすすめです。
例えば、以前にGoogleアルゴリズムの変更によりWebサイトの表示スピードが重要となった際は、変更が実施される半年前に、「今後は表示スピードも重視していきます」というようなアナウンスがされました。
今後もユーザビリティは価値観の変化と共に変わっていくことが予想されるため、Googleアルゴリズムの突然の変更に臨機応変に対応できるように、日頃から情報をこまめにチェックしておきましょう。
文脈の考慮
Googleは、同じキーワードで検索したとしてもユーザーによって表示するWebページを調整しています。検索ユーザーが今いる場所や過去の検索履歴から、その時、その人に必要な情報を判断して表示しているのです。
例えば、英語の「football」は、アメリカでは「アメリカンフットボール」、イギリスでは「サッカー」を意味します。
そのため、アメリカにいる人が「football」と検索した場合はアメフトや人気のアメフトチームの情報を表示し、イギリスにいる人が「football」と検索した場合はプレミアリーグやサッカーの人気チームの情報を表示します。
また、「近くのイベント」というキーワードで検索すると、ユーザーの検索履歴から判断し、そのユーザーに合いそうなイベントが表示されます。
一方で、ユーザーが今いる場所や検索履歴を加味せずに検索したい場合は、検索機能の設定を変えることで余計な情報に左右されない検索結果を表示することも可能です。
Googleアルゴリズムの主な4つのアップデート
“Googleの使命は、世界の情報を整理して誰もが便利に利用できるようにすること”と公式ページで明言しているように、Googleはユーザーが使いやすい環境を整えるために日々進化しています。
その「進化」を指すのが、アルゴリズムのアップデートです。
アップデートが行われると検索順位の判断基準が更新されるので、表示されるページの順番に変動が起こります。
その変動が大きいものを、コアアップデートといいます。ここでは過去に行われたアップデートの中でも、主要な4つについてご紹介します。
パンダアップデート
パンダアップデートとは、2011年に行われたコンテンツの品質に関するアップデートです。
他のWebページをコピペして語尾などの細部だけを修正したものや、キーワードだけ大量に入れて文章の意味が破綻し、ユーザーにとって価値のないコンテンツなどを取り締まるものでした。
完全なコピーではなくても、複数のWebサイトから単語を抜き出して組み合わせているような記事も、「オリジナリティの欠如」という理由でペナルティを受けます。
反対に、ユーザーが求める情報をオリジナルの内容でまとめ、付加価値を与えていると評価を受けたWebサイトは検索順位が上昇します。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートとは、2012年から数回に分けて行われた、リンクに関するアップデートです。
それまで、被リンクを大量に受けているWebサイトは「紹介に足る良質なWebサイトである」と認識されており、中身が伴っていなくても検索順位が上がっていました。
そこで、このペンギンアップデートにより、自作自演の被リンクやお金を払って不正に被リンクを受けることを取り締まるようになったのです。
自作自演の被リンクというのは、本命のWebサイトとは別に同キーワードのWebサイトをサブで作成し、ロボットを使ってサブのWebサイトにひたすらキーワードを入れ込んだ記事を大量に生み出して、本命のWebサイトに被リンクを張る行為のことです。
これにより、本命のWebサイトがサブのWebサイトに引っ張り上げられ、検索順位の上位に入るようになっていました。
過去に多く用いられた手法ですが、上述の通り、今では行うとペナルティを受けてしまいます。
その他、ユーザーには見えない(見えにくい)隠しリンクや隠しテキストを入れている場合も、ペナルティの対象です。
モバイルフレンドリーアップデート
2015年と2016年に行われたスマホ対応に関するアップデートです。パソコンよりもスマホで検索する人口が増えてきたことで、スマホに対応していないWebサイトは上位表示されにくくなりました。
最近はほとんどのWebサイトがスマホ対応になっていますが、当時はパソコンでもスマホでも同じように表示されるものが多く、文字のサイズが小さくて見えにくいものや、ボタンが押しにくいなど、不便な仕様のサイトが多かったのです。
