関連キーワードとは?仕組みやおすすめの取得ツールを解説
本記事では、関連キーワードとは何か、表示の仕組み、サジェストキーワードとの違い、調査ツールやキーワードの調べ方について解説します。
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関連キーワードとは
関連キーワードとは、メインとなるキーワードに関連性の高い、あるいは連想されるキーワードのことです。
たとえば、Googleで「ふるさと納税」と検索すると、検索結果の最下部に「他のキーワード」という項目が表示され、「ふるさと納税 仕組み」「ふるさと納税 サイト」など8項目の関連キーワードが表示されます。
メインキーワードと関連して、ユーザーが頻繁に検索するキーワードなので、検索ニーズを知る手がかりになります。
関連キーワードが表示される仕組み
関連キーワードはGoogleのアルゴリズムによって自動的に表示されます。
過去に検索されたキーワードや関連サイト、共起語などWeb上にある情報に基づき自動的に抽出されています。ただし、検索デバイスや検索場所の影響はないとされています。
Web上の情報を反映する仕組みのため、トレンドを反映したワードが表示されることもあります。その場合、メインとなるキーワードを含まないのが特徴です。
サジェストキーワードとの違い
サジェストキーワードとは、検索窓に検索キーワードを入力した際に表示されるキーワードのことです。
Googleではオートコンプリート機能と呼ばれ、このキーワードは検索候補とされています。
サジェストキーワードの特徴は、検索意図に関連するキーワードを予測してユーザーに提案(=サジェスト)する点です。提案されたキーワードは下図のように一覧で表示されます。
サジェストキーワードは、検索しているユーザー本人が過去に検索したWebサイトや言葉、文字列などをもとにGoogleアルゴリズムが自動的に表示しており、ユーザーが検索している場所の情報も反映されます。
関連キーワードが多くのユーザーの関心事を反映したキーワードであるのに対し、サジェストキーワードは検索者本人が入力したキーワードや過去に検索したキーワード、そして他ユーザーが検索したキーワード等をもとにアルゴリズムが自動的に表示しています。
つまり、関連キーワードとの端的な違いは、過去の自分が検索したキーワードが含まれているかどうかという点です。
そのため、検索ユーザーによってサジェストワードの候補は異なります。
おすすめの関連キーワード取得ツール
関連キーワードを調べる際におすすめなのが下記ツールです。
- キーワードプランナー
- ラッコキーワード
- Keyword Tool
- KOUHO
- Ubersuggest
上記は全て無料で使用できます。
無料ですが、機能的には十分使えるものばかりです。
他にも、Googleの検索エンジンを使った取得方法があります。検索結果の最下部にある「他のキーワード」に表示されるので、そちらもチェックしてみてください。
キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogleが提供する広告運用ツールで、Googleアカウントを取得していれば誰でも利用できます。
ただし、無料版は一部機能が使えない仕様となっているため、すべての機能を使いたい場合は、一定額以上の広告費を支払う必要があります。
キーワードプランナーは関連キーワードの取得や検索ボリュームの調査、キーワード選定などができ、広告配信だけでなくSEO対策にも利用可能です。
ただし、無料版では検索ボリュームが曖昧な数値(100~1000など)で表示される点はご留意ください。
キーワードプランナーの使い方については、下記の記事で詳しく解説しています。
また、検索ボリュームについては、下記の記事で詳しく解説しています。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは「Googleサジェスト」「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」の関連キーワードを一括で抽出するツールで、完全無料で使えるため多くのユーザーに支持されています。
検索キーワードに関連するキーワード候補を50音順で表示するため、画面構成が見やすいのが特徴のひとつです。
検索されたキーワードをボタン一つでコピーできるほか、CSVダウンロードができる、利便性の高いツールとなっています。
ただし、ログイン登録すれば機能無制限で利用できますが、ログイン未登録で使うと1日5回までの利用制限がつきます。
