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求職者にヒットする求人原稿とは

求職者にヒットする求人原稿とは
Indeed・求人ボックス・スタンバイなどの求人検索エンジンは採用活動において主力となる求人媒体の1つとなっています。

これら求人検索エンジンを攻略するためには、有料広告枠の利用、広告配信におけるキャンペーン構成の改善など様々な方法が考えられますが、その中でも今回は、求人原稿にフォーカスし、応募を狙う上で重要なポイントについて紹介します。

求人原稿の見直しは応募に直結する重要な要素

はじめに、求職者が求人検索エンジンで応募に至るまで、大きく分けて「検索」⇒「タイトルクリック」⇒「求人詳細ページを閲覧」⇒「応募」の4つの手順を踏みます。

求人原稿が大きく関係するのは、「検索」と「求人詳細ページ」となります。以下ではそれぞれの仕組みについて解説していきます。

キーワードを意識することで検索結果も変わる

まず「検索」について、自社の求人を見つけてもらうためにはキーワードが重要となります。

なぜなら、求人検索エンジンの仕組み上、ユーザーは勤務地・職種・未経験歓迎などの特徴的なキーワードを入力し、検索するところからスタートするからです。

検索ヒットに関する詳細なアルゴリズムは不明瞭ですが、一般的に求人詳細ページ内やタイトルに記載されているキーワードとユーザーが検索するキーワードがヒットし、ユーザーの検索結果画面に表示される仕組みです。

求職者がどのようなキーワードで求人を検索するのか、自社の求人にどのような人材を集めたいのかなど、いわゆる求職者目線でキーワードを盛り込むことは、自社の求人がより検索にヒットしやすくなるというメリットがあります。

「求人詳細ページ」の内容は応募数を左右する重要な要素

もう一つの「求人詳細ページ」は、気になったタイトルの求人をユーザーがクリックすることで辿り着くページになり応募に直結する段階と言えます。

マーケティングの観点で説明すると、例えばAISCEAS(アイシーズ)に当てはめてみます。AISCEAS(アイシーズ)とは、AISAS(アイサス)をもっと細かくした考え方になります。

両者の違いは「比較」「検討」の有無であり、AISCEAS(アイシーズ)には含まれます。

A Attention(注意・認知) CMやバナー広告などでサービスを知る
I Interest(興味・関心) サービス内容について興味を持つ
S Search(検索) 実際に求人を検索する
C Comparison(比較) 求人を比較する
E Examination(検討) 求人が自分の条件と合っているか吟味する
A Action(行動) 応募を行う
S Share(共有) 口コミやレビューを投稿する

「求人詳細ページ」は上記のAISCEAS(アイシーズ)だと、「C」Comparison(比較)と「E」Examination(検討)に位置し、「A」Action(行動)の前段階であるため、内容によっては応募に至る可能性が高いと言えます。

つまり、求人詳細ページを改善することは、応募に繋がる確率が変動します。内容が希薄な求人詳細ページだとなかなか応募に繋がらないことが想定され、求める人物像のレベルが高すぎることも応募に繋がらない理由として挙げられます。

求人原稿の構成を見直すことは、応募に至らない課題を見つけることに繋がり、些細な変化でも効果が好転することもあります。

例えば給与を一番上にするなど、項目の順序を入れ替えるだけでも効果改善した事例もあるほどです。なかなか応募が来ないなと感じた際、直接的な改善として取り組める施策が求人原稿の編集です。

求人原稿の改善ポイントについて

求人原稿がいかに応募に直結する重要なポイントかということは理解できたことでしょう。

ここからは具体的にどういうところに気を付けた方がいいのかを解説していきます。

求人原稿の改善ポイント① 抽象的な表現は避ける

求人原稿を作成する際、どうしても抽象的な表現になってしまうケースが散見されます。

「コミュニケーションが取れる方」とフワフワした表現、「営業」のような職種だけを仕事内容としている具体性がない求人なども見受けられます。

例えば以下の表のことが言えるでしょう。

×抽象的 〇具体的
営業電話  1日〇件ほどの営業電話。7:3(営業:事務)の比率です。
一般事務 □□業界における営業のサポート事務
明るい方 お客様からの感謝の言葉がやりがいと感じる方
お客様と1時間以上会話しても楽しいと感じる方
連続売り上げUP 〇年連続、平均〇%で急成長中の企業です。