Googleは、「モバイル端末でも使いやすいかどうか」、「フォントサイズやページの表示速度は適切かどうか」を確認できるチェックツールも一緒にシェアし、改善に務めました。
健康アップデート
2017年に行われた、別名「ヘルスケアアップデート」のことで、日本限定で実施されたものです。それまでは、Webページをどんな人が作成しても、内容が良質であれば評価されていました。
しかし、健康や美容、医療に関する情報は、専門家が専門知識を持って紹介すべきという理由で、根拠のない情報や誰が書いたかわからないような信憑性にかけるコンテンツは検索上位に上がらなくなったのです。
また、この時、健康だけではなくYMYL(Your Money Your Life)という、お金や資産に関わる情報や子育て、法律関係なども、同じく一般人が書いたものは検索上位に入りづらくなりました。
確かに、病気やお金に関しては自分の人生に大きく関わる事案なので、どこの人が書いたのかもわからない情報を参考にするのは、ちょっと怖いですよね。
Googleのアルゴリズムに対する効果的なSEO対策
Googleアルゴリズムに対するSEO対策としては、以下の3つが挙げられます。
- 検索ニーズを満たすコンテンツの作成
- E-A-Tの強化
- モバイルフレンドリー対応
上記3つはGoogleのガイドラインにも記載されている内容で、自身で行えるSEO対策としても効果的かつ実施しやすい内容となりますので、必ず押さえるようにしましょう。
検索ニーズを満たすコンテンツの作成
検索キーワードに対して、そのニーズを満たす内容かつユーザーが満足するコンテンツを作成することが重要です。
ユーザーの検索ニーズを満たすには、以下の点を意識しましょう。
内部リンク
1つのWebページでは1つの検索意図についてまとめることが一般的であるため、そのキーワードの内容から外れることや、その先の内容については、内部リンクを使って読みやすくまとめる必要があります。
例えば、おすすめの洗濯機を紹介するページで30台の商品を紹介していた場合、それぞれの商品の詳細や口コミを1記事にまとめてしまうと、ユーザーが気になっていない商品の紹介まで含むことになり、本当に探したい商品が見つかりにくくなってしまうでしょう。
そのため、商品の詳細は別の記事で作成するようにして、詳しく知りたい人に向けては内部リンク先に誘導すると、ユーザーが自分の知りたい情報がどこに記載されているかを見つけやすくなります。
内部リンクとは?SEO対策で効果を上げるポイントを解説
サイト表示スピード
検索結果から気になるタイトルを見つけてアクセスした際に、ページが開くまでに数秒、数十秒かかってしまうと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいます。
ユーザーを待たせることなくページを閲覧してもらうために、サイトの表示スピードが遅くなっていないか適宜チェックしておくようにしましょう。
ページスピートチェック:PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
上記は、Googleが提供するページスピード計測システムで、利用するだけで点数評価と改善策を提案してくれます。
スコア90以上なら良好と言えますが、ページ内の画像サイズが大きすぎる場合などは、90未満となることも。
改善策としては、WebPと呼ばれる画像の拡張子を用いて、読み込み方を変更するのがおすすめです。
WordPress利用者であれば、プラグインと.htaccessの追記で簡単に行うことができます。
画像や動画などの利用
ユーザーは、長文を読むことを苦手とする人が多いため、文字以外の情報を用いる方法も効果的です。
Googleの検索窓の下に、「画像」「動画」「ショッピング」「地図」というカテゴリーのメニューがあります。
このカテゴリーのメニューは、よく閲覧される項目ほど左側に表示され、ユーザーがその検索キーワードでどんな情報を得たいのかを教えてくれるのです。
この仕組みを、「バーティカル検索」と言います。
バーティカル検索で「画像」や「動画」が左側に配置されている場合は、対策の優先順位が高いとして、文章だけでなく画像や動画で解説するコンテンツが求められていると判断できるでしょう。
このように、文章だけに固執せず、ユーザーが求めている情報を含んだコンテンツを作成することも重要です。
E-A-Tの強化
E-A-Tとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとった言葉です。
