SEO対策とは

【2025年最新】SEOとは?8つの速効対策からAI時代のSEOまでプロのアナリストが完全解説!

本記事では、SEOの基本概念や仕組みと基本的な対策方法を紹介します。
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SEOとは?


SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索結果ページ(SERPs)で自社サイトの表示順位を高めて自然検索からのアクセス(オーガニックトラフィック)を増やすための施策です。

検索エンジンとは、ユーザーがインターネット上の情報を探すためのシステムのことで、代表的なサービスにGoogleYahoo!Bingなどがあります。

なかでもGoogleは圧倒的なシェアを誇り、2025年5月時点で世界全体のシェアが約90%に達しているため、SEO対策は基本的にGoogleを軸に考えるのが主流です。

SEOでは、Googleを筆頭とする検索エンジンにサイトの内容を正確に伝え、ユーザーの検索意図に応える有益なコンテンツを提供することが求められます。さらに、表示速度やモバイル対応などの技術面も含めて最適化を行うことで、上位表示や安定した集客につながります。

伊勢コメント
伊勢

SEOってすぐに成果出ないけど、ちゃんと育てたら将来は集客の柱になる感じですよね!

中原のコメント
中原

SEOは「積み上げ型」の戦略だから、継続して積み上げた施策が将来的な資産になっていくんだよね。Googleも「Helpful Content Update」で信頼性の高い情報を評価するって明言してるし、本質的な施策ほど後で効いてくるんですよ。

SEO対策の種類

SEO対策は、大きく「内部対策(オンページSEO)」と「外部対策(オフページSEO)」の2つに分けられます。

SEOの分類
  • 内部対策:Webページを最適化して検索エンジンとユーザーの双方にとって使いやすく整える施策
  • 外部対策:他サイトからの被リンクや言及を通じて「信頼性」や「権威性」を高める施策

内部・外部それぞれの対策は、さらに具体的な施策に分けられます。

サイト内部の対策
(オンページSEO)
コンテンツSEO 検索意図を的確に捉えた質の高い情報を提供するコラムを作成
テクニカルSEO HTML構造・ページ速度・モバイル対応・構造化データなど技術面を最適化
UX最適化 見やすさ・操作性・回遊性を高め、訪問者の満足度を向上させる
サイト外部の対策
(オフページSEO)
被リンクの獲得 同じ分野で信頼性のあるサイトからリンクを獲得して評価と権威性を高める
サイテーション対策など SNSやメディアなどの言及を通じてブランド認知と評判を強化する
ローカルSEO対策 Googleビジネスプロフィールの最適化などを通じて地域検索での可視性を高める

伊勢コメント
伊勢

外部対策っていうと被リンクばっかり注目しちゃうんですけど、ちゃんと内部のコンテンツとかUXも意識しないとダメなんですね⋯!

中原のコメント
中原

片方だけやって一時的に順位が上がるケースもあるけど、Googleのコアアップデートで一気に順位を落とすリスクがあるんだよね。順位が不安定になりやすいので、内部・外部の両方をしっかり整えておくことが大切なんです。

【準備】SEOを始める前に無料ツールを導入する

SEO対策を始める前に、あらかじめ導入しておくべき無料ツールがあります。これらのツールは初心者から上級者まで幅広く活用されており、効果的な分析や改善を行ううえで欠かせない存在です。

伊勢コメント
伊勢

Search ConsoleとGA4に登録しないと成果の確認も改善のヒントも見えないので、最優先で対応してください!

1. Google Search Consoleの設定・登録をする

Googleサーチコンソール画面トップ

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、Googleが無料で提供するSEO特化ツールで、検索クエリ、表示回数、クリック数、CTRインデックス状況など、検索パフォーマンスに関する詳細なデータを取得できます。

伊勢コメント
伊勢

Search Consoleって最初ちょっと難しそうって思ったんですけど、見慣れると「ここ改善したらもっと伸びそう」って気づけるんですよね。

中原のコメント
中原

Search Consoleは、Googleの一次情報が取得できるのが最大の強みなんです。このツールを使い倒せるか否かで施策の精度も大きく変わってきますね。

Google Search Consoleの主な機能
  • 検索パフォーマンスを把握
  • サイト全体のインデックス状況を確認
  • ページのクロール状況を調査
  • XMLサイトマップを送信
  • モバイル表示の問題を検出

2. GA4(Googleアナリティクス4)を登録する

GA4(Googleアナリティクス4)は、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールで、ユーザーの行動データを可視化してサイト改善に活用できます。

SEOで集客が実現した段階で「どのページで離脱が多いか」「どこでユーザーの動きが止まっているか」といったボトルネックを特定してサイトの改善につなげることができます。

伊勢コメント
伊勢

GA4って、数字だけじゃなくてユーザーの動きも見えるのが面白くて。「あ、ここでみんな離脱してる!」とか発見があると、ちょっと探偵になった気分になります(笑)

中原のコメント
中原

GA4は「気づき」を得るためのツールなんです。特に「どのくらいの時間サイトにとどまっているか」や「どこでページから離れてしまったか」といったデータって、Googleも「ユーザー満足度の指標」として参考にしてる部分なので改善できれば順位にジワジワ効いてくる可能性が高いんですよね。

GA4の主な機能
  • ユーザーごとの行動データの収集と可視化
  • イベントベースのアクセス解析(クリックやスクロールなど)
  • エンゲージメント時間や直帰率の把握
  • ページや流入元ごとの分析レポート
  • リアルタイムの訪問状況確認
  • モバイル/PC/アプリ別の行動比較
  • 重要アクションのコンバージョン設定(申込・購入・問い合わせなど)
  • Looker Studio連携によるレポート自動化