そのような中で1つ事例として、「在宅勤務×ゲームライター」という人気上昇中の求人を取り扱う機会がありました。

コロナ禍により在宅勤務が広まっている点と”ゲーム”というエンターテインメント性を兼ね備えていることからクリックが殺到し、数百件もある求人の中で最もクリックされていた求人となっていました。

職種だけ見ると一見応募が殺到しそうなその求人は1件も応募が獲れていませんでした。

クリックはされるということでAISCEAS(アイシーズ)の「C」Comparison(比較)と「E」Examination(検討)までに至っており、そこから「A」Action(行動)に繋がっていないことが課題でした。

このことから求人詳細ページの内容に問題があるのではないかと考え、チェックをしてみると、求人詳細ページの求める人物像に「ゲーム領域において一定の成果を出したことがある方」とイメージしづらい表現がされていることが分かりました。

これだけ見ると成果と言われてもどれくらいの成果なのか分かりづらいです。

そこで「ゲームのランキングが上位100位以内に入っていた」のような具体的な内容に変更しました。

また、求人詳細ページを見直したことでタイトルでは未経験者でもクリックするようなタイトルとなっていたことに気が付き、求人詳細ページと統一感を持たせるように調整を行いました。

結果として、毎月0件だった求人が1件以上はコンスタントに獲得できるようになりました。

このように、抽象的な表現を避けることで、効果が改善されることもあります。

求人原稿の改善ポイント② 求職者目線を考える

大前提として、求人原稿は求職者に向けて書くものです。

例えば、正社員とアルバイトでは求職者が求めるものは変わってきます。正社員を目指す上で仕事内容は非常に重要です。

スキルアップを目指す人もいれば、経験を活かしたい人など様々なユーザーが考えられます。確かにアルバイトでも仕事内容を重視する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、求人検索エンジンが公表しているキーワードのランキングを見ると「パート 主婦」などの雇用形態×ユーザー属性のキーワードがランキング上位に入っている一方で正社員では「製造 正社員」のような職種×雇用形態が上位に来ていることもしばしば見かけます。

自社が求める人物像がどのような人物かをイメージしながら書くと良いでしょう。

一例として、ペルソナイメージを作成することです。

ペルソナとは、氏名・年齢・性別・職業・年収・ライフスタイルなど、より具体的にイメージした仮想の人物像のことです。

例えば、本記事を読んでいるユーザーのペルソナイメージは、以下のようになります。

性 別 男性
年 齢 38歳
家族構成 未婚・一人暮らし
居住地 神奈川県
業 種 IT・サービス(リクルート系/Webマーケティング)
役 職 プロジェクトマネージャー(課長クラス)
収 入 年収600~700万円
貯 蓄 300~400万円
学 歴 4年大学卒業
趣 味 夜の散歩、Youtube(鑑賞)
使用しているSNS LinkedIn、Twitter、Facebook
休日の過ごし方 土日のうち1日はほぼ寝て過ごす。夜型人間。
よく見るメディア 日本経済新聞、note、SmartNews、NewsPicks、HRog
生活パターン 平日は夜遅くまで残業(22時頃の退勤が当たり前な生活)。
朝食を食べる時間があるなら寝るほうを選ぶ。
挑戦していること 広告問わずDX領域・データマーケなどのスキル経験を積んでキャリアアップすること
悩んでいること 役職上、上司と部下の板挟みとなってしまっていること(主に上司からの過度な圧)

このように、具体的なイメージをすることでどんな方であれば記事を読んでくれるのかという対策を立てることができます。

同じように求人原稿を作成する際、上記のようなペルソナを参考にすれば自ずとどのようなことを求めているのかが明確になってくるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、求職者にヒットする求人原稿の重要なポイントについて解説しました。

抽象的な表現を避けることと、求職者目線を意識すること、この2点だけでも求人原稿の改善が期待できます。求人原稿は直接的に応募率を高める非常に効果的な施策になります。

是非、求人原稿でPDCAを回して質の高い求人にレベルアップさせましょう。

   

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