Googleのアルゴリズムでは、このE-A-Tを重要視するようになりました。
なぜなら、ユーザーに届ける情報の正確性を確保するために、その分野の専門家や権威性があるかどうかが大切だからです。
E-A-Tについて具体的に説明します。
医療や健康、法律、お金に関することは、特にE-A-Tが重要です。
それぞれのジャンルのコンテンツのE-A-Tを高めるには、以下のような専門家や機関に執筆や監修を依頼することをおすすめします。
- 医療や健康に関すること:医者・病院など
- 法律や事件に関すること:弁護士・法律事務所など
- お金に関すること:FP・保険会社など
このように、その分野の専門家や機関に関わってもらうことで、より正確な情報を届けることが可能になります。
また、権威性という観点からは、国や自治体などの行政、大学などの教育機関のような、誰しもが知っているところからの情報であれば信頼性も高いので、ユーザーは安心して信用してくれるのです。
このE-A-Tの強化を行うためには、主に被リンクの設置が重要になります。
監修者や執筆者が、国が管理するようなデータベースに載っている権威のある方や、多くの人が知っている著名人(映画監督・漫画家・大企業社長など)であれば良いですが、そうでない場合はE-A-Tを持った人からの被リンクを得ることによって強化するのが得策です。
例えば、監修者として医者を立てたとしても、その人が本当に監修者なのかは文章だけでは伝わりません。
その医者が所属する病院などからリンクを設置してもらうことで、Googleはそのコンテンツが権威ある人や機関から信頼されているものだと認識することができるのです
このように、専門家や機関から被リンクをもらうことでE-A-Tを強化し、ユーザーが安心できるコンテンツを作成しましょう。
【1分動画解説付き】SEOに重要なE-A-Tとは?Googleの評価基準と対策方法を紹介
モバイルフレンドリー対応
スマホの普及に伴い、検索に利用するデバイスもパソコンからスマホに移行しつつあります。
SEOツールを提供するドイツ企業のSISTRIXは、日本では約75%がモバイルからインターネットの検索機能を利用しているという調査結果を出しています。
この調査からもわかるようにモバイルユーザーが多くなっていることから、Googleのアルゴリズムでも、モバイルに適したコンテンツになっているかを測る「モバイルフレンドリー」という項目が追加されました。
モバイルフレンドリーはGoogleサーチコンソールでも確認できるようになっており、下記の3つの項目において判定されます。
- テキストが小さすぎないか
- クリック可能な要素が近すぎないか
- コンテンツの幅が画面を超えていないか
いずれも、スマホで操作する際に読みにくい、クリックしにくい、見えないという点が懸念されていることが分かります。
上記の内容をクリアしているかを判定するのが「モバイルフレンドリー」であり、スマホユーザーのために必要なSEO施策だと言えるでしょう。
MFIとは?移行の確認方法やモバイルフレンドリー対策について解説
Googleのアルゴリズム変動で押さえておきたいポイント
ここまで、Googleのアルゴリズムの意味や、実際のアップデートの内容について紹介してきました。
しかし、実際にアルゴリズムの変動が起きる際は何をすればいいのか、わからない人もいるでしょう。
最低限覚えておくべきポイントは、以下の3点です。
- コアアップデートは事前に通知がある
- 検索順位の低下が必ずしも問題なわけではない
- コンテンツを重視する傾向が高まってきている
コアアップデートは事前に通知がある
コアアップデートという大きな順位変動が予想されるアップデートに関しては、事前にGoogleから告知が行われます。
主な告知方法は、Googleの公式Twitterです。
Googleは、Twitterの投稿機能でアップデートの概要を紹介し、その詳細や時期に関しては投稿にブログを添付する形で周知します。Googleの動きを逐一チェックするためにも、Twitterのアカウントをフォローするようにしましょう。
しかし、Googleの告知は直前に行われることが多く、告知を見てから動き出すのでは間に合わない場合や、中途半端な対応でコンテンツの質を低下させてしまう恐れもあります。
Googleのアルゴリズムはユーザーファーストで日々変化すると捉え、コアアップデートに向けて常に対策を行っておくことが重要です。
Googleコアアップデートとは?最新のアップデート情報も解説!
