Googleにインデックス登録されない理由と対策方法は
せっかく作成したWebページがインデックス登録されず、Googleの検索結果に表示されない…と困った経験はありませんか?
本記事では、Googleにインデックス登録されない理由と、その際の対策についてご紹介します。
「登録申請をしたのにインデックス登録されない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Googleにインデックス登録されない理由
新規ドメインのため
ペナルティを受けているため
URL正規化の指定を間違っているため
robots.txtでアクセス拒否しているため
noindexの設定がしてあるため
一般的には、公開したWebページがGoogleにインデックスされるまでに数日から数週間かかります。しかし、しばらく時間を置いてもインデックスされない場合には他の要因を疑ってみてください。
インデックスされない要因はいくつか考えられますが、中でも上記の5つがよく見られます。自分のサイトに当てはまるものがないか確認してみましょう。
1. 新規ドメインのため
新規ドメインの場合は、そもそも検索エンジンのクローラーがWebサイトを見つけるまでに数週間から数ヶ月かかってしまいます。
クローラーはページ内のリンクをたどって巡回します。新規ドメインのページにはリンクが少ないため、対象のページをすぐに見つけることができません。
さらに、サイトを別のサーバーに移行したときには、DNS(ネームサーバー)の伝搬に2ヶ月ほどかかり、この期間はインデックスされにくい状態となります。
新規ドメインのサイトは、インデックスされるまでの期間が長いことは押さえておいてください。
2. ペナルティを受けているため
Webサイトや特定のページがGoogleのウェブマスター向けガイドラインに違反すると、ペナルティを受けてしまい検索結果に表示されなくなります。
自分のサイトがペナルティを受けているか確認するには、Googleサーチコンサールの「手動による対策」をみてください。「問題は検出されませんでした」という表示がなければ、ペナルティを受けています。
特に中古ドメインの場合、元のサイトがペナルティを受けていた可能性もあります。中古ドメインを購入した際には、まずペナルティを受けていないか確認するようにしてください。
3. URL正規化の指定を間違っているため
重複コンテンツを防ぐために、canonicalタグを使ってURLの正規化をおこなうことがありますが、この指定先を間違えてしまうとインデックスされません。
Webサイト内で同じ内容のページが複数ある場合に、被リンクがつくページURLが分散してしまわないように最も評価してほしいページURLをcanonicalタグで指定します。
この指定先を間違えて別のページを指定すると、本来評価してほしいページがインデックスされない状態となってしまうのです。
4. robots.txtでアクセス拒否しているため
robots.txtでクローラーのアクセス拒否を設定してあると、クローラーがWebサイトを巡回できないのでインデックス登録されません。
robots.txtとは、クローラーに読みとってほしいページとそうでないページを指定するファイルです。クローラーはサイト巡回時にこのファイルを読み込み、優先度の高いページの情報を収集する仕組みになっています。
クローラーに収集してほしいページを、収集してほしくないページとして誤って記述してしまうと、当然そのページはインデックスされません。
なお、アクセス拒否の記述は以下のようになります。
「User-Agent:*
Disallow: /sample/sample.html」
「disallow」で指定されたURLの対象ページや対象ディレクトリは、User-Agentで指定されたクローラーにクロールされなくなるので注意が必要です。
5. noindexの設定がしてあるため
Webサイトやページに「noindex」の設定をしていると、該当のページはGoogleにインデックスされない状態になってしまいます。
noindexとは、サンクスページなど検索結果に表示させたくないページに指定することで、クローラーが巡回してもインデックスされないようにする設定です。
インデックスさせたいページまで間違えてnoindexの設定をしてしまったら、<head>内にある<meta name=”robots” content=”noindex”>という記述を削除すれば解除することができます。
Googleにインデックス登録されない場合の対策
新規ドメインの場合
ペナルティを受けている場合
URL正規化の指定を間違っていた場合
robots.txtでアクセス拒否している場合
noindexの設定がしてあった場合
Googleにインデックス登録されない場合の対策として、上記5つのケースが考えられます。
例えば、新規ドメインの場合はサーチコンソールからインデックス登録をリクエストする必要があります。
一方で、ペナルティを受けている場合はペナルティの原因を取り除いて、Googleにペナルティの解除リクエストを送る必要があります。
その他のケースについても、それぞれ異なる対処法があります。それぞれ以下で詳しく解説しているので、参考にしてください。
1. 新規ドメインの場合
DNS(ネームサーバー)の伝搬には2ヶ月ほどかかるものなので、待つという選択肢もありますが、URL検査ツールを利用すればインデックスを促進できます。
URL検査ツールとは、Googleサーチコンソールの機能の1つです。インデックスしてほしいWebサイトのURLを入力すると、インデックス登録をリクエストすることができます。
