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rel=”prev”とrel=”next”はサービス終了しても使える?正しい使い方や注意点も解説

rel=”prev”とrel=”next”はサービス終了しても使える?正しい使い方や注意点も解説
見やすいサイトを作りたい人の中には、rel=”prev”とrel=”next”の有効性を知りたいという人もいるのではないでしょうか。本記事では、rel=”prev”とrel=”next”の有効性や正しい使用方法、注意点などを解説します。
まずは、rel=”prev”とrel=”next”をきちんと理解し、活用してGoogleから評価されやすいサイトを作りましょう。
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rel=”prev”とrel=”next”ってなに?

rel=”prev”とrel=”next”は、複数ページに渡って作られたコンテンツの順番を指定する役割をもっています。このタグを使用することで、Googleの検索エンジンにページの優先順位を正しく伝えられます。

また、ユーザーの検索条件に適したページをクロールに正しくインデックス登録してもらうための手がかりとしても、重要な意味をもつタグです。

rel=”prev”とrel=”next”はサービス終了しているが使用したほうがよい!

rel=”prev”とrel=”next”は、すでにGoogleでのサポート期間が終了しています。しかし、SEO評価を重視したいときには、使用したほうがよいでしょう。というのも、rel=”prev”とrel=”next”のタグは、現在も有用であり、 ページをまたいでいるコンテンツの内容を正しくGoogleに評価してもらいやすくなるからです。

実際に、Googleの中心人物として有名なジョン・ミューラー氏は、検索やサイト構造の手がかりとして、rel=”prev”とrel=”nextのタグは今でも反映されていると明示しています。サポートの終了に伴いガイドラインはなくなりましたが、タグを使用することでユーザーにとってより利便性の高いサイトを作れるでしょう。

ページ分割されたコンテンツの対応について

Googleでは、ページ分割されたコンテンツを表示する場合の対応方法が挙げられています。目的によって対応方法が異なるため、それぞれの対応方法を詳しく見ていきましょう。

ページ分割されたコンテンツの3つの対応方法

ページが分割されたコンテンツの対応方法と、Googleによる反映結果は以下3つのパターンがあります。

対応方法 Googleによる反映結果
何もしない 複数のページの中から、検索結果に最も適切であると判断されたページが、優先的に検索結果に表示される
「すべて表示」ページを用意する コンテンツを複数のページに分けずに、すべて同じページに表示される
rel=”prev”とrel=”next”を記述する GoogleがURL間の関連性を明確に認識することで、検索結果にあったページがより正確に表示される

何もしない場合は、優先表示させるページをGoogleの判断基準に委ねます。また、「すべてを表示」させた場合は、1ページあたりの情報量が増え、その結果ページ自体が重くなる可能性があるでしょう。

その点、「rel=”prev”とrel=”next”」を使用することで、意図したページを表示させることが可能なほか、ページ分けをすることでコンテンツが読みやすくなるメリットがあります。

rel=”prev”とrel=”next”の例外

rel=”prev”とrel=”next”は、意図したページを表示させるために有効なタグですが、「すべて表示」のページが別で用意されている場合は例外です。個別のページより、すべて表示のページのほうがユーザーに好まれることから、rel=”prev”とrel=”next”を用いずに、あえてGoogleの判断に委ねるのも一つの方法といえるでしょう。

そのため、個別ページを意図的に検索結果へ反映させたい場合は、rel=”prev”とrel=”next”を使用し、コンテンツの内容をまんべんなくユーザーに読んでもらいたい場合は、Googleの対応に委ねるのがおすすめです。

rel=”prev”とrel=”next”の設定

rel=”prev”とrel=”next”をサイト内で有効に設定する場合は、まずその特性を理解しておくことが大切です。

  • rel=”next”:ページに続きがあることを示す
  • rel=”prev”とrel=”next”:ページに前後があることを示す
  • rel=”prev” :前のページがあることを示す

設定するには、サイトのHTML内にある<head>タグの中に記述する必要があります。ページごとの記述方法は、以下の通りです。

最初のページ <link rel=”next” href=”http://次のページのURL” />
中間のページ <link rel=”prev” href=”http://前のページのURL” />
<link rel=”next” href=”http://次のページのURL” />
最後のページ <link rel=”prev” href=”http://前のページのURL” />

設定する際には<head>タグ内に記述することや、ページに応じて「next」と「prev」を使いわける必要があることにも注意しながら、使用してください。

「prev」「next」に関するよくある質問

prev nextタグのよくある質問として、タグを使用しなかった場合、サイトにどのような影響があるのかという内容です。なかでも、Googleがページの前後を正しく認識できないのかという疑問を持つ人も多いでしょう。

実際には、prev nextタグを使用しなかったとしても、Googleが自動的にページの前後関係を認識することは可能です。しかし、より正確に認識させるためには、ページ評価の手がかりとなるprev nextタグの使用をおすすめします。

間違えて設定しても問題はないの?

prev nextタグを間違えて設定した場合は、Googleにタグを認識してもらえません。必要のないページにprev nextタグを記述してしまった場合や、<head>タグ以外の場所など正しい場所に記述していなかった場合は、Googleがすべてのページを検索対象として選出することになるでしょう。

その結果、サイト制作者が検索画面で表示させたいページが選出されず、違うページが表示されてしまう可能性があります。

rel=”canonical”との併用は可能?

prev nextタグは、canonicalタグとの併用が可能です。「すべて表示」のページにcanonicalタグを使用し、ページを正規化することでGoogleのインデックスの優先順位が明確になり、正当な評価を受けやすくなります。

まとめ

prev nextタグは、Googleにサイトを正しく認識させるためのツールといえます。Googleからのページ評価を最適化するためにも、HTML内に記述するようにしましょう。

その際は、タグの特性を理解したうえで、コンテンツのページごとに適切なタグを記述することが大切です。適切にprev nextタグを活用して、Googleからの評価を高めましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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