3. Bing Webmaster Toolsの設定・登録をする

bing webmaster toolのダッシュボード

Bing Webmaster Tools(BWT)は、Microsoftが提供する無料のSEO支援ツールです。登録したサイトはBingの検索インデックスに反映されるだけでなく、「Bing Chat」「Copilot」「ChatGPT(Browse with Bing)」などのAIチャットにおける情報ソースとして取り上げられる可能性が高まります。

加えて、ページの新規公開や更新情報を即時にBingへ通知してインデックスに反映できる「IndexNow」といった独自機能も備えています。

中原

情報が早く登録されないと機会損失に繋がるので、ページを即座にBingに登録できるIndexNowはAIチャット時代にはマジで超優秀な機能なんですよ!

Bing Webmaster Toolsの主な機能
  • IndexNowで更新URLを即通知して即時でインデックス
  • クリック数・表示回数・CTRなどまとめて確認可能
  • Microsoft Clarityと連携してヒートマップやセッションリプレイが利用可能
  • AIの参照ソースとして取り上げられる可能性が上がる

Google Search Consoleに登録済みのサイトであれば、「Import from Google Search Console」機能を使って、ほぼワンクリックで登録を完了させることができます。初期設定の手間も少なく、非常に導入しやすい点も魅力です。

4. Microsoft Clarity(クラリティ)に登録する

Microsoft Clarity(クラリティ)は、ウェブサイトのユーザー行動を見える化できる無料ツールです。

ヒートマップ(クリック箇所の可視化)やセッションリプレイ(ユーザーの画面操作を録画したデータ)を通じて、ユーザーの離脱ポイントや「ユーザーが無視している要素の特定」「読了率の低下ポイントの分析」「リンクだと誤解されている箇所の発見」など、ユーザー体験の課題を視覚的に特定できるのが特長です。

中原

ヒートマップって昔は「課金して使うのが当たり前」だったんですよ。それがMicrosoft Clarityが無料で出してきた時は、正直「うそでしょ?」って思いましたね。

Microsoft Clarityの主な機能
  • クリック位置・スクロール範囲のヒートマップ表示
  • セッション録画でユーザー操作を再現
  • GA4(Googleアナリティクス)との連携分析
  • GDPR対応のマスキング設定

まず取り組みたいSEOの基本施策

SEOで成果をあげるには、特定の対策だけを実施するのではなくページの構造・見やすさ・コンテンツの内容・サイト全体の整備など、幅広く対応する必要があります。

このセクションでは、検索エンジンで上位表示を狙うために必要なサイトの「土台づくり」となる基本対策をご紹介します。

1. タイトルを最適化する
はじめやすいまず取り組みたい施策

タイトルとは、HTMLのタイトルタグ(<title>)でマークアップした、検索結果やブラウザのタブに表示されるページのタイトルです。

<title>カルボナーラの作り方</title>

検索エンジン上ではタイトルテキストが検索結果の見出し(青いリンク)として表示されます。

ユーザーがクリックするかどうかを左右する重要な要素であるため、ユーザーの検索意図や文脈に合った魅力的なタイトルに仕上げることが求められます。

タイトルはSEOにおいて非常に重要な要素のひとつで、どれだけページの内容が優れていたとしてもタイトル作成に失敗していると思うような順位が得られないことがあります。

中原のコメント
中原

タイトルを軽視してると正直痛い目を見るので注意してください。Googleのアルゴリズム的にもタイトルタグの影響は未だに強いですし、ここは本気で作り込んでほしいポイントです。

伊勢コメント
伊勢

弊社のお客様でもタイトルを見直しただけで一気に順位上がるケースもよくありますもんね!簡単に見えて奥が深いのがタイトルです!

タイトル最適化の基本
  • キーワードをタイトルの前半に記述する
  • ユーザーが検索した意図にあわせたタイトルにする
  • タイトルの長さは28〜32字を目安にする
  • キーワードを詰め込みすぎない

また、Googleの公式サイトでは「ページ内容を簡潔かつ正確に示すタイトル」が推奨されています。

2. メタディスクリプションを最適化する
はじめやすいまず取り組みたい施策

メタディスクリプションとは、検索結果のタイトル下に表示されるページの要約文のことで、HTMLでは以下のように<meta>タグで記述します。

<meta name="description" content="卵とチーズで作る簡単で本格的なカルボナーラのレシピを紹介します。">

この要約文は検索順位には直接影響しないものの、ユーザーが検索結果を見てページをクリックするかどうかを判断する重要な要素です。

そのため、単なるSEO対策としてではなく、ユーザーの検索意図に合致し、興味を引く魅力的な内容に仕上げる必要があります。

メタディスクリプションの内容が的確であれば、検索結果で目に留まりやすくなり、クリック率(CTR)の向上につながります。

そしてCTRが競合より高い状態が続けば、検索順位が上がる可能性もあります。

メタディスクリプション最適化の基本
  • ページの要点がひと目で伝わる文章にする
  • 検索キーワードを自然な形で含める
  • 全角90〜110文字を目安にまとめる
  • 他ページと同じ説明文を使い回さない

Googleの公式ガイドではメタディスクリプションについて、「ページごとに固有のメタディスクリプションを設定して重複を避け、検索ユーザーがクリックしたくなるような魅力的な表現」を推奨しています。

伊勢コメント
伊勢

メタディスクリプションって1ページずつ書かなきゃいけないんで、かなり手間がかかりますよね…。ボリューム多いと特にしんどいです!

