【Indeed】求人情報の年齢制限NGについて
応募・登録を多く集めるためにはたくさんの人に求人を見てもらう必要があり、お仕事内容を考える際、魅力的なキーワードを使用することも多いでしょう。
しかし、載せてはいけない禁止表現があることをみなさんは知っていますか?
この記事では2020年12月にIndeedより公開された「年齢制限に関するアップデート」の内容についてお知らせします。
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求人広告で呼びかける「年齢制限」について
私たちがよく目にする求人情報は、主に以下の内容で構成されています。
- 求人タイトル
- 求人情報(職種・雇用形態含む)
- 勤務地
- 給与
- 福利厚生
- 資格・経験
- 応募フロー(採用フロー)
- その他(おすすめポイント・社員口コミなど)
その中でも6.資格・経験などにおいて、年齢に関わる部分に触れているケースも多く、例えば、主婦(主夫)歓迎、未経験OKと並んで「20代・30代歓迎」などの表記があることもしばしばです。
このように年齢制限をかけた表記を行うだけで若年層からの応募率が高まる可能性もあるため、若い方に長期で働いてほしいと願っている企業としては、このようなアピール方法を取っているパターンも挙げられます。
禁止表現となっている理由
年齢を絞り込んだ表現を行うことで応募率改善へ繋がるメリットがあるのに、どうして禁止表現として取り上げられるのでしょうか。
前提として知っておきたいのが国の法律です。
私たちが普段から取り扱っている求人広告にも、実はさまざまな法律が絡んでおり、掲載してはいけない表現はこの法律によって定められているからなのです。
本記事の「年齢制限」に関する法律としては「労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)」が対象となります。
労働施策総合推進法(旧:雇用対策法)とは
国が定めている法律の一つで、求人募集・採用を行う際に「年齢」に制限を設けることを原則禁止としていることを指します。
年齢制限が禁止となった目的は、特定の年齢に限らず個人の能力・適性を判断したうえで募集・採用することが望ましく、求職者一人ひとりに対し、働く機会を均等に与えられるようにするためとなっています。
対象のキーワードを載せたままだとどうなるの?
Indeedから公開された情報によると「20代歓迎」、「若手歓迎」などのように、特定の年齢・年齢域を想像させる文言、「ミドル歓迎」など対象となりそうなユーザーが優遇・排除されることを想像させる文言を載せ続けた場合、該当する求人は非掲載となります。
「〇〇歓迎」に限らず、年齢制限に抵触しているとみなされる求人も非掲載となる恐れがあるため注意が必要です。
求人検索エンジンに掲載した求人情報を続けて配信するためにも採用担当者の方は原稿の見直しを行うと良いでしょう。
まとめ
今回の媒体アップデートにより、歓迎文言はNGとなってしまいましたが、異なる表現をうまく使うことで十分アピールすることができます。
現在のIndeed掲載状況では「20代歓迎」→「20代活躍中」といったように、幅広い年齢層が活躍している旨をアピールする点には特に非掲載とならないようです。
国が定めた最低限のルールを守り、求職者を惹き付ける情報を伝えていくことが重要となります。
”ある日突然、求人が掲載落ちした”とならないためにも定期的に原稿内容のチェックを行っていきましょう。