Keyword Tool
Keyword ToolはGoogle、BingなどのサジェストキーワードだけでなくTwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSの関連キーワードも取得できます。
なお、有料プランで利用すると検索ボリュームやトレンド、CPC、競合性も確認できます。取得データはコピー、CVSのダウンロードが可能です。
Kouho
Kouho(候補.jp)は完全無料で利用できる、キーワード候補を探すためのサジェストツールです。
Google、Bing、Amazon、楽天のサジェストとはてな連想語、Twitterの共起語を取得できます。検索履歴は30件まで表示でき、取得キーワードはテキストファイルでダウンロードすることが可能です。
他のツールに比べて取得までの時間が短いツールです。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、コンテンツ制作現場でよく利用されているツールです。
調べたいキーワードと関連性の高いサジェストワードを抽出できるほか、Googleの検索窓に入力されたワードやフレーズから、SEOに効果的なキーワード候補を表示します。
検索ボリュームのほか、上位表示させるための参考として難易度も提示してくれるので、コンテンツ制作の参考になります。
Googleアカウントを取得すれば、一部機能制限はありますが無料で利用できます。全機能を使いたい場合は有料版も用意されています。
関連キーワードの調べ方
関連キーワードを調べるには、専用ツールを使うと便利です。ここでは、完全無料で利便性の高い「ラッコキーワード」を使って関連キーワードの調べ方を解説します。
ラッコキーワードにアクセスしたら、検索窓(下図の赤枠部分)に検索したいキーワードを入力して、虫眼鏡マークをクリックします。
すると、入力したキーワードの関連キーワードが一覧で表示されます。
画面右上に検索したキーワードをコピーできる「全キーワードコピー(重複除去)」やエクセルにダウンロードできる「CSVダウンロード」のボタンがあるので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
無料版での利用には検索回数制限がありますが、機能上の制限はない点は強みだと言えます。
関連キーワードの重要性
SEOでは関連キーワードが有効に働きます。
先でも触れましたが、関連キーワードは検索者本人の検索履歴を反映しない仕組みです。
検索エンジンを利用する多数のユーザーの検索結果やトレンド性を考慮して、Googleのアルゴリズムが自動抽出したキーワードが表示されます。
よって、ユーザーが注目する関心度の高いキーワードとなるのでコンテンツ作成に大いに活用できるでしょう。
しかし、一点留意しておきたい点があります。
それはキーワードにリアルタイム情報が含まれないことです。
検索結果に表示されたキーワードが、現時点でも需要があるとは限りません。
したがって、リアルタイム性や人気のあるキーワードを調査する場合はGoogleトレンドやTwitterなどを活用するとよいでしょう。
関連キーワードの削除について
関連キーワードはコンテンツ作成に利用できる便利な機能ですが、注意点もあります。必ずしも適切なキーワードが表示されるわけではない点です。
特に企業名で検索される場合に見られることですが、時として「企業名+パワハラ」「企業名+炎上」というようなネガティブワードが表示されます。
実際にはそのような事実がなくても、検索結果にネガティブワードが表示されることは、企業イメージにとって決して良い影響を与えません。
企業経営に影響を及ぼす可能性もあるので、早めの対策が必要になるでしょう。
もし、ネガティブワードが明らかに名誉毀損、事実誤認である場合は、検索エンジンに「削除申請」ができます。
依頼内容をGoogleが精査した結果、名誉棄損と認定された場合は削除されます。
「申請=削除」ではない点はご留意ください。
Googleへの申請方法は以下の記事で解説していますので参考にしてください。
まとめ
関連キーワードはユーザーの検索ニーズの把握ができるためSEO対策に欠かせない要素です。
関連キーワードを調査する際は、今回ご紹介したツールをぜひ活用してみてください。
また、自社または自社サービスの関連キーワードでネガティブキーワードが気になる場合は、Googleの削除申請という方法があることも頭に入れておきましょう。
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