中原のコメント
中原

コラムみたいにテキストが主役のページならAIに任せてサクッと作るのも全然アリ。全部手作業だと回らないんで、うまく活用して効率化していきましょう!

以下は、ChatGPTでメタディスクリプションを作成するための汎用プロンプトです。

カッコ内に情報を入力するだけで、簡単に実行できます。

ChatGPT用サンプルプロンプト
以下の内容に基づいて、Google検索結果に表示されるmetaディスクリプションを作成してください

【目的】
検索ユーザーがクリックしたくなる、自然で内容の伝わる1~2文の説明文を作ること。

【ルール】
・全角90〜110文字程度(できるだけ100文字前後)
・ページ内容がひと目で伝わる
・タイトルと本文に沿った自然な表現にする
・主要キーワードを不自然でない範囲で含める
・煽り表現(例:「必見」「知らなきゃ損」など)は避ける
・文末は「〜です。」または「〜ます。」で終える
・メタディスクリプションとして使える1文だけを出力してください

【ページタイトル】
(ここにタイトルを記入)

【本文】  
(ここに本文をそのまま貼り付け)

まれに「AIで生成した説明文はNGでは?」と懸念する声もありますが、人間かAIが作った文章かは問題ではなく、ユーザーの検索意図に沿った魅力的な説明文であることが評価されるポイントです。Googleも、生成手段ではなくコンテンツの質を重視しています。

3. 見出しタグを最適化する
はじめやすいまず取り組みたい施策

見出しタグ(h1〜h6)は、Webページ内の情報を論理的に整理・構造化するための基本的なHTMLタグです。

<h1>カルボナーラのレシピ</h1>
 <h2>カルボナーラの材料</h2>
 <h2>作り方</h2>
  <h3>1.ベーコンを切る</h3>
  <h3>2.卵と粉チーズを混ぜる</h3>
  …
 <h2>まとめ</h2>

GoogleのSEOスターターガイドでも、見出しタグを活用してページ構造を明確にすることが推奨されています。

つまり、見出しは単なる装飾ではなくコンテンツの意味や関係性を整理する「ページの骨組み」としての役割を持っています。

見出しタグの役割と使い方
  • h1:ページ全体の主題(※原則1ページに1つ)
  • h2:セクションの区切りとなる大見出し(例:「材料」「作り方」など)
  • h3<h2>内の詳細なトピック(例:実際の作り方の手順など)を整理
  • h4〜h6:階層がさらに深くなる場合の補助的な見出し

見出しを適切に構成することで検索エンジンにページの構造や内容が正確に伝わりやすくなり、ユーザーも目的の情報をスムーズに探せるようになります。

中原

もし「見出し構成これで大丈夫かな?」って思った時は、見出しだけを抜き出して読んでみるんすよ。それでページの大まかな概要が把握できるなら、ほぼほぼ正しく使えてると思って大丈夫っすね。

見出しをきちんと設計しているページは、本文の構成も自然と整理されやすく、結果的に検索エンジンにもユーザーにも伝わりやすい良質なコンテンツになります。

4. imgタグにalt属性を設定する
はじめやすいまず取り組みたい施策

alt属性(代替テキスト)はHTMLの<img>タグに設定するもので、画像の内容を説明するテキストです。

<img href="/img/dog/" alt="ゴールデンレトリバーが広い芝生のある公園を走っている写真">

altテキストの記述例を示すためのサンプル用の写真
alt属性は、何らかの理由で画像がブラウザに表示できないときやスクリーンリーダーを利用する際に、どのような画像であるかを伝える役割を持ちます。WCAG 2.1(Webコンテンツをすべてのユーザーにとってアクセスしやすくするための国際的なガイドライン)でも、アクセシビリティの基本要件としてalt属性の設定を推奨しています。

伊勢コメント
伊勢

Google公式の「Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス」でも推奨されていて、検索エンジンに内容を伝える大事な手がかりって説明されてます。altテキストがあるかないかで評価のされ方に差が出ることがあります。

alt属性がSEOに与える主な効果
  • 検索エンジンが画像の内容を理解できる
  • 適切なalt設定によりGoogle画像検索にランクインしやすくなる
  • リンク画像のaltはアンカーテキストとして扱われる

alt属性は、SEO対策・アクセシビリティ対応の両面から重要な要素です。

まずはコンテンツ上で意味を持つ画像に対し、簡潔かつ内容が伝わるaltテキストを設定することから始めましょう。

5. 正規URLを指定する
少し工夫が必要導入しておきたい施策

Webページには、内容が同じにもかかわらずURLが異なる「重複ページ」が発生してしまうことがあります。

たとえば、以下のようなURLバリエーションは、どれも同じページ内容を表示する場合があります。

https://example.com/
https://www.example.com/
https://example.com/index.html
https://example.com/?ref=twitter

Googleは基本的にURL単位でページを評価するため、これらが別々のURLで存在すると「別ページ」として認識され、評価が分散してしまう可能性があります。

中原のコメント
中原

こうした評価の分散を防ぐには「このページが本命です」と検索エンジンに伝える「URLの正規化」設定が必要です。
Google公式でも、こうした正規化は「重複ページ対策として強いシグナルになる」と明言しています。