リクエストを送信後、インデックスされるまで1週間程度かかります。しばらく時間を置いてから、インデックスされているかもう一度確認してください。
2. ペナルティを受けている場合
ペナルティを受けている場合、要因を特定して修正したあと、ペナルティの解除をリクエストしましょう。
ペナルティの要因は、Googleサーチコンソールの「手動による対策」の項目に表示されています。Googleの公式ガイドラインを参照しながら修正を加え、Googleに再度Webサイトをチェックするよう要請してみてください。
しっかり指摘箇所が直されていれば、ペナルティを解除してもらうことができます。
3. URL正規化の指定を間違っていた場合
URL正規化が間違っている場合、「canonicalタグ」を使用して評価してほしいURLへ書き換えてください。
canonicalタグは、<head>内に「<link rel=”canonical” href=”http://sample.com/”>」のように書きます。
なお、WordPressを使用しているWebサイトには、プラグインの「All in One SEO Pack」がおすすめです。プラグインを有効化すれば、自動的にcanonicalタグが挿入されるようになるので記述の仕方を間違えてしまう心配もありません。
4. robots.txtでアクセス拒否していた場合
robots.txtでクローラーのアクセス拒否をしてしまっていた場合、Webサイトの第一階層(root)にあるrobots.txtを編集すれば設定を解除することができます。
サイト内のすべてのページをクロールして良い場合には、robots.txt内の記載は削除してしまって構いません。
一方、ディレクトリごとに分けて設定したい場合には「disallow(許可しない)」と「allow(許可)」をうまく組み合わせて書く必要があります。
クローラーは通常サイト内のすべてのページをクロールする仕組みになっているので、「disallow」配下のページをクロールしてもらいたい場合は「allow」を使用してください。
WordPressを使用している場合には、「設定」の「表示設定」の項目から編集することができます。
5. noindexの設定がしてあった場合
間違って「noindex」の設定をしたことが原因でインデックスされていない場合には、noindexタグを編集すればインデックスされるようになります。
<head>内にある<meta name=”robots” content=”noindex”>という記述を <meta name=”robots” content=”all”>や <meta name=”robots” content=””>へ書き換えてみてください。
なお、WordPressを使用している場合には「設定」の「表示設定」の項目から、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れて保存するとnoindexを解除できます。
Googleにインデックスされるためには
サイトマップを送信する
URL検査ツールを利用する
Googleのインデックスを促進するためには、まず「サイトマップを送信」「URL検査ツールからインデックス登録のリクエスト」の2つの方法を試してみましょう。
いずれもGoogleサーチコンソールから簡単にできますが、アカウントの登録が必要なので、まだ登録していない方はこちらから登録を済ましておいてください。
1. サイトマップを送信する
XMLサイトマップを作成して、Googleサーチコンソールに登録してください。
XMLサイトマップとは、クローラー向けにWebサイトの内容や構造をわかりやすく伝えるファイルです。これにより、クローラーはファイル内の情報をもとに効率よくサイトを巡回することができます。
Googleサーチコンソールの「インデックス」内にある「サイトマップ」の項目にサイトマップのURLを送信すれば完了です。
既にサイトマップを登録しているのにインデックスされない場合には、読み込みに問題が出ていないかを確認してください。
「送信されたサイトマップ」のステータスが「取得できませんでした」となっていれば、URLが間違っている可能性もあります。
XMLサイトマップ確認ツールを使えば、URLのエラーを簡単にチェックできるのでおすすめです。
2. URL検査ツールを利用する
GoogleサーチコンソールのURL検査ツールを利用すれば、インデックスの確認やリクエストの送信ができます。
Googleサーチコンソールのサイドメニューから「URL検査」を選択し、インデックスしたいページのURLを入力すれば完了です。
「URLはGoogleに登録されています」と表示されれば、正しくインデックスされています。
もし登録されていなかった場合には、「インデックス登録をリクエストする」というポップアップが表示されるので、登録のリクエストを送信してください。
まとめ
今回の記事では、「Googleにインデックス登録されない理由と対策」について解説しました。
一般的に、インデックスされるまでには1週間程度かかりますが、しばらく待ってもインデックスされない場合には何かしらのエラーが考えられます。
インデックスされない限り検索結果に表示されないので、せっかく質の高いコンテンツを作り込んでも、ユーザーにも検索エンジンにも見つけてもらえず評価されません。
インデックス登録されないとお悩みの方は、本記事でご紹介した対策を試してみてください。
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