検索順位の低下が必ずしも問題なわけではない
Googleアルゴリズムのアップデートがあった際に、検索順位が大幅に下がってしまうと落ち込んでしまったり、急いで何かしら修正しなければと焦ってしまったりする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、検索順位の低下は必ずしもあなたのWebサイトに問題があるというわけではありません。
今まで評価されていなかったWebサイトや、過小評価されてきた他のサイトがアルゴリズムの変動により正当な評価を受けて上がってきたことが原因というケースも多々あります。
ですので、Googleアルゴリズムのアップデート後に検索順位が低下してしまった場合は、すぐにコンテンツの修正を行うのではなく、一度、事態を静観してみましょう。
アップデート直後は検索順位が低下しても、コアアップデートは1〜2週間ほど時間をかけて行うので、落ち着いた頃には順位が戻っている可能性もあります。
また、アップデートの全貌が見えないうちに対策を講じるのは危険です。余計な修正をしてさらに検索順位が落ちるようでは意味がありません。
Googleサーチコンソールを活用するなど、アップデートの情報を冷静にリサーチして原因究明に努めましょう。
検索順位が下がったときに考えられる主な3つの原因と対策を解説
コンテンツを重視する傾向が高まってきている
最近のGoogleの傾向として、コンテンツを重視する傾向が高まってきています。
今までは、どんなに良質なコンテンツを作成してもドメインパワーが低ければ検索上位を獲得することが難しく、その対策として中古ドメインなどドメインパワーが強いものにコンテンツを載せ換える人が多くいました。
しかし、最近はGoogleのアルゴリズムが進化したことで、良質なコンテンツとそうでないものを見分ける技術が発達し、Googleは「ユーザビリティ(ユーザーの利便性)」を重視しているWebサイトを評価できるようになったのです。
つまり、競合よりも良質なコンテンツを作成できさえすれば、検索上位を狙いやすくなったと言えます。
良質なコンテンツを作成するには、常にユーザーの利便性を考え、Googleのガイドラインを参考にすることが大切です。
コンテンツSEOとは?実施するメリットや上位表示に必要な対策方法を解説
Googleのアルゴリズムの動作を妨げないように注意
Googleは、Googlebotというロボットを巡回させて、あなたのWebサイトの情報を収集します。
その際に、Googlebotと検索ユーザーが同じようにあなたのWebページを確認できることが重要です。
もし、Googlebotと検索ユーザーで確認できる内容が異なり、Googleの動作が妨げられると、検索順位が最適化されない可能性もあります。
Googleの動作や検索順位に悪影響を及ぼすとされている代表的な行為が、以下の5つです。
- JavaScript や CSS などのリソースがGooglebotをブロックしている
- Webサーバーが一定数のクロールリクエストを処理できない
- JavaScript 対応の環境にのみ対応している
- JavaScript が複雑・特殊すぎる
- コンテンツを削除するような JavaScriptが入っている
主にJavaScriptやCSSなどの外部リソースに関する行為です。Googleのアルゴリズムの進化により、以前は注目されていなかったJavaScriptまで判別されるようになりました。
しかし、そのJavaScriptがGooglebotから認識されない(認識されづらい)設定になっていると、せっかくの施策も検索順位に反映されなくなってしまいます。
詳しくはGoogleスターターガイドに掲載されていますので、ご自身のWebサイトがGoogleのアルゴリズムの動作を妨げていないか確認してみましょう。
まとめ
今回はGoogleのアルゴリズムを構成する重要な要素や、過去実際に行われたアップデートについてご紹介しました。Web上でコンテンツ制作を行ううえで、Googleのアルゴリズムを深く理解しておくことは重要と言えます。
しかし、Googleのアルゴリズムは常に変わり続けており、アップデートが行われる時期も不定期です。
それでも、Googleが求めているのはコンテンツのユーザビリティであることに変わりありません。
いつ、アルゴリズムのアップデートが行われても良いように、常にユーザー目線に立って、ストレスを与えることなく課題の解決に導くことのできるコンテンツ制作を続けていきましょう。
- SEO対策でビジネスを加速させる「SEO Dash! byGMO」
-
SEO対策でこんな思い込みしていませんか?
- 大きいキーワードボリュームが取れないと売上が上がらない・・
- コンサルに頼んでもなかなか改善しない
- SEOはコンテンツさえ良ければ上がる
大事なのは自社にあったビジネス設計です。
御社の課題解決に直結するSEO施策をご提案します