伊勢コメント
伊勢

なるほど!評価がバラけてしまうと、本来1ページ目に出るはずのページが20位、30位とかに落ちちゃう可能性もあるってことなんですね。

正規URL(評価を集約したいURL)を検索エンジンに伝えるには、<link rel=”canonical”> タグ(カノニカルタグ)を使用します。これはHTMLの<head>内に記述し、「このページの評価はこのURLに集めてください」と明示する役割を果たします。

<link rel="canonical" href="https://example.com/">

検索エンジンは、この指定を参照して複数URLに分散していた評価を正規URLへ統合し、検索結果にもそのURLを表示するように調整します。

6. XMLサイトマップの作成・登録
少し工夫が必要まず取り組みたい施策

XMLサイトマップとは、Webサイト内のURL構造を検索エンジンに効率よく伝えるためのファイルです。

下記のような形式でページのURLや最終更新日を記述します。

<url>
  <loc>https://example.com/page1</loc>
  <lastmod>2025-05-01</lastmod>
</url>

特に、ページ数が多いサイトや更新頻度が高いサイトの場合、検索エンジンにページの存在を伝える手段として有効です。

Googleの公式ガイド「サイトマップについて」では以下のようなサイトに対してXMLサイトマップの活用が推奨されています。

サイトマップの利用を推奨しているサイトの特徴
  • サイト内のページ数が多い
  • サイト構造が複雑で一部のページに内部リンクが張られていない
  • 新規ページや更新が頻繁に発生する
  • 動的に生成されるURLが存在する

XMLサイトマップを登録してもインデックスされる保証にはなりませんが、検索エンジンがページを発見しやすくなるため、クロール効率の改善とインデックス促進に寄与します。

中原のコメント
中原

例えば、トップページから何回もクリックしないと辿り着けないような深い階層のページって、クローラーが見つけにくいんですよ。そういうページも、XMLサイトマップに記載しておけばGoogleにしっかり伝えられるんです。

伊勢コメント
伊勢

クローラーに見落とされやすいページを補助できるんですね。しかも、正しく設定しておけば新しいページも早めに気づいてもらえるってのは安心感があります!

また、XMLサイトマップはWordPressなら「XML Sitemaps」や「Yoast SEO」といったプラグインを利用すると自動で生成ができます。

新規公開後、すぐにGoogleにインデックスされたいページがある場合はサイトマップ経由で通知しておきましょう。

7. robots.txtの設置と活用
少し工夫が必要まず取り組みたい施策

robots.txtは、検索エンジンのクローラー(Googlebotなど)に対して「どのページのクロールを許可するか・許可しないか」を指定するファイルです。

適切に設定することで、意図しないページのインデックスを防いだり、クロールリソースの無駄を減らしたりすることができます。

robots.txtの記述例

User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /search/
Allow: /public/
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml

たとえば、管理画面や検索結果ページ、重複ページ、内部検索URLなどをブロックしておくことで、SEO上不要なページがGoogleに登録されるのを防げます。

中原

robots.txtはサイトの「立ち入り禁止区域」を決める張り紙みたいなもんですね。間違って重要ページをブロックしちゃうとインデックスされなくなるから要注意です。

robots.txtの活用が有効なサイト
  • 管理画面や会員専用ページなど見せる必要のない領域が存在するサイト
  • ページ数が多く、クロールの優先順位を整理したい中規模〜大規模サイト
  • 開発・ステージング環境が公開状態になっている可能性があるサイト

robots.txtファイルは、サイトのルートディレクトリ(例:https://example.com/robots.txt)に設置する必要があります。
Google Search Consoleの「robots.txt テスター」機能で記述のテストや確認も可能です。

8. 構造化データマークアップ(Schema.org)の導入する
少し工夫が必要成果につながりやすい施策

構造化データ(JSON-LD・Schema.org)は、「このテキストは○○を意味する」と検索エンジンに明示する仕組みです。対応するコードをHTMLに追加するだけで、ページ内容を正確に理解させることができます。

"ECサイトの商品向けコード例"
<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Product",
  "name": "高性能ノートPC",
  "brand": {
    "@type": "Brand",
    "name": "ExampleBrand"
  },
  "offers": {
    "@type": "Offer",
    "price": "129800",
    "priceCurrency": "JPY"
  },
  "aggregateRating": {
    "@type": "AggregateRating",
    "ratingValue": "4.5",
    "reviewCount": "128"
  }
}
</script>

構造化データは、検索エンジンの理解を助けるだけでなく、ナレッジパネルやリッチリザルト(強調スニペット・FAQ表示など)にも活用されるため、CTR(クリック率)向上にもつながります。

中原のコメント
中原

最近はChatGPTPerplexityAI Overviewsなどの生成AI系の検索でも構造化データが重要視されるようになってきました。情報が構造化されているとAIに正確に伝わりやすくなるんです。

伊勢コメント
伊勢

構造化されてるとAIが内容を正確に理解しやすくなるから、引用や要約で取り上げられやすくなるってことですね!それって検索流入やブランド認知の向上にも繋がりそうですね!

