【求人広告】データフィードを活用した運用事例
この記事では、国内でも最大級の求人検索エンジンであるIndeedを活用し、データフィード運用を行う上で肝となるお仕事説明文の改善事例をご紹介します。
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そもそもデータフィードとは?
掲載元である求人サイトのデータを読み込み、検索エンジンへ求人情報を表示させる事をクローリングというのに対して、データフィードとは自社の求人データを求人検索エンジンと連携させる際に、求人情報が一覧化されたCSVデータを活用して、求人検索エンジンのフォーマットに自動で変換して送信することを言います。
Indeedへ求人広告を配信するにあたり、一般的な運用方法としては、上記で述べているクローリングとフィードそれぞれを活用した運用パターンが挙げられますが、今回はデータフィードを活用した具体的な改善施策についてご紹介します。
効果が出やすい改善事例紹介
改善施策①
Indeedの検索画面に何等かのキーワードを入れて検索すると求人の一覧が表示され、その中の特定の求人をクリックすると、右側に仕事の説明文が出てきます。
赤枠部分にあたるお仕事説明文をいかに求職者の目に映りやすいような内容となるように作り込むかが重要なポイントとなります。
お仕事説明文を理想とする内容へ変更したい場合は、Indeedにデータを送信する前にフィード上で原稿修正(マッピング作業)を行う必要があります。必要に応じてマッピング作業を行い、都度フィードを改修して効果を検証していきましょう。
次の事例はある原稿のお仕事説明文において、データフィードを活用して改修を行った施策前と施策後の表示結果を表したものです。
改修前はただひたすらに文字ばかりが羅列されており、項目の境目もなく、ややお仕事説明文が読みにくい印象を受けます。
一方、改修後では項目名に【】をつけ、行間を挿入し、求人サイトを意識した構成となっている事から、内容が明確で非常に分かりやすい印象を受けます。
- 項目名を明確にする
- 項目名を太字にする、カッコをつける
- 改行や空白を意識する
このように大幅に原稿を変更せずとも、3つのポイントを意識するだけで、ぱっと目に入りやすいお仕事説明文となり、その求人に対する求職者の印象は大きく変化します。
改善施策②
お仕事説明文がどんなに読みやすくても、求職者が欲しい情報を即座に得る事が出来なければ、それ以上その求人の詳細を見てみようという気持ちにはならないでしょう。
データフィードを活用して配信される求人広告において、お仕事説明文は本来の求人サイトと鏡写しにするというルールがあるため、当然遷移先である本来の求人サイトにない条件やキーワードをお仕事説明文に入れ込む事は禁止されています。
ただし、内容が異なるものを追加で記載する事がNGであり、項目を入れ替える事自体は問題ありません。
例えば、給与やオススメポイントなどの求職者が知りたいと思っている項目をクリック後に目に留まりやすいお仕事説明文の上部にもってくる事で、大幅な効果改善が見込める事から、今一度、どのような項目が求職者に響きやすいか確認してみる事をお勧めします。
検証結果
改善施策①・②を実施、お仕事説明文を変更した結果、CVR/CPAが大幅に改善しました。
【条件】
広告費、求人数、上限CPCはいずれも一定
※スポンサー枠(広告枠)での事例
求人への応募率(CVR)は施策前と比べて約1.08倍改善
応募に対する獲得単価(CPA)は約10%の改善
サイト自体を改修するとなると、時間やコストが大幅にかかってしまいます。
しかし、データフィードを活用して原稿の改修を行う事でサイトの改修を行わずとも、効果的な求人となるように様々な施策を打つ事が可能です。
まとめ
改善施策で述べた、たった3つのポイントを意識するだけで効果は変わってきます。
- 項目名を太字にする、カッコをつける
- 改行や空白を意識する
- 項目の順番を変更する
これまで給与項目をお仕事説明文の上部に表示していたが、次回は福利厚生項目を上部に表示させるなど、小さな事でも様々な方法を試しながら検証を繰り返し、より成果が出やすいパターンを見つけていく事が最も重要です。
弊社ではデータフィードを活用したフィード運用にも非常に力を入れており、多くの運用実績があります。何から始めたらいいのか分からない方、クローリングからフィードに切り替えたいなど、フィード運用についてお困りの際には、ぜひお問い合わせください。