導入は、Googleが推奨する「JSON‑LD形式」でHTMLに埋め込むだけでもOKです。

記述したコードは、公式のリッチリザルト テストで簡単に検証できます。HTMLの基本知識があれば比較的導入しやすい施策です。

9. HTTPS対応(SSL証明書の導入)
専門的な知識が必要まず取り組みたい施策

HTTPS対応とは、ウェブサイトとユーザー間の通信をSSL証明書により暗号化する仕組みです。

送受信されるデータが第三者による盗聴・改ざんから保護され、ユーザーに安心感と信頼を提供できるサイトになります。

中原

HTTPSをランキングシグナルに採用するとGoogleが発表したのが2014年。そこから10年、今や検索上位の95%以上がHTTPS対応というデータが出ており、常時SSLはもはやSEOの前提条件。未対応では、スタートラインにすら立てないと言っても過言ではありません。

GoogleのTransparency Reportによると、Chromeで読み込まれるページの約90%以上がHTTPS対応という状況で、世界のWebサイトが対応を進めている現状を示しています。

また、レンタルサーバーを利用している場合、多くのホスティング会社がLet’s Encryptなどの無料SSLを手軽に導入できる仕組みを提供しており、技術的な負担は最小限に抑えられます。

10. モバイルフレンドリー対応
専門的な知識が必要導入しておきたい

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでの閲覧を前提に、文字サイズやボタンの配置、レイアウトなどが見やすく、操作しやすく最適化されたページのことを指します。

Googleは2018年にモバイルファーストインデックス(MFI)を正式導入し、検索順位の評価対象をPC版からモバイル版に切り替えました。モバイル未対応のページは、検索順位が下がるリスクが高くなります。

中原のコメント
中原

MFIが導入されたことで、基本、モバイル版での表示をベースに評価されるようになりました。だから、PCで見たら綺麗でもスマホで見にくいと評価は下がる。Googleの公式ブログでもトラフィックが大幅に減少する可能性があると明言されてますし、SEOにおいては基本中の基本ですね。

伊勢コメント
伊勢

たしかにPCで作業してるとスマホでの表示確認ってうっかり忘れちゃうんですよね…。でも評価がモバイル基準ってことなら、制作段階からスマホでの表示や操作感を意識しておかないとダメですね。

WordPressやWixなどのCMSを利用しているサイトは自動でモバイルフレンドリーに切り替わっているため、改めて対応する必要はほぼありません。

一方で、古くから運営しているCMSを利用していないサイトはモバイルフレンドリーへ対応する必要がでてきます。

対応が必要なケース
  • WordPressなどCMSを使わず古いHTMLで作られたサイト
  • 拡大しないと文字が読めない・ボタンが押しづらいレイアウト
  • 2015年以前のWordPressテーマでモバイル最適化が不十分なもの

モバイルフレンドリーへの対応状況の確認はSearch Consoleの「ウェブに関する主な指標」で確認できます。

良好な状態であれば問題なく、「改善が必要」「不良」なページが存在している場合は、改善箇所を確認して適宜修正を加えていきましょう。

11. サイトの表示スピードの改善
導入しておきたい成果につながりやすい

ページの表示スピードとは、ユーザーが検索結果に表示されたリンクをクリックしてから、ページ内の主要なコンテンツが画面に表示されるまでの速さを指します。

Googleは2018年の「Speed Update」で、ページの表示速度が極端に遅いサイトの評価を下げる仕組みを検索アルゴリズムに導入したことを公式に発表しました。

中原のコメント
中原

Speed Updateが導入された背景には、スマホの普及と地域ごとの通信環境の格差があります。特にアフリカや東南アジアでは3Gが主流でページの読み込みが遅いとユーザー体験が大きく損なわれてたんですよね。

伊勢コメント
伊勢

Googleも「どのユーザーにも公平な検索体験を」ってことで極端に遅いページは順位を落とすようにしたんですね〜。スピードって見落としがちだけど、ちゃんと対策しないと損しちゃいますね。

また、Googleのジョン・ミューラー氏は、ページの表示スピードに関するアルゴリズムについて以下のように説明しています。

ページ速度はランキング要因ではあるが、他の要素が同程度の場合に順位を左右する“タイブレーカー”として作用することもある。

タイブレーカーとは、Googleが検索順位を決めるときに、評価がほぼ同じページ同士の順位を決定する「最後の決め手」として使われる要素のことです。つまり、コンテンツ内容や関連性が同じレベルであれば、表示速度が速いほうが上位に表示されやすくなります。

表示スピードの改善には専門的な技術が必要なケースもありますが、まずはGoogle公式の「PageSpeed Insights」で現状のスコアを確認し、できるものから対応していくのが現実的です。

このツールは、読み込み速度のスコアだけでなく「改善が必要な項目」や「具体的な修正提案」も表示されるため、初心者でも優先順位をつけて対応できます。

12. 広告の掲載数やと掲載方法を見直す
はじめやすい状況により検討する

Googleは広告がユーザー体験を損ねていないかを、検索順位を決めるうえでの重要な評価軸としています。

特にファーストビュー(ページを開いてすぐに表示される範囲)に広告が多く、本文が見えづらいと順位が下がるリスクが向上します。

この評価方針は、2012年に導入された「ページレイアウトアルゴリズム」によって明確化されており、現在も継続して検索評価に影響を与えています。

中原

昔からずっとGoogleは「スクロールしなくても本文が読める設計」を求めていて、広告がそれを邪魔してる構造はNGなんですよね。最近はCore Web VitalsでCLS(コンテンツレイアウトのずれ)も加わって、さらに厳しくチェックされるようになってます。

また、検索品質評価ガイドラインでも、「広告が本文よりも目立ちすぎているページは低品質」と定義されています。

問題は広告の「数」ではなく、「どこに」「どれだけ」「どう配置されているか」です。

広告の掲載見直しポイント
  • ファーストビューの大半が広告ではないか?
  • コンテンツより広告が目立っていないか?
  • 読み込み時に広告がずれて表示(CLS)されていないか?

まずはGoogle公式の「PageSpeed Insights」や「Lighthouse」で、CLS(Cumulative Layout Shift)のスコアを確認しましょう。

広告表示によるズレが多い場合、ユーザー体験の不安定さがSEO評価の低下につながることがあります。

13. カスタム404ページを作成する
少し工夫が必要導入しておきたい

404ページとは、ユーザーがアクセスしたページが存在しない場合に表示されるエラーページで、ページが削除や移動、間違ったURLにアクセスしたタイミングで表示されます。


上記のように、404ページに「Not Found」だけが表示される状態では、ユーザーはなにも操作できず、ページを離れるしかありません。

Googleは、ユーザーがスムーズに目的の情報へたどり着ける導線設計(ナビゲーションやサイト構造)を重視しており、404ページでのユーザー体験(UX)を整えることもSEO対策の一環としています。

カスタム404ページは、ユーザーがサイトを離れてしまうのではなく、目的の情報を見つける手助けになる
参考:Google Search Central Blog – Make your 404 pages more useful

そのため、カスタム404ページと呼ばれる、ナビゲーションや検索ボックスなどを配置し、ユーザーの行動をサポートできるように設計された、サイト専用にデザインされた404ページの作成が推奨されています。

カスタム404ページの基本設計
  • アクセスしたページが存在しないことを明確に伝える
  • 行き止まりのページにならないようにトップページや人気ページへのリンク、検索フォームを設置する
  • 他のページと同様にヘッダーやフッター、ナビゲーションを表示する

中原のコメント
中原

404ページってユーザーが離脱しやすいポイントなんですよね。そこでナビゲーションや人気記事への導線を用意してあげると、回遊率が上がり直帰率が下がる。こうしたユーザー行動の改善はGoogleが評価する「良いUX」としてプラスに働くんですよね。

伊勢コメント
伊勢

Googleのジョン・ミューラーさんも「ユーザーが他のページに移動しやすい404ページは望ましい」って言ってましたね!Googleの中の人が言うなら、ちゃんと作らなきゃって思います!

SEO対策をおこなう4つのメリット

ここまでSEOについて説明してきましたが、SEO対策をおこなう具体的なメリットについても押さえておきましょう。SEO対策をおこなうメリットは以下の4点です。

  • サイトへ継続的にアクセスを集められる
  • サイトからの収益が生まれやすい
  • 質の高いユーザーをサイトに呼び込める
  • 中長期的にサイトのファンが生まれる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

もちろん、サイトを運営する目的によってSEOで得られるメリットは異なります。

ただし、インターネットを活用してビジネスをするのであれば、サイトのアクセスを集めることは必須です。

サイトのアクセスを増やすための手段として、SEO対策は検討すべき施策と言えます。

サイトへ継続的にアクセスを集められる

まず1つ目のメリットはSEO対策をおこなうことで、WEBサイトへ継続的にアクセスを集めるられることです。

検索需要のあるキーワードであれば、検索ボリュームと順位に応じて、一定数のアクセスを継続的に集めることが可能です。

SEO対策の結果、WEBサイトが1位に表示できれば、仮に5位で表示される場合よりも、多くのアクセスを集めることができるでしょう。

なぜなら、検索したユーザーは基本的に上位の記事からアクセスをする傾向にあるからです。

SNSの投稿に代表される、いわゆるフロー型のコンテンツと異なり、SEO対策がなされているコンテンツは検索順位に基づき、絶えずアクセスが集まるいわゆるストック型のコンテンツです。

継続的にコンテンツを作っていけば、WEBサイトそのものが継続的にアクセスを集めてくれる「資産」となります。

サイトからの収益が生まれやすい

SEO対策をおこなう2つ目のメリットはWEBサイトからの収益が生まれやすいことです。

1つ目のメリット(サイトへ継続的にアクセスを集めることができる)とも繋がりますが、特定のサイトに継続的なアクセスを集めることができれば、その内の何人かは直接商品を買ってくれる可能性があります。

BtoBビジネスの場合は問い合わせや資料のダウンロードが定期的に発生し、その後の成約にまで繋がることもあるでしょう。

質の高いユーザーをサイトに呼び込める

SEO対策をおこなう3つ目のメリットは質の高いユーザーをサイトに呼び込むことが可能になることです。

いくらサイトにアクセスを集められたとしても、収益に繋がらなければ、あまり意味がありません。

Googleなどで検索するユーザーは何かしらの情報が得たい、商品やサービスを買いたい、どこかに出かけたいなど、ニーズが明確なユーザーです。

そのような「行動が明確化された」質の高いユーザーをサイトに呼び込む機会が増えるわけです。

中長期的にサイトのファンが生まれる

SEO対策をおこなう4つ目のメリットは中長期的にサイトのファンが生まれることです。

ユーザーにとって役に立つコンテンツ、価値あるコンテンツを作り続けることは、結果的にユーザーとの信頼関係構築につながります

コンテンツを通じて、ユーザーとの接触頻度が増えると、ユーザーはサイトまたは執筆者を信用・信頼し、ファンになってくれる可能性も高くなります。

SEO対策をおこなう3つのデメリット

ビジネスをおこなう上で、SEO対策の実施には大きなメリットがある一方、デメリットも少なからず存在します。SEO対策をおこなう上でのデメリットは以下の3点です。

  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • 運営体制を整えるために、人的リソースが必要になる
  • 業種や業態などによって上位表示させる難易度が異なる

SEO対策にあたっては、社内のリソースやビジネスモデル等の自社の状況を鑑み、慎重に進める必要があります。

もちろん、長期的視点で安定した事業を作りたいのであればSEO対策は必須と言っていいでしょう。

成果が出るまでに時間がかかる

SEO対策をおこなう際のデメリットの1つ目は成果が出るまでに、どうしても時間がかかってしまうことです。

新規でWEBサイトを立ち上げた場合、仮に1つ目の記事の内容が素晴らしかったとしても、サイト内に関連するコンテンツも少なく、WEBサイトのドメイン運用歴も浅い状態なので、Googleからの評価を得られません

成果が出るまでにはSEOのポイントを押さえながら、一定数のコンテンツを作っていく必要があります。

Googleのサーチコンソールヘルプ SEOのスターターガイドの中でも、

成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4か月から1年かかります。

と記載されています。

運営体制を整えるために、人的リソースが必要になる

SEO対策をおこなう際のデメリットの2つ目は運営体制を整えるために、人的リソースが必要になる点です。

まず、自社内でSEOを推進していく場合、SEOの領域に詳しい人材が最低限必要になります。

もちろん、一人でSEO対策を推進していくには限界があり、内製で進めるのか一部の業務を外注するのかに関わらず、人的リソースを確保する必要があるでしょう。

業種や業態などによって上位表示させる難易度が異なる

SEO対策をおこなう際のデメリットの3つ目は業種や業態などによって上位表示させる難易度が異なることです。

例えば、非常にニッチかつ競合があまりSEO対策を実施していないような市場の場合、SEO対策に取り組めば、比較的簡単に成果が出るかもしれません。

ですが、例えば「ダイエット市場」のような沢山の商品やサービスがひしめき合う市場の場合は、SEOに取り組んでいる事業者も多く、サイトを上位表示させることは容易ではないでしょう。

自社内の状況と、競合を把握した上でのSEO戦略が成功の鍵を握ります。

GMO TECHのSEOコンサルティングでは、ヒアリングの上で競合調査・サイトの問題点分析を徹底的におこないます。上位表示だけでなく売上アップを目指したコンサルティングをご提供いたします。SEO業者、Web集客の代理店選びでお悩みならまずはお気軽にお問い合わせください。

SEO対策にかかる費用は?

上述したように、SEO対策は大きく「コンテンツSEO」「内部SEO」「外部SEO」の3種類に分けられます。基本的に、SEO対策は自分一人でも実践可能です。

ただし、より本格的にSEO対策に取り組む場合、外部に協力を依頼することも選択肢の一つに入るでしょう。その場合、総合的にSEO対策を行う「SEOコンサルティング」や、新たなサイト設計の際に必要な「調査・分析・企画」を依頼する「SEOサイト設計」なども費用に加わります。

以下がおおよその費用相場です。

SEO対策内容 費用相場
SEOコンサルティング費用 10万~50万円程度
コンテンツSEO費用 5万~30万円程度
内部SEO対策費用 10万~100万円程度
外部SEO対策費用 1万~15万円程度
SEOサイト設計費用 10万~100万円程度
以下の記事で、SEO対策の費用相場についてより詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
関連記事:SEO対策にかかる費用はどれくらい?気になる相場を詳しく紹介

Googleが重視するコンテンツの評価基準

SEOで成果を出すためには、Googleが重視するSEOの評価基準を理解することが極めて重要です。また、Googleの評価基準を踏まえながら、「ユーザーが求める、価値ある良質なコンテンツを作る」ことが重要になってきます。

もちろん、良質なコンテンツさえ作れば、必ず検索上位に表示されるのか?というと、そういうわけではありません。

ユーザーを理解することに加えて、検索順位をコントロールするGoogle検索の仕組みに対する理解も必要となります。

Googleが掲げる10の事実

Googleは、今後も幾度となく、検索結果に対するアップデートや、アルゴリズムの変更を実施していくでしょう。アップデートにより検索結果に変動が起きた場合(特に順位が下がった場合)は、何らかの対策を講じなければならない可能性もあります。

ですが、Googleが掲げる10の事実をもとに、「ユーザーが求める、価値ある良質なコンテンツを作る」ことが最も大切なことに変わりはありません。

  • ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  • 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  • 遅いより速いほうがいい。
  • ウェブ上の民主主義は機能する。
  • 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  • 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  • 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  • 情報のニーズはすべての国境を越える。
  • スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  • 「すばらしい」では足りない。

評価基準①「E-E-A-T」

E-E-A-T

Googleは、「どのようなページを高く評価したいか?」を175ページにわたり記載した「検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)」を定めています。SEOに携わる担当者には、とても重要な資料です。

Googleは、検索品質評価ガイドラインの中でも、特にE-E-A-Tを重視しています。

E-E-A-Tとは、

  • Experience(エクスペリエンス)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

の頭文字を取ったものです。

コンテンツを作る際は、これらの4つの要素をしっかり取り入れることで「良質なコンテンツ」として評価されやすくなります。

E-E-A-Tに関して詳しくはこちらの記事で紹介しています。
関連記事:E-E-A-T(旧E-A-T)をわかりやすく解説|構成要素や対策方法も

評価基準②「YMYL」

YMYLはYour Money or Your Lifeの略語で、「人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマ」を指します。

これらのテーマに関連するコンテンツに誤情報が含まれていると、ユーザーの生活にネガティブな影響を与える可能性もあります。

特にYMYLの関連記事を扱う場合、E-E-A-Tを徹底して質を追求しましょう。

YMYLに関して詳しくはこちらの記事で紹介しています。
関連記事:YMYLとは?これからのSEO・サイト運営で気をつけるべきポイントを解説

評価基準③「不正をしない」

Googleが定めるガイドラインに反して、正攻法を用いずに上位表示を狙う手法を「ブラックハットSEO」と呼びます。

検索エンジンの精度がまだ低かった時代、このブラックハットSEOが横行していました。

Googleの検索アルゴリズムをかいくぐり、記事品質を蔑ろにしたWebサイトを作成して上位表示させていたのです。

現在では無効であるどころか、こうした不正行為はペナルティとなっています。

あくまでもユーザーファーストの高品質なコンテンツを作成することに重きを置く姿勢が重要です。

ブラックハットSEOに関して詳しくはこちらの記事で紹介しています。
関連記事:ブラックハットSEOとは?ホワイトハットSEOとの違いや有効性について解説

アルゴリズムアップデートを理解する

Googleは、理想の検索エンジンに進化すべく、アルゴリズムやランキングのロジックを日々見直し、アップデートしています。

そのほとんどが些細な変更ですが、年に2~4回程度、「コアアップデート」と呼ばれる大規模な改良がおこなわれます。

アルゴリズムアップデートは広範囲に大きな影響を及ぼすことが多く、Googleは実施前に周知をおこないます。

WEBサイト運営者は、これらをタイムリーにキャッチし、正しく内容を理解することが重要となります。

アルゴリズムそのものを修正するアップデート

  • コアアップデート(コアアルゴリズムアップデート)
  • パンダアップデート
  • ペンギンアップデート

デジタルの進化や時代の流れに合わせて、指標を追加・修正するアップデート

  • モバイルフレンドリーアップデート
  • ページエクスペリエンスアップデート

WEB上で発生する様々な問題を解決するためのアップデート

  • ペイデイローンアップデート
  • 医療健康アップデート

【2025年最新】Googleコアアップデート情報

コアアップデートは2024年に計4回行われましたが、本日(2025年3月14日時点)、2025年最初のアップデートが展開されました。

公式のXを見る限り、過去のコアアップデートと大きな違いは見られません。

ただし、LinkedInに、以下のような情報が掲載されていました。

・あらゆる種類のサイトから、検索ユーザーにとってより関連性が高く満足度の高いコンテンツを提供するための定期的な更新
・今年を通じて一連の改善を行い、クリエイターのコンテンツをより多く表示できるよう取り組みを続ける
・すでに実施された改善もあり、今後さらに追加される予定

「あらゆる種類のサイト」と書かれている通り、サイトの大小を問わず、より高品質なコンテンツをユーザーに届けていくというGoogleの思想が垣間見られます。

予定通りに進めば、最長2週間でロールアウトとのことです。

関わるサイトの変動を注視しましょう。

これまでのGoogleコアアップデートに関して詳しくはこちらの記事で紹介しています。

【まとめ】SEO対策の基本手法をマスターしよう

今回は、SEOの意味や目的を踏まえて、具体的なSEO対策手法についても紹介してきました。
「SEO」と言っても、具体的なSEO対策手法は

  • テクニカルSEO
  • コンテンツSEO
  • 外部施策SEO

の3つに大別できます。

実際にSEO対策を進めていくかどうかを検討する際は、メリットとデメリットを理解した上で、判断すると良いでしょう。

SEOはサイトに継続的なアクセスを集め、何らかのコンバージョン数を増やすことで、結果的に売上の向上に繋げられるメリットがあります。

一方、SEOで成果が出るまでには一定の期間が必要であり、人的リソースを割く必要があるという、ある種のデメリットを理解した上で、施策を行うか否かの判断が必要です。

更に、SEOで成果を出すには、ユーザーにとって良質かつ価値あるコンテンツを作ると共に、Googleの理想とする考え方やGoogleの検索アルゴリズムについて理解する必要があります。

具体的には、

  • Googleが掲げる10の事実を踏まえたコンテンツを作成する
  • Googleの検索順位が決まる仕組みを理解する
  • E-E-A-T を満たすページやコンテンツを作成する
  • 検索アルゴリズムは定期的にアップデートされ続ける

ことを理解した上で、ページやコンテンツの作成が必要です。

そして、最後にSEOでまずやるべき8つの基本対策をご紹介しました。改めておさらいすると、次の通りです。

  • 適切なキーワード選定
  • 内部リンクの設計
  • <title>(タイトル)タグ・<hx>のルール
  • コンテンツの質と量
  • 被リンク対策(外部対策)
  • スマホでのユーザビリティ
  • ページスピードの改善
  • キーワードの見直し、コンテンツのリライト

SEOの対策としては、どれも基本中の基本となりますので、SEO初心者はまずこの8項目から1つずつ取り組むようにしてみましょう。

プロフィール
中原 卓馬(なかはら たくま)
GMO TECH株式会社 執行役員/マーケティング統括 中原 卓馬(なかはら たくま) 中原 卓馬(なかはら たくま)のウェブサイト 中原 卓馬(なかはら たくま)のFacebook
15年の業界経験を持つSEO・グロースマーケティングの専門家。これまでに医療・金融・SaaSなど200以上のサイトでSEO支援を行い、平均オーガニック流入+87%、売上4倍の成果を創出。 現在はGMO TECH株式会社にてアルゴリズム研究室の室長を務め、マーケティング戦略を